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レザーアイテムが「使うほどに美しくなる」とは。

「革」という素材の醍醐味の1つには、やはり経年変化する事があると思います。

使うほどに美しく育っていく。

素材の観点から見ると劣化というか、滅んで行っているという方向に間違いはないものの、そこに美しさが発生するのがなんというかノスタルジーというか美学めいたものがあると感じ、それは私が革に興味を持った理由の1つです。

m.rippleでは主に経年変化の美しい革を選別して使用しています。

発色の美しい色が深みのある色へ変化し艶が生まれたアイテムは、その変化とともに過ごした時間が反映していることからも自分自身の歴史が刻まれたアイテムとして特別な愛着がわくものです。

例えばこんな感じに経年変化します。

左のバッグが新品、右のバッグが約1年ほど使用したサンプル。

これは私自身が使用していたバッグで、特別お手入れをしたどころか、雨の日にも気にせず使用していたの何回も濡れてしまうというスパルタ的環境で使われていましたが変な水ジミもなく美しく艶に包まれたところに色味も黄色から茶色へと変化しています。


↓この財布の画像も左が新品で、右の財布が約1年ほど使用したサンプル。

「オルテンシア」という名前のついたこの青色は、紫陽花の意味でその花の色をイメージしてイタリアで染色した革です。

これを使用していくと紺色とエメラルドグリーンの間で使う人によって色味変化していく素材です。

このように発色の綺麗な色を染色によって表現し、マットに仕上げることによって変化の余白があるイタリアンレザーをメインに使用しています。

「美しく育つ」としたのは、このように素材の経年変化によるものだけではなく、造形物としても使うことで美しいフォルムが形成されるようにデザイン・設計しています。

財布もバッグも中に何かを収納するアイテムです。

そんな状態で美しくなるようような設計心がけています。例えばこんな感じに↓。

このペンケース、サイズや仕様は同じで型紙のラインに違いを持たせています。

・左の型紙は直線と90度で作った型紙

・右の型紙は中にペンを収納した状態を考慮してその膨らみをデザイン要素として型紙に落とし込んだラインで引いたもの。

ほんの少し曲線をつけただけで中にペンを入れると大きくフォルムが違うものです。

財布は中に入れるものがお札・カード・コインと決まっていますし、またそれぞれの大きさも決まっています。

それらを収納して使うことで完成するアイテムを「m.ripple」では展開しています。

そんなアイテムを手にした日常を楽しんでいただければ最高です♪

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m.ripple 村上 裕宣

レザーブランド「m.ripple」店長気取り
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