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山便り (28)

水遊び場

 沢は子供の遊び場だ。沢蟹やアブラハヤを捕まえたりして遊んでいる。夏、長女の次男が素足で沢に入って遊んでいたとき、尖った石を踏み足を切った。それからはゴム草履を履かせて沢にはいらせるようにしていたが、それ以降、孫が水遊び山に来るという時は、前もって、小砂利や砂を撒いていた。今年も夏が近づいてきたので、川底にセメントを打ってもっと安全な水遊び場にしようと考えた。絶えず水の流れている場所にセメントを打つのは結構大変である。まず水の流れを川幅の半分に寄せてコンクリートを打ち、後に反対側をせき止めて打つ。だが、せき止めるといっても、水は染み出てきて、完全に止めることはできない。染み出た水が流れる部分を打つ時はセメントに凝固剤を混ぜることにした。凝固剤の原液で練るとコンクリートは30秒で固まると説明書きにある。30秒では練っているうちに固まってしまうと思い、5倍ぐらいに薄めて練った。水の中にセメントを入れると、見る見る間にセメントは流され、骨材の砂だけが残る。それでも表面だけで、下の方までは流されなかった。水が溜まるようにブロックで堰を造った。この堰には2ヶ所水が流れるように開けてある。上の写真は普通に流している状態。下はブロック間2箇所に板を入れ、水をせき止めた状態。この状態で、水深20センチになる。二歳半の孫も遊べるはずだ。

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