10月29日開催「詩のワークショップ」のお誘い

詩を発表する機会をもつのはなかなか難しいな、と書いていて思うことが多々あります。雑誌の投稿欄に作品をせっせと送っていた時もありましたが、どうも投稿は自分には合わないな、と思いやめてしまいました。とはいえ、自分の作品を読んでもらう機会は欲しい、という願望は持ち続けているので、詩の合評会やワークショップに参加しています。
私が詩を書き始めたきっかけは、住んでいる街で開催されていた詩の会に見学に行ったこと。2012年の1月のことでした。そのままその会に参加して、月1回詩を書いて発表し、また他の参加者の方が書かれた詩を読み合評をするというのをつづけました。その会で詩を書く、読む力が培ったと思っています。

最初に参加した詩の会は訳あって、2017年に退会し、その後、詩人 藤原安紀子さんが講師をされている「詩のワークショップ」を受講することにしました。このワークショップ、小平にある学園坂スタジオという場所で開催しており、毎月通うのが楽しみとなりました。詩の事で沢山語らい、また詩に関連する表現のことなども話題に上り、とても貴重な機会をいただけたと、今でもこのワークショップに出会えたことを嬉しく思っています。そんな中、2020年に新型コロナウイルスの感染防止による自粛生活が始まったことで、実際に集まって開催する会から、zoomによるオンライン開催に変化しました。そして、今も開催が継続しています。

新型コロナウイルス騒動の最初の年、リアルの場での参加が難しく、外出もままならなくて、自分のやっていることがどんどん平板になっていき、しんどいなぁと思いながらも、オンラインでも「詩のワークショップ」に参加できるのは、私にとってとてもありがたいことでした。在宅勤務になり、巣ごもり生活も長くなり、たまに発生する外出も職場でしかできない仕事をするための出社しかない状態でストレスがたまる中でも、オンラインでも自分が所属しているコミュニティがあることはとても大切なものだ、と実感することも多かったです。

好きな詩のことや、詩に限らず表現について様々なことを意見を交わす場は毎回私に刺激を与えてくれます。
講師の藤原安紀子さんをはじめ、参加者の方々も好奇心溢れる方々なので、知らない扉を示してもらっていることが沢山あるな、と感じます。
詩は一人で書く孤独な作業ですが、詩に繋がることを探す行為は人とのやりとりがあることで見つけられることもあります。
観察の眼をいろんなところに向けているようで、実は全然見えていなかったことが他の方の作品を読むことで知ることがあります。書店でふと手にした詩集と同じように、私の中に奥行きと拡がりを作ってくれる場所、それが詩のワークショップや合評会なのかと思います。

10月29日(日)に10月度の「詩のワークショップ」が開催されます。
時間は10:00~12:00。今回もzoomによるオンライン開催です。いつもと様子が少し違うのは、29日は詩人 中尾太一さんをゲストとして招き、中尾太一さんが講師をしていただけるとのこと。ワークショップは参加者の作品の発表と出席者による合評。中尾太一さんも講評してくださるようです。
聴講だけの参加も可能です。初めて参加の方も歓迎だそうです。

詩は読もうと思ってもどう感想を述べたらわからないけれど興味はあるという方、そして、自分の詩を発表する機会が欲しいという方、ぜひ、参加してみてはどうでしょうか。
当日出席参加は難しくてもアーカイブ配信の視聴申し込みも可能です。

参加申し込み・お問合せはワークショップ主催 PiVOTALのサイトで受け付けています。

PiVOTAL 詩のワークショップ 10月度開催日時
10月29日(日)10:00~13時
講師:藤原安紀子さん(詩人) ゲスト講師:中尾太一さん(詩人)
申し込み・問い合わせ:PiVOTAL Webサイトにて
 (以下のリンク先よりアクセスしてください)


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