戦略コンサル激闘記録②(内定獲得~入社3か月)

コロナ禍に外資戦略ファーム複数社に内定し、一つのファームに入社してから退社するまでの数年間の激闘記録をここに残そうと思います。特定の需要のある層のみにリアルな未経験中途の日常と成長を実感していただきたく、入社前に一考するための材料としていただくことを目的としているため、途中の激闘録②からは少々高めの値段設定にさせていただいております。

内容的には万人受けする内容でもなければ、遍く様々な人に読んでいただきたい内容でもございません。事実に基づく話ですが、過激な内容も含まれています。あくまでフィクションとして読んでいただければ幸いです。

内定受諾

論理思考力もプレゼン能力も特に秀でる部分がなく、学生時代のインターン経験もコンサルタントとの業務経験もなかったため、コンサルタントとしての素養も仕事のイメージも殆どゼロベースでの活動開始となったが、努力の末複数社の戦略ファームからオファーをいただくことができ、無事に転職活動を終えることができた。

当時、複数社からオファーをいただいた際のファームの選び方には非常に頭を悩ませられたが、結果的に関わりたいプロジェクトの質と関わるコンサルタントの人物イメージから選んだ。僕はそもそも硬直した組織や人を動かす経験をとにかく積みかったので、各ファームのパートナーと話す中で自分の携わりたい仕事のイメージと彼らの発言内容が最も近そうだと思ったパートナーの下で働くことを選んだ。

中途採用の場合、基本的に候補者のファームへの採用が決まるタイミングで、どのパートナーがその候補者を推すのか(責任を持つと宣言して採用するのか)が決まっていると考えてよい。つまり、例えば採用面接が合計5人と行われる場合、4人目もしくは5人目に出てくるパートナーが自分のボスになる人と認識しておくべきだ。そう考えると、そのボスに推薦する人物(その一人前の面接官)とのセッションはかなり肝になると言える。大抵の場合、自分と直接働く可能性のあるマネジャー or シニアマネジャー or プリンシパルが面接官となる。

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