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竹地区の棚田を訪れました~福岡県東峰村~

竹地区の棚田との出会い

福岡県の南部に位置し、大分県と接する東峰村。
近くまで行った際に竹地区の棚田の文字を見つけて、寄ることにしました。

竹地区の棚田は、1999(平成11)年に選定された日本棚田百選にも認定された棚田です。

また、2022(令和4)年には、つなぐ棚田遺産にも認定されました。

草刈り

現地に行くと、草刈りの真っ最中でした。

そして駐車場には軽トラがたくさん停まっています。

作業の手を止めて、休憩している方に声を掛けました。
「綺麗な棚田ですね。草刈りですか。ご苦労さまです。」
「おお、棚田を見に来たのか。棚田が好きなのか。稲刈りもすぐだから来い。草刈り好きなら草刈機持って来い。竹地区の棚田が好きなら、このあたりの家を貸してやるぞ。」
そんな会話があったと思います。
そして、休憩中の方からはこんな言葉も。
「この棚田は、遠くないうちに無くなってしまうからな。」

どこに行っても聞く言葉です。
「自分の子どもにはやらせられない。」
「肥料、燃料の高騰があるのに、コメの価格は上がらない。」
「棚田をやるひとも高齢化が著しく、続けることが難しい。」

ここでも、当然のように問題が顕在化しています。
棚田を文化、景観として残す方向はないのか。
見ているだけでは直接的な解決策にはなりません。

自分に出来ることは、棚田とかかわること。
手伝うこと。
あまりにも無力で、自分でも悲しい気持ちになります。
まずは出来ることをやるしかない思っています。

棚田が未来に続くことを願って。

では。

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