指導実践の掛け声

 それぞれのトレーニングにいろいろな "Key Factor"がありますが、例えば「観る」をテーマにした場合、余計なものを除去し「観る」というKey Factorにフォーカスしてコーティングすることが大切です。(ゲーム中の観る: ボール/ ゴール/ 味方/ 相手/ スペース/ 自分の位置)
 コーチングでは「あれもこれも」言いたくなりますが、指導者はフォーカスすべきもの以外目をつぶる勇気が必要です。何度か類似のコーティングして改善されない場合、フリーズして修正をします。フリーズした場合は必ずデモンストレーションを行います。但し、意識したプレーで失敗しても「褒める」こともとても大切であることを指導者は忘れてはいけません。

指導実践の声掛け
<向上させる鍵>
目的
質(正確性)
連続性(プレーの確保)
運動量
アニメーション(活性化させる)
デモンストレーション
コレクション(修正)


できないなら原点に戻る
例:パス&コントロール
  ・ゆっくりやらせる
  ・コントロールができない(足首の面をまっすぐに、立ち足の柔軟性、タイミングが早い場合は、体を押さえてタイミングを計らせる等)

動きながらコントロールする
・動きながら〜
・止まらないで!
・タイミング 早すぎると駄目だぞ
・溜めておく
・タイミング良く入って、止まらないでコントロール、待ってコントロールしない
・コーンの前でうまくコントロールして、パス

ボールに寄る
・ボールに寄る、止まらないでコントロール
・ボールに寄りながら、止まらない

動きながら観る
・ボール移動中に観ているか〜
・何を観る〜、どこを観る、タイミングを考えよう
・コントロールの後観ているか〜、顔上げてインフォメーションを送っているか〜?

パスの正確性
・パスは正確に、コーンとマーカーの間をしっかり通す
・コーンを狙う
・前を向かせるパス出してるか

パスの強さ
・パスの強さ 意識して
・パスの強さはどうだ? いい大勢でしっかりボールを蹴る たたく
・試合中 そんなパスじゃ通用しないぞ もっと強いパス
 →失敗を恐れず強いパスをトライさせる

パス&ムーブ
・パスした後は止まらない パスした後、次に動く

コントロールからパスまで早く
・すぐパス出せる位置にコントロールする
・トントンとしたリズム

パス&コントロール
・動きながらターン、コントロール
・いろいろなターンをしてみよう!
・動きながら〜 止まってコントロールしない!
・動きながら相手をかわす
・大きなターン ボールと体が離れない

ボールに寄る
・ボールに寄る 止まらないでコントロール
・ボールに寄りながら、とまらない

動きながら観る
・ボール移動中に観ているか〜
・ボールを受ける前に観ているか〜
・パサーは顔を上げているか〜 インフォメーション送って!
・どこを いつ どのタイミングで観るか 考えよう

正確性
・慌てない 正確に
・ボールを失わない
・前を向こう
・駆け引きからバランスを崩さない

パスの質
・パスのタイミング 強弱はどうだ〜
・前を向けるパスか〜 角度を考えろ!
・足元 スペース どこに出すか考えろ!
・パサーは顔を上げてインフォメーションを送れ!

パス&ムーブ
・パスを出したら終わりじゃないぞ!
・パスした後 すぐに次のプレーに移る

コントロール〜パス
・すぐにパスを出せる位置にコントロール
・先に観ておく

動き出しのタイミング
・駆け引きしてもっと大きな動き
・アクションからパスを引き出せ!
・どこを狙ったら相手が一番困るんだ〜 相手の裏もあるぞ〜
・戻って受けるだけか〜 相手の困る位置 背後も意識させる

距離感
・パサーが寄りすぎると 苦しくなるぞ!
・角度、強弱を考えられる距離


計画的に攻撃する
組み立て→スピードアップ チャンスを作る
動くことが大切
お互い観て(選択肢を多くする)いつ、どこへ、誰がいく

・GO
・正確に
・最初ボールをもらった時 どうだった?フリーだった時にこうやってブールを止めちゃって 相手が何かしてきたから 自分でドリブルしたけど これだったら先手とれないよ!相手がきてからではなく、前にスペースがあれば自分でボールを動かしながら探していこう
・止まってコントロールすると苦しくなるぞ
・ボールに何回も何回も触れてフェイントかけてるけど全然ポジションかわてないよ〜 もっとスペースを使ってボールを動かしながらプレーしよう。
・ボールきてから考えている ボールが来る前にどこにフリーな選手がいるか どこにコントロールできたら相手が困るか ボールが来る前に考えて
・パス出して終わっていないか パス出したあとは必ず次に動いてあげて

パスが意図的に回っているのか見極めることが重要

シュート
しっかり狙ったところに蹴ることを強く意識させる

・顔を上げて観て コースを狙う
・シュートを打った後 集中切らすな リバウンドもあるぞ
・立ち意思の柔軟性 位置 フォローするー「まで修正

コントロールからシュートまで早く、顔を上げてコースを狙うことなど意識させる

攻撃の優先順位
ONの状態 ドリブルかパスかの選択 事前にプランをもっているかの確認も


ドリブル
・なんとなくドリブルするな
・ゴールを目指せ
・相手を突破
・パスコース作り

パス
・パスの優先順位は味方と相手の状況で変わっていくぞ
  <パスの優先順位>
  1.相手の背後
  2.前方へのパス(前を向かせる)
  3.前方へのパス(守備者から遠い足へ)
・パスはどこを狙ったら相手が困る?
・相手の背後 ダイレクトプレーの意識
・横パス、後方へのパス(ビルドアップ 再構築)
・ギャップをうまく使って

OFFの状態 動きの優先順位
・相手の背後 前方でパスを受け取る(前を向く) 攻撃方向への厚み
・チェック 三角形の形成 幅を利用

厚みを教える
・FW2人が同時に下がる: 2人同時に下がってうけようとしたけどどうだった? 受けようとすることは悪くないけど 一人が高い位置にいったらどう?相手は嫌だよな〜 ギャップもできるぞ お互いのコンビネーションを考えよう!

幅を教える
・守備への働きかけから 守備は何処を守る ゴールを守るため中央を空けない
・DFは何処を守る ゴールだよな どうしたらいい
・相手とゴールのライン上 すなわち絞って集中・集結→攻撃時の広がり(幅)を教える

守備の優先順位 ボールを積極的に奪う(守備への働きかけ)
ボールを持っている相手に対して

・相手とゴールを結んだライン上
・ボールを注視する
・プレッシャーをかける

ボールをもっていない相手に対して
・相手とゴールを結んだライン上
・相手とボールを同一視できる身体の向き
・チャレンジ可能で裏を取られないよう相手との距離を保つ

アプローチ
・ボール移動中に寄せる、インターセプト、タックル、振り向かせない、ディレイ

GKへの働きかけ
・指示、ポジショニング、基本技術
・指示によりDFでクリ止められるとGKは楽だよ!
・眼の前の大きなスペースはGKの責任だよ、だったらポジショニングどうする?



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?