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映画感想文「RRR」 熱い熱い熱い!

配信レンタルで「RRR」を鑑賞しました。
感想を書いてみようと思います。

この作品は2022年秋公開なのだけど、今も映画館で上映されています。(2024年3月21日時点)
ナートゥダンスが話題になりましたよね、アカデミー賞の歌曲賞もとってます。

「すごいすごいすごい」と自分もその噂は聞いていたのだけど、なにせ上演時間が3時間。
その上演時間に臆して今まで見てこなかったのだけど、最近個人的事情により時間に余裕があるので、2日にわけて鑑賞するに至ったのでございます。イエイ。

2022年 インド
監督 S・S・ラージャマウリ

1920年、英国植民地時代のインド。英国軍にさらわれた幼い少女を救うため立ち上がったビームと、大義のため英国政府の警察となったラーマ。それぞれに熱い思いを胸に秘めた2人は敵対する立場にあったが、互いの素性を知らずに、運命に導かれるように出会い、無二の親友となる。しかし、ある事件をきっかけに、2人は友情か使命かの選択を迫られることになる。

映画.comより

確かにすごかった。
そして熱かった。熱い熱い熱い。
タイトルでRが3つ並んでいるので、何でも3回繰り返したくなるのです。

物語は、インドの人たちが支配国であるイギリスの圧政に対抗するもの。
まあ支配国のイギリス人たちのやることが最低で、ある部族の娘をさらったり、また他の部族を理由なくせん滅したりします。
それに対してマッチョなインド男2人が拳をあげ、それぞれの想いを胸に超人的な大立ち回りを繰り広げる。
それをスローモーションを駆使したエモいエモいエモいアクション演出で3時間魅せる。
いや、熱いっす。熱い熱い熱い。

料理で例えるなら、脂脂脂っこい料理を3時間食べさせられる感じ。
もう満満満腹必至、話題になるのもうなずけます。
ナートゥダンスはキレキレで真似したくなりますしね。
エンドロールまでサービス精神たっぷりで、ほんとに楽しい時間でございました。

ただ水を差すようで申し訳ないのだけど、1920年を舞台に場所を東アジアに移せば、日本が朝鮮半島の人たちを帝国主義的に支配していた時代。(日韓併合は1910年)

この作品ではインド対イギリスでイギリスが悪役だけど、東アジアでいえば日本が悪役になる。
フィクションだし、インドとイギリスの話だから東アジアは関係ないといってしまえばそれまでだし、素直に「インド頑張れ、イギリスをやっつけろ」と思った一方で、日本のやってたことはイギリス側なんだよなあと少し考え込んでしまった。

この作品ではイギリスは徹底的に悪く描かれている。(インド側から見れば当たり前だ)
これ、イギリスの人はどう思うんだろう?感想聞いてみたいな。

誤解されたくないからはっきり書くけど、「RRR」は熱くて楽しい映画です。
でもちょいと日本の戦前・戦中の歴史を思わずにいられませんでした。

お時間ある方はぜひ!

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