遂にゴルフデビューした。
1回打ちっぱなしに行っただけだが、
色々感じたので書いてみる。

少し前までまさか自分がゴルフをやるなんて思わなかった。
ゴルフは高貴なスポーツで、社会的な強者のみができるスポーツだと、謎の偏見を持っており、自分とは無縁だと思っていた。

しかし友人に誘われて、ものは試しと思い行った。

結論、、

めっちゃ楽しかった。

全然いい球は全然打てなかったけど、楽しかった。

祝日の夜に行き、比較的ビギナーが多いらしい3階のフロアで打った。

1階を少し覗いたが、ガチ勢ばかりだった。
とてもじゃないけどこの人達と並んでは打てない。。
ちなみに、駐車場は高級車ばかりだった。

翌日が平日なのもあるからか、3階は空いていた。
証明に照らされた芝生の上を、下のフロアで打っている猛者たちの力強い白球が飛び交う光景は圧巻だった。

はじめに経験者の友人に、
クラブの握り方、ひじの角度、膝の曲げ具合、目線、スイングの軌道、脚の広げ具合、ボールとの距離
を教わった。

一度にやる事がめっちゃ多いな！！

と思った。

ひとつ意識すると他のことが疎かになる。
意識し直すと、今まで意識していたことが今度は疎かになってしまう。

むずい。。

「もっと膝を曲げて構えてみな」

と言われてその通り打つと、
ボールが真っ直ぐ飛んでいった。

嬉しかった。

だけど次の打球は右に大きく旋回していった。

中々うまくいかない。
けどそれが何だか面白い。

すべての条件が上手く整って、
気持ちいい音を鳴らして真っ直ぐ打球が飛んでいくととても気持ちが良い。

この快感を求めて打ちにくる人も多いのだろうな、と思った。

何かの感覚に近いなぁ、、、

ふと思った。
なんだろう、、？

高校・大学で熱中していた楽器だ。

担当していたチューバはベースを支えていて、
トランペットやバイオリンなどと比べると目立たないが、
時々美味しいフレーズが用意されている曲もある。

1音、
ドンッ！！
と鳴らすような箇所もあって。

上手に決まったら格好良いが、
外すとダサいし、目立つので変な空気にしてしまう。
コンクールだったら減点対象だろう。

クラシックだと、何十小節も休みの後に
1音決めの音が来る曲もある。

その時の緊張感たるや。

その瞬間を迎える直前まで、
姿勢、口の形、管のコンディション、音のイメージ、息の温度、息の速度など、
たくさんのことを意識しながら準備をする。

そして渾身の一打を打つ。

練習で何度も何度も失敗と成功を繰り返す。

苦しい作業だが、のめり込める。
自分と向き合う貴重な時間でもある。

こんなに自分の身体なのにコントロールが効かないものなのか？！

と驚く。

あの時の感覚にゴルフも近いなと思った。

気づいたら黙々と白球を打っていた。

2回目行く予定は無いが、機会あったら行ってみたいと思った。

ラウンドデビューのイメージはまだ全然ないし、
お金がかかるイメージがあるので続くかわからないが、
自分に向いているスポーツかもしれないと思った。

2021.09.27 nakadai

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