マイペースの難しさ

先週末の土曜日に、前向きなブログを書き記したのだが、午後から調子が落ち、日曜日、月曜日と抑うつ度が高い状態が続いている。

先週木曜日のカウンセリングでは、今の自分の状態を受け入れ、今の自分が出来ること、うつ病になったからこそ還元できるものがあるのでは、といったある種の「自信」を感じることが出来たのだが、すぐに暗転してしまい、なんとも残念だ。

僕がうつ病でロクに仕事ができなかった数年間、そうじゃない人々はしっかりとキャリアを積み、スキルを身につけ、ビジネスマンとしても人としても成長していると感じることが多く、その度に、心が傷んでしまう。

そういった人たちはとてもキラキラしていて、あぁ別の世界の住民だな。いいな。なんて思うものだ。

今までの失われた時間を必死で取り戻そう、周りのみんなに追いつこうという気持ちばかりが日に日に増殖はするものの、好調・不調の波と付き合いつつ、多くのことを吸収し、仕事に還元していくことはとても難しく、そしてゆっくりだ。

このままではどんどん引き離されていく、またお荷物人材になってしまう。といった恐怖が心を支配し、足が動かなくなってしまうのだ。たった今、僕はそんな状態なのだろうと思う。それは、自分が求めるものとは大きくかけ離れた自分だ。

話は脇道に逸れるが、僕の周りにいるうつ病仲間は、元来自己主張の強い人間だった人が多い。しかしながら、うつ病をキッカケに、外に自分の意見を発信することを止め、内側に多くの思いを抱えてしまうようになってしまっている。

過去のトラウマや恐怖、不安がまだまだ強いのだろう。

本当は主張したい、しかし怖い、不安だという両極端な思いは、心を両側からひっぱり、心が疲弊してしまうのだ。そんなに引っ張るなよ、うるさいんだよ、という具合に、脳内で自分対自分の言い争いが止まらない。

結果、一日が終わるころには疲れ果ててしまうのだ。

話を戻すと、これまでしっかりとキャリアやスキルを積み上げた人が出来ること以外に、僕は何が出来るのだろうか?という部分が、ぼやけている状態で、不安定性が高まっているように思う。

先日のカウンセリングでは、僕のような人間でも仕事をし、稼ぎ、社会に対して良いことを還元できる、活躍できる、ということを今の会社を通して示していけるのではなかろうか、そういった組織、チームを作り上げることが出来るのではないだろうか、と考えている。と話した気がする。

且つ、特別なスキルは無くとも、特別なスキルを持った人と人、情報と情報、知識と知識をつなぎ合わせたり、組み合わせることが自分のできることではないか、それが得意なのではないか。

とは言ったものの『それは本当なの?君より優秀な人はいくらでもいるんだよ?」という声が、焦燥感や不安感を煽るのだ。マイペースでというものの、周囲はどんどん成長し、変化をしていく。自ずと今の自分を周囲と相対化し、どんどん開くそのギャップを感じてしまうのだ。

なんとももどかしく、悲しいではないか。

とはいえ、時間はまってはくれない。兎にも角にも、今目の前にあることに集中したいと切に願う。

自分、頑張れ。

追伸:読み返してみると、なんとも情け無い気分になるな。鬱でも頑張ってる人がいるというのに、なんという体たらくなんだろう。


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