試作フォントのうちのひとつ「Tea Break」。
雑誌レイアウトの仕事で「ティーパーティー」がテーマの記事に合わせて作成をすすめていたが、担当が変わるなどしたため結局、日の目を見ず。

はじめは「英国のお茶の時間」というところからいろいろと考えたが、オープンフェイスにしたら優雅な感じでいいんじゃないかと思い、ちょっと飾れる感じにしようと思い立つ。

以下、3つの基本骨格があり、ステムの右の線幅が微妙に違う。
（というか、どういうバランスで落とし込んでいいかスケッチしてもわからなかったので、スタディとしてつくってみた）

↑Light

↑Regular

↑Bold

オープンフェイスのフォントとしてはBoldくらいが適正かとおもいつつ、テクスチャが映えるかと思い、細いウェイトを追加してみた。

このオープンフェイスの空いている部分にテクスチャを当てて使う。

↑Bold＋Texture 1（ボーダー）
　ちょっと紙幣っぽい

↑Regular＋Texture 2（斜線）
　ボーダーよりも動きのある感じに

↑Bold＋Texture 3（ドット）
　かわいくなるかとおもってつくっては見たが、使い所は限られそうかも。

↑Bold＋Texture 1 ＋ Shadow
　右下に伸びる影のレイヤーもつくってみた。

また、トップ画像で使用したように、Light＋Boldの組み合わせもありか、と試しながら思う。

オープンフェイスの空いているところにテクスチャを当てるアイデアのフォントは、会社から出ている様々なフォントもあるが、特にテクスチャ部分は仕様サイズによって見え方がずいぶん変わるので、自作もありかと思ったスタディだった。

テクスチャ部分はバリアブルフォントでサイズによって調整できる、とかネタとしては考えられそうだが、難しいだろうなあ。

蛇足だが、レイヤーが多くなってくると作業画面がちょっと楽しくなってくる。

使えそうな機会がでたら、字形拡張などできればと思う。