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#推したい会社~竹紙に取り組む会社・中越パルプ工業~

#推したい会社 の4社目です。
今年の春に竹を材料としたアート作品の設置・撤去の手伝いをさせてもらいました。
大井川流域で行われた、無人駅の芸術祭2023、上野雄二さんの「まつる」です。

「まつる」

2022年のバンブーハウスは常設されていて、いまも鑑賞が可能です。

「バンブーハウス」


また、旅する風景や、かかわる地域での竹林が放置された様子を見て、悲しい気持ちになっていました。
手を入れた竹林の美しさは、例えば京都などで見られた方もいらっしゃると思います。

一方で、放置された竹林は、見た目にも美しいくないですし、放置された竹林は、災害の危険性も増大させます。
竹林は浅く根を張ることから、竹林ごと、斜面を滑る危険性があります。
また倒竹の危険もあります。
倒竹により、列車が止まったというニュースもよく聞きます。

放置された竹林に、どう対応する方法があるのかと考えていて、竹を材料に紙をつくっている会社のことを思い出しました。

その課題に取り組む会社が中越パルプ工業です。

自社の技術を活かして、竹で紙をつくる取り組みをしています。

竹紙(中越パルプ工業)

竹林に価値があれば、また、材料として大量に消費されれば、竹林に光が当たり、手を入れられるに違いない。
そして、景観も良くなると思います。

国産竹の活用は、地域の竹林管理、隣接する森林や里山の保全再生、生物多様性の保全に役立つとともに竹に新たな価値を見出し、地域経済にも貢献しています。

中越パルプ工業ホームページより

社会課題のひとつを解決に向けて、動き出している会社です。
ペーパレスの時代というけれど、竹を材料として光を当てている会社です。
竹の可能性をもっと知りたいなと思っています。
なにせ、放置された竹林は、膨大ですからね。
日本には、竹林ばかりでなく、他にも同様に見過ごされている材料、資源がたくさんあるように思えます。
物だけでなく、ひとも同じこと。
そう考えると、わくわくしませんか。

では。

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