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元に戻る

やっと心に平穏が戻ってきました。理由は不明。生理が来ただけで、また負のループに陥ることもあるかもしれない。でも一つだけ言えることがある、それは水原一平事件が理由の一つにあるということだ。

私の父はギャンブル依存症だった。最後まで被害者ヅラして死んでいったが、身から出た錆、娘や妻、自分の親さえも巻き込んで人生を狂わせた。そのことをずっと自分にも原因があるのかもしれないと、近しい人にさえ伝えることをやめていた。

でもあんなに大舞台の、あんなに素晴らしい職業を、輝かしく行なっている人だってなってしまう本当の意味での「依存症」という病気なのだ。そして家族がどれだけ傷つくかということを、全世界が知ったのでは(調子の良い時だけ主語をデカくする癖がある)と思えて、なんだかスッキリしたのだ。

そして、それはもう12年以上前のこと。思えば東日本大震災と同じ年だ。私の今までの人生もガラガラと崩れ去った出来事。家族がバラバラになり、今までのような普通の幸せが手に入れられなくなったあの日。

小さくなる父が泣いていて、それを置きざりに私たちだけが別居するために引っ越す車に乗った時のことを思い出す。でもそれがなかったら彼の負債が私たちに入ってくるかもしれなかった。優しい母は必死で私たちを守ってくれた。今も感謝している。

そして今は姉に子供達もおり、いろいろな話もできるようになり、新しい家族として改めて絆ができてきた気がする。母と私たちでコツコツと作ってきた道がやっと見えてきた気がするのだ。そこをこれからは大事にしたい。

こういった理由もあって、私は共同親権というものに反対する。