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職場での孤立から必ず抜け出す「3つの方法」 ~周りからの評価が自然に高まる!~

人間関係を劇的によくするコツ

もうこんな職場では働きたくない、仕事もしたくない、あの人とは話したくもない……。そんな心境になったことがある人は意外と多いのではないでしょうか。

でも、それは本当にあなたの本心でしょうか。本当はそうではないのに、不本意な思いをしていませんか?

あなたの人間関係――それはあなたと話した感覚、話したイメージ、それがそのままあなたの人間関係になっています。人間関係とは、要するに「話しやすい」かどうかということです。

では、「話しやすい」とは何でしょう。コミュニケーションの技術でしょうか?――とんでもない! 話しやすい人とそうでない人との違いは、心のモチカタひとつだけ。でもこの記事は、心の持ち方を変えましょう、というお話ではありません。そんなに簡単に変えられるものなら、とっくに変えていますよね。

でも、たった3つのことをするだけで、人間関係は劇的によくなります。
その3つとは、

・苦手な相手がいたら、隣を通り抜けてみる
・誰かと会ったら、とにかく言葉を発する
・「すみません」という言葉を使わない

たったこれだけで、周りからの評価も自然に高まります。苦手だった人とも仲良くなれます。

「そんなこと信じられない」と思いますか? でも、信じるか、信じないかは、試してみてからでも遅くはありません。以下、詳しく説明します。

苦手な相手がいたら、隣を通り抜けてみる 

まずは、「苦手な相手がいたら、隣を通り抜ける」について。

トイレに行こうと思ったら、苦手な人も席を立ったからタイミングをずらしてトイレに行った……。給湯室にお茶を取りに行ったら、苦手な人がいたから入らなかった……。そんな経験はないでしょうか。

では、なぜその人のことが苦手なのでしょうか。きっと相手も自分のことを嫌っているはずだから?――それは違います。答えは、あなたがその相手を避けているからなのです。

避けているから、苦手になる。苦手だから、避けているのではないんです。順序が逆です。

だから、まずは避けるのをやめましょう。でもどうやって??? こんなに「避けたい」と思っているのに……。でも安心してください。まずは、苦手な人の隣を通り抜けるだけでいいんです。

苦手な人が通路の向こう側に見えただけで、歩く方角を変えてしまう人がいます。これはいけません。ほんの少ーーしだけ勇気を出して、隣を通り抜けてみましょう。

何ひとつ声をかける必要はありません。視線も合わせなくていいんです。とにかく、苦手な人のいる空間を通り抜けること。相手のスペースを通り抜けるだけで、あなたと相手に変化が起きます。そのうち、この「避けない」ことが日常へと変わります。

日常が変わると、あなたは悩みや強迫観念から解放されます。このとき、あなたの意識の中では、ものすごい変化が起きています! 慣れてきたら、心の中で「やあ」とか「元気?」などと呼びかけながら通り過ぎてみましょう。

このときに、軽く会釈でもできるようになれば、しめたもの。あなたと相手とを隔てていた空気に、大きな変化が起きています。目に見えない変化ではなくて、はっきりと目に見える変化です。もう「避けたい」とは思わなくなる変化です。

ここでもうひとつ大切なことがあります。それは、苦手な相手がいることは、あなたが成長するチャンスだということ。もし誰かに嫌な部分を感じるなら、それはきっとあなたの中にもある嫌な部分です。

たとえば、勝手にライバル視されて嫌だ、相手によって態度を変えて嫌だ、上司に取り入って嫌だなど。でもそのように見えるということは、あなたにも同じところがあるということ。その証拠に、あなたがその部分を直してしまえば、もうその相手のことが嫌ではなくなります。

誰かを苦手に思うということは、その人には見られたくない欠点があるということ。その欠点を見透かされるのが嫌で、避けてしまうんです。誰でも、欠点をさらけ出したくはないですものね。

だからこそ、苦手な相手は、あなたの貴重な情報の宝庫です。そう、苦手な相手は、あなたにとっての宝物。苦手な相手を避けなければ、あなたはスピーディーに成長していくことができます。自信に満ちたすばらしい人生へと変わっていきます。

誰かと会ったら、とにかく言葉を発する

次は、「誰かと会ったら、とにかく言葉を発する」についてです。コミュニケーションと聞くと、何か難しいことを想像してしまう人がいます。コミュニケーションの本が出ているくらいですから、それも無理はありません。

それではここで質問です。コミュニケーションでいちばん難しいのは次のうちどれでしょうか。

・話しかけること
・うまく話すこと
・好印象を与えること

実はコミュニケーションでいちばん難しいのは、「話しかけること」。
意外に思いますか? うまく話せるか、好印象を与えられるかよりも、ほとんどの人にとって、話しかけることのほうが難しいんです。

あなたが誰かに話しかけることができるようになれば、いつの間にか、周りの人もあなたに話しかけやすくなります。あなたが言葉を発することで、あなたの周りの空気が変わるんです。だから、まず、あなた自身が言葉を発しましょう。

では、どのように言葉を発したらいいのでしょう。

たとえば、エレベーターの中ならば、「何階ですか」と尋ねるだけでいいんです。エレベーターを降りるときに、誰かが「開く」ボタンを押してくれていたら、「ありがとうございます」の一言でいい。

相手から言葉が返って来るかどうかは関係ありません。あなたが言葉を発することが大切なのです。

たとえ知らない人にでも、「今日は暑いですね」「寒いですね」などの言葉はかけられますね。知っている人が相手であれば、とにかく褒められるところを探しましょう。「髪を切ったんですね」「素敵な服ですね」「カバンを変えたんですね」などなど。きっと相手も悪い気はしないはずです。

人に自然に言葉をかけられるようになれば、あなたは次第に自信に満ちた存在に変わります。いつの間にか、誰からも話しかけられやすい人へと変わっていきます。

誰かと会ったら、何かかけられる言葉はないかと考える習慣を持ちましょう。慣れてくれば、どんなシチュエーションでも、簡単に言葉が見つかるようになります。気の利いたセリフである必要はありません。

最初は、それさえできなくても、大丈夫です。心の中で言葉をつぶやきながら、軽く会釈をするだけでも効果があります。「よい1日でありますように」などと心の中で唱えるだけでいいのです。これを続けていれば、いつの間にか、声に出して言葉をかけられるようになります。何事も小さなことの積み重ねです。小さなことが、大きなことになるのです。ぜひ試してみてください。

「すみません」という言葉を使わない

最後にお伝えしたいのは「すみません」をやめようということです。

あなたは1日に何回「すみません」という言葉を発しますか? 数えたこともないでしょうか。それでは1日だけ数えてみましょう。実は、自分に自信のある人は、「すみません」という言葉を使いません。逆に、自信のない人は、どんなときでも「すみません」という言葉を使います。

「すみません」という言葉は、目に見えない力で、あなたの自信と存在感を失わせてしまいます。

「すみません」と言うことで、相手に気を使っているつもりかもしれません。でも、この言葉をやめれば、あなたの自信は回復していきます。不思議とあなたの存在感が高まっていくのです。

試しに、「すみません」という言葉のかわりに、すべて「ありがとう」にしてみましょう! 相手に何か頼むときには、前置きに「ありがとう」と言えばいいのです。この時に、相手の名前も呼ぶことができれば、さらにカンペキ! 朝も昼も夜も軽く会釈しながら、すべて「いつもありがとう、××さん!」と言えばいいのです。

必ず大きな変化を実感します。「ありがとう」という言葉には、「すみません」のようなマイナスの印象がありません。同じことをしていても、あなたの心は晴れやかなはずです。

言葉には、「言霊」といわれるものがあります。あなたの発した言葉が心に影響します。「すみません」という言葉をひとつやめるだけで、あなたの人生が大きく変わります。

本来のあなたは、自信に満ちたすばらしい存在です。そして、本来の自分に戻るためには、小さな習慣を変えて、自分に変化を起こしていけばいいのです。 

【参考図書】


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