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コモンズピースサミット2024@広島に参加したわたし

はじめに

昨年の『コモンズ平和ジャーニー@広島』に続き、今年はPCVxコモンズ ピースサミット2024@広島が開催されました。

昨年は2日間にわたる開催で、1日目がPCVツアー、2日目が平和サミットに分けて開催されました。
その様子はこちらです。

今年は昨年の2日のみの開催といったイメージですが、『濃かった』ですね。
改めて、登壇者の皆さんを見ると、感じた『濃さ』に納得がいきますね。

トークセッション、ダイアログセッションはありましたが、それに拘れずに登壇者の各セッションで登壇者や参加者との会話を含めて、気付きの連続でメモに書ききれないほどありましたが、ここではコメントの一部を書き出していきたいと思います。

渋澤健さん

・平和は主体性が必要で、ひとりでは出来ないことであり、仲間がいてこそ実現できること。
・非デジタル世代とデジタル世代の世代交代が実現することで、発想が変わり、世の中が変わる可能性がある。
・Made in Japan ⇒ Mada by Japan ⇒ Made with Japan 日本の役割の変化が考えられ、寄り添う社会を実現へ。

やっぱり、いつも健さんが話されている『と』のチカラですね。
そうそう、寄り添いも『と』ですから。

佐々木茂樹さん

今回は一般社団法人国連ユニタール協会の理事長として登壇されました。
わたしにとっては初めて聞く名前の団体です。
ホームページにはこう書かれていました。

ユニタール広島事務所は、ジュネーブ、ニューヨークに次ぐ3番目の事業拠点として2003年に誕生した。原爆の被害を乗り越え、平和都市として復興を遂げた広島の経験と教訓を背景に、紛争後の復興や平和構築、軍縮、持続可能な開発目標(SDGs)に重点を置き、開発途上国の人々などを対象とした研修事業を展開しております。

一般社団法人国連ユニタール協会ホームページより

・『hiroshima』でネット検索した画像は、ほとんどが原爆ドームのもの。
・大量虐殺と言えばアウシュビッツか広島か。

世界から広島がどう見られているかを知る機会になりました。

試しに検索してみましたが、結果はそのとおり、こちら。

『hiroshima』検索結果

佐々木茂樹さんから聞いた通りの状況です。

・広島には大きな可能性を感じている。産・学・官のバランスと、都市の適正な規模感が理由。

8月6日のことを中心に語られがちな広島だけど、それ以降、現在に至るまで復興した実績・歴史があります。
これをチカラにする広島。
これからが楽しみですね。

住岡健太さん

・高齢化により、広島の平和学習を提供する団体で、3割以上が活動困難となる時代が近づいている。
・PEACE BUDDYは29歳以下が中心で、2022年は17,000名がプログラムを受けた実績がある。
・PCVが行っているのは、未来の平和をデザインする活動。
・平和は社会課題ではない。 

『平和は社会課題ではない』がココロに刺さりました。
社会課題を解決する社会起業家の住岡健太さんが放った言葉です。
そう、平和は社会課題ではありません。
平和を自分たちでデザインしていくことに繋がる話だと思います。

山邊昌太郎さん

・『自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ』という言葉を大切にしている。
・広島観光連盟の頭文字からHITと呼ぶようにし、会議も公開する予定で準備している。
・仲間づくりを大切に考えている。
・平和が未来のキーワード。
・Find your peace in hiroshima.
・多様な平和。

『広島』という名前だけで、『平和→鎮魂や祈り』に行きついてしまう今の観光都市としての広島だと思います。
そこから抜け出す必要はないけれど、例えば発展的に平和を楽しめる広島になったら素敵だな。
カープは応援の甲斐があるチームだと思っているし、瀬戸内の島々はとても素敵です。
わたし自身も広島は局所的にしか訪れていません。
山間部を含めて、まだ知らない広島がありますので、それを探す旅も楽しそうです。
そんな広島に山邊昌太郎さんが導いてくれそうな予感がしました。
楽しみですね。

鬼丸昌也さん

・子ども兵は5歳からいるというデータがある。
・理由は素直だから、武器の小型化であり、先進国の生活とも関係している話である。
・レアメタルの存在。例えばウランの85%がコンゴ産であるなど、エアメタルが争いの原因になっている。
・自らを変えることがSDGsに繋がる。
・平和をみんなのものにする必要があり、平和の民主化ともいえると考える。

知らない現状がたくさんある。
それらを伝え、教えてくれる鬼丸昌也さんです。
上手な話しと、でもかなりお茶目な面も見せながら喋ることは真似は出来ないけれど、あんなに熱く語れるなんて素敵ですよね。

『原動力はワクワク』には共感しました。
平和を想像してワクワクするって言葉も聞け、大きく頷くわたし。
怒りや憤りなのかと想像していましたが、全く違う回答でした。
凄い!

ダイアログセッション

早田吉伸さん

・教育機関と企業が共創してコレクティブインパクトを産むことを目指している。
・東京とは大きく異なる瀬戸内的な都市。代表的な広島はソーシャルイノベーション都市のモデルとして期待される。

ピースサミットでは、叡啓大学に在学中の学生、この春に入学したばかりの学生も参加していました。
大学のことも早田さんや学生から、大学の様子についても話が聞けまして、ワクワクがたくさんある大学だという印象です。
学生と共に、広島があってほしい姿を創っていかれるんじゃないかと、期待しています。

白井智子さん

・これまでに、子どもたちになりたい職業を問うたが、多くの職業の中でキュレーターだけは知られていないために出てこなかった。
・全ての子どもたちが今も未来にもワクワク出来る社会にしたい。
・世の中の垣根をなくしたい。

子どもたちがワクワク出来る未来を届けてくれるCHEERS株式会社、白井智子さん。
世界の子どもたちが、未来にワクワク出来ること。

午前中のダイアログセッションでは、一緒のグループで話が出来ました。
前日に広島に入って感じられた平和記念公園でバトミントンをするひとたちと、それを不思議そうに見る旅行客の話。
ベンチが多いまちといった印象を共有していただきました。

川原卓巳さん

・平和は問い。
・平和という言葉で我々は思考停止に陥りがちである。
・正しく伝えること、楽しく伝えることをしないと、熱狂は生まれない。
・平和はポジティブな面から入る方法が良く、例えば日常を楽しみ、楽しい(平和な)瞬間を共有する。

ダイアログセッションで川原卓巳さんから聞いた、『課題解決は小さく砕いて鼻から吸わせる』という言葉。
大きなままでは解決が難しいことでも、課題を砕いちゃえばひとつひとつが小さなピースになり、それを吸い込み、みんなで自分事にしてしまうと解釈しました。
さすがに全然違うかw。

でもそれをやると、ヒトの身体に入ることで免疫となり、吐き出すことでやがて誰かの呼吸で鼻に入ることになり、社会で共有しているうちに解決に向かうのかな。

わたしのアタマではこの程度かな。

ダイアログセッション、濃い
濃い
アツい、濃い

おわりに

平和はひとりで創るものではなく、共創するもの。
創らなくても、いつも当たり前にあるのが平和と言えるといいな。

ナオライの三宅さんもアツく
クロージング
アツい話をたっぷり聴けて、考える1日になりました

では。


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