クリエイターの待遇や社会的地位向上について考える

クリエイターの待遇や地位の向上って最近やたら眼にするように成ったのは、自分がその方向に動いてるから目にとまるように成っただけなのか?
それともTwitter等SNSのおかげで本当に広がってきてるのか?

海外ではたしかにイラストレーターやデザイナーという仕事はそれなりの地位を確立しているし、デスクワーカーの中では待遇も悪い方ではないと聞きます。このへんは私の友人や仕事仲間の欧米デザイナー複数人共通の意見だったので概ね的外れではないと思います。ではなぜこの情報化社会における近代日本で「絵を描いてお金取るの?」「デザイン費用って必要なの?」「趣味でお金稼いでるんだ?」などの偏見がはびこっている原因は何でしょうか?

一応注意して置きますが、この見解は私個人が調べた情報などに基づいて考察した個人的見解です。
コレが絶対的に正しいものであるなどと言うつもりはありませんので、その辺誤解のないようにお願いします。

歴史を掘り起こした時に日本のアートやクリエイティブは大衆文化から広まり西洋は貴族の娯楽(コレクションなど)として広まった違いも大きいだろうと感じました。勿論大筋の話です。

簡単に言うと一枚の絵に大金を払う文化が盛んだったかどうかと言うことで、その辺りの原因は貴族の社交界制度とかコミュニティーのあり方にも関係ありそうでした。西洋文化の貴族たちはサロンや横のつながりの中で権威や財力の象徴として、巨大な自画像や家族の肖像画を描かせ家に飾ったりします。当然それなりの対価を払いますし投資目的で芸術家のパトロンに成って育成を促したりなどと言う活動も盛んでした。

その一方日本では、版画絵や瓦版などが広く定着していった時代が黎明期で、大衆文化として町人や商人間で広く娯楽として開花していったものがメインでした。勿論西洋にもそういった文化はありましたが、棲み分けがハッキリされていて大衆娯楽と芸術という観念はかなり早い時点から明確だったように思います。

そういった文化系統の違いから来る思想は根強いものが有ると思うので、まず何が必要かと言うと「クリエイティブ」そのものの価値を高めていくことだと思いました。今の状態でデザイナーの待遇改善を声高に説いて回っても根拠の無い権利主張として給料上げろ!休み増やせ!残業無くせ!と言ってる、もしくは海外はそうだから日本もそうしろ!と言ってるようにしか聞こえない恐れがあり、場合によっては逆効果の反感を買う事になりかねない。自分たちのわがままを通せ、もっとらくして稼がせろ!こう聞こえてしまう可能性もあるのではないでしょうか?

なので、待遇の前に仕事の中身の価値を、クリエイティブの全てに価値を付けて浸透していく日々の中にもクリエイトは有る、それをさらに高めたものがプロである、故にプロのクリエイトには価値があるとしていかなければ成らないのではないだろうか?時間はかかるだろうけど、ちょっとした景気変動に左右されるような、そんな簡単な待遇改善では根本は変わらない。日常のクリエイティブな出来事に気づいてもらい、プロの仕事を理解してもらう。そこに本当の価値は生まれるのではないだろうか?

なので私はハッシュタグ #日常クリエイテブ を育てていきたいし、価格競争やや価値を潰しているフリーランス叩きを改善するためにフリーランス労働組合を作りたいと思う!いや作る!これは最低20年計画である!

上記の内容をツイッタで簡略して発信した際に、イラストレータの@totsu_net トツカケイスケさんからもご意見を頂いた。
【トツカ】
僕が感じるのは ①クライアント側がデザインの価値・力を知らない(ツールとして存在してれば OK)→デザインの価値を諭す必要がある ②クリエイター側の課題解決力・企業や社会への知識が乏しい(表層的な美に意識が行き過ぎてる)→費用対効果が低い どちらもクリエイター側の努めだと思ってます。

もちろん、企業側が経営の視点でデザインの価値を学び、デザイナーへ的確に要件提示出来る発注者リテラシーを高める必要もありますが、それを実感出来るようにデザイナー側がなっていれば相乗効果で真価への理解が高まっていくと思ってます。


【masa】
価値を知らない、力を知らない、知識が乏しい、まさにそうだと思います。その結果何が起きているかというのが、互いに「被害者意識」を生んでいるのではないかと思うんですよ。無駄に高額な請求されてない?足元見られて買い叩かれていない?って感じで。

だからそのガイドラインに成り得る「クリエイティブの価値」を世の中に浸透させる必要があるのかな?って言う答えに結びついて居るのが私の考えですね。 価値を伝えるって必ずしも値段が上がるって意味ではないですもんね。


【トツカ】
まさに今ってその双方での被害者意識ありますねw こうやって1つ1つの課題・解決を言葉にして普及・教育・浸透が進むことで、自然と価格にも反映されてきそうですね。

労働組合、楽しみです!この短いやり取りに物凄く今の問題提起と解決策など色んなものが凝縮されている気がしたので、御本人の了承を得てここに追記とさせていただきました。その後トツカさんは「ファストデザイン」と言う考えを提唱しています。

この短いやり取りに物凄く今の問題提起と解決策など色んなものが凝縮されている気がしたので、御本人の了承を得てに追記とさせていただきました。

その後トツカさんは「ファストデザイン」と言う考えを提唱しています。

コレに尽いては下記のTweetにて


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masa@MR,BRAIN

1992年ごろから広告業界で何とか食べてきてます。 グラフィックデザイナーと言う肩書きも、色々な変化を経て広告ディレクターなどと自称していますが、ようはフリーランスで広告代理店のようなことをしています。

仕事思考

仕事を通して、または仕事そのものに関わることをお伝えしたいと思います。
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