スポーツ分析官

スポーツの分析記事を載せていきます。バルセロナのファンですが他のチームもしっかり分析し…

スポーツ分析官

スポーツの分析記事を載せていきます。バルセロナのファンですが他のチームもしっかり分析して参ります。

最近の記事

首都決戦 第2ラウンド

硬さと疲れか レアル・マドリード対アトレティコマドリードのマドリードダービーがサンチャゴベルナベウで行われた。ラリーガでは2回目の対戦になったが1回目は1-2でレアル・マドリードの勝利で幕を閉じた。チュアメニの浮き玉のパスにロドリゴが反応してのゴールが記憶に新しい。今回はサンチャゴベルナベウに舞台を変えて第2ラウンドだ。 シーズン後半ということもあって序盤はシュート数こそ少なかったが終わってみれば両チーム合わせて25本。結果1-1という結果になった。 正直今回の試合はど

    • 逆転のレアルとでも言おう

      決勝の再戦 ここ最近のシーズン終盤にこの両チームの戦いが定番化してきている。チャンピオンズリーグラウンド16屈指のビッグマッチ。そう、レアル・マドリード対リバプール。17-18、21-22シーズンとFinalでこの対戦が実現しているのは記憶に新しい。しかし、どちらもレアル・マドリードの勝利に終わっている。もちろんどちらも簡単な試合ではなかったが昨年の決勝が早くも実現といったところだろう。そして今回は特にリバプールの状態があまり芳しくないと感じているがファーストレグがアンフィ

      • バルセロナ対マンチェスターU

        また我々の前に立つのか バルセロナ対マンチェスターUの試合がカンプノウで行われた。クラシックマッチと言っていいだろう。自分の記憶に鮮明に残っているのは08-09シーズンにローマで行われたチャンピオオンズリーグ決勝だ。結果は2-0でバルセロナの勝利に終わった。また、10-11シーズンにも決勝で再戦している。まさに時代を作ってきた両チームが今回はヨーロッパリーグのプレーオフの舞台で激突。 そして、なにより今回は元レアル・マドリードのカゼミロとヴァランがマンチェスターUにいるの

        • パリ対バイエルン

          静かなファーストレグ 昨日から飢UEFAチャンピオンズリーグのラウンド16が始まった。そしていきなりのビッグマッチが実現した。パリサンジェルマン対バイエルンミュンヘン、結果から言うと0-1でバイエルンの勝利に終わった。試合前から注目を集めたのがメッシとエンバペの起用だ。両選手とも怪我明けという状況下で出場が危ぶまれていた。さらにヴェラッティも怪我明けの出場ということになった。一方でバイエルンもマネが欠場とお互いの苦しい台所事情が垣間見える。 パリは豪華攻撃陣を要するがスタ

        首都決戦 第2ラウンド

          「激しすぎる・・・」その真意は

          過去を忘れて 今節のリーガでビジャレアル対バルセロナの試合が行われた。試合は0-1でバルセロナの勝利に終わった。この試合後のビジャレアル監督(元バルセロナ監督)のコメントに「このバルサはプレッシングが激しすぎる。パスを繋げないからロングボールに頼るしかない。」というコメントをした。またこの試合で素晴らしいパフォーマンスだったアラウホについて「彼は保証人だ」と称賛した。 ペドリ、ガビ、デヨングをはじめとする中央の選手のプレッシャーの速さと強度はメッシやネイマールがいたときに

          「激しすぎる・・・」その真意は

          大型補強の代償???

          チェルシーのシンボルのはずさ とても興味深いことが起きている。冬の移籍市場でW杯のヤングプレイヤー賞エンソ・フェルナンデス、ムドリクを始めかなりの金額を投資したように感じている。当然各選手が前所属チームでは主力として活躍してきた選手たちだ。しかし個人的にはまだ若いく、欧州のトップレベルでの実績がごく短期間である。そして、サッカーは一人ではできない。一枚岩になってはじめて機能し始める。そのため今回の投資は未来への投資にかわりない。 今回の移籍市場での動きにより、メイソン・マ

          大型補強の代償???

          世界最高のインサイドキック

          ドイツの精密機械 パスマスター、精密機械、メトロノームなど彼を称賛する言葉は数知れず。昨年までモドリッチ、カゼミロと中盤を支配してきた。世界最高のインサイドキックと言っていいだろう。レアル・マドリードに移籍してきてから彼のプレーを見てきた。当時の監督は現監督のアンチェロッティ監督だった。当時はハメスロドリゲス、モドリッチと中盤を形成しクロースはアンカーでボールを展開していた。ワンステップで30m〜40mかそれ以上の距離を一瞬にして縮めるロングパスは一つの芸術作品と言っていい

          世界最高のインサイドキック

          その巧みさを.....

          可能性は無限大 現代サッカーに於いて最も数多くのタスクを担っているのがサイドバックと言っていい。一昔前は「サイドバックは犬にでもやらせておけ」などといわれることも少なくなかった。しかし、現代に於いて選手交代せずに試合のバランスを変更するのにもっとも変更しやすいポジションの一つと言っていい。そのため、各選手のタイプや個性が色濃く反映されるポジションと言っていい。とてつもないスピードで駆け上がる選手、相手のスピードアタッカーをシャットアウトする選手、多彩なキックでチャンスメイク

          その巧みさを.....

          Merci ヴァラン

          最終ラインにある圧倒的存在感 我々は何度彼がトロフィーを掲げる瞬間を目撃したことだろう。若くしてフランス代表の最終ラインに名を連ね時にはチームを鼓舞する姿はレアル・マドリードの先輩セルヒオ・ラモスに重なるところを見たものだ。そんな彼がフランス代表を引退することを発表した。本人の中ではやり切ったと言ったところだろう。レアル・マドリードを退団した時と本人的には同じ感覚なのだろう。「あとは頼んだ」そう言っているような気がする。 そんな彼の一番の持ち味はスピードだろう。相手フォワ

          Merci ヴァラン

          自分色に染めて

          思い出すトライアングル ベティス戦でガビがシャビの背負った6番を身に纏いピッチにたった。もちろんまだ見慣れないしやや違和感があるがそれも時間の問題だろう。彼の6番デビュー戦をほろ苦いながらも勝利で飾れたことがとても良かったと感じるが徐々にW杯明けの疲れも見えてきてきたかと感じるスコアの試合が続いている。バルサファンとしてはハラハラする試合展開の続く日々ではある。しかし、今シーズンは失点が少なく比較的安心して見ていられるかもしれないがやはり速い段階でセーフティリードが欲しいと

          自分色に染めて

          頑張れ日本(バレーか 笑笑)

          私には好きな監督がいます。WBC日本代表監督栗山英樹監督だ。日本ハムを日本一に導き、「育成して勝つのでは無い、勝って育成するのだ」という言葉が非常に私の中に残っている。もちろん、当時メジャーリーグ挑戦を公言していた大谷翔平を指名し「二刀流大谷翔平」に導いたことも忘れてはいけなかった。「お前は記録に残る選手ではなく、記憶に残る選手になれ」。元教員ということもあってか簡潔且つユーモアのある表現を使い選手を導いてきたのではないかと感じた。また、日本ハム監督就任前に講話を聞いたことが

          頑張れ日本(バレーか 笑笑)

          おかえりNovak

          返ってきた世界No.1 全豪オープン10回目の優勝を飾ったノバクジョコビッチ。一言でいうと強すぎる。もはや彼を形容する言葉が見当たらない。世代交代が叫ばれる中のこの圧勝劇。去年のナダルに続いてまたしてもBIG3の優勝。これだけのプレーをされると若手も上に上がる隙すらないというのが正直なところだろう。 4回戦、準々決勝、準決勝とファーストウィークに比べて調子を上げて危なげなく勝ち上がってきた。対して決勝ではS.チチパスの善戦もあったが大事なところでのバックの低いボールのアプ

          メルボルンの支配者

          強すぎるNovak 全豪オープンのベスト4が出揃った。ハチャノフ、チチパス、ポール、そしてジョコビッチの4人だ。中でも、デミノー、ルブレフとの試合は圧倒的だった。多くをあたる必要はないだろう。サービス、リターン、ストローク、ボレー基本技術はさることながらゲームの組み立てまで全てが完璧と言える。試合後デミノーは「彼は違う次元にいた」と話した。この言葉が全てを物語っているだろう。ファーストサーブが入っても完璧なリターンが返ってきてニュートラルもしくはディフェンスに回される。そし

          メルボルンの支配者

          最強世代のエース

          近藤幸太郎への期待 今日の都道府県対抗駅伝で駒澤大学のエース田澤廉との対決に期待がかかっていた。この2人は3年次の全日本大学駅伝の7区で直接走って以降4年次の箱根駅伝まで計5回同区間を走っている。3年次の箱根までは約1分近く開いたとはいえそれ以外は田澤との差を約30秒以内で襷を繋いでいる。学年は違うが今年の全日本大学駅伝では2位に入った國學院のエース平林清澄とは1分以上開けているのだ。いかに近藤幸太郎が安定した走りをしているかを物語っている。 田澤は言わずもがなの学生最強

          最強世代のエース

          調整の難しさ

          全豪の難しさから見る 今大会の全豪オープンではR.NadalやD.Medvedev等の敗退が続いている。もちろん昨年後半に調子を落としていたところもあるかもしれないがこれほどまでにシード選手が1週目で敗退するのは昨年とは違う男子テニス界である。 サーフェスの速さ、気候、開催時期、今回はボール等、ギャイアントキリングが多い要因かもしれない。私はC.Alcarazの怪我による欠場に見るテニス界、スポーツ界のオフシーズンの短さにもあると思います。テニス選手のオフシーズンは約一ヶ

          調整の難しさ

          思い出す 学生長距離界

          鉄紺の衝撃 学生長距離界において彼ほど強かった選手が未だかつていただろうか?箱根駅伝4区-区間新、翌年出雲駅伝3区-区間新、全日本大学駅伝3区-区間新、箱根駅伝2区-区間新。当たり前のように記録を塗り替えていく姿はまさにエースと言えるだろう。 中でも圧巻は4年時の箱根駅伝だろう。14位で受けた襷を7位まで押し上げるまさに激走。15kmに及ぶ「ランニングデート」と話題になった東京国際大 伊藤達彦との併走。戸塚では1時間5分57秒という区間記録を打ち立てた。毎年「花の2区」と

          思い出す 学生長距離界