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海岸清掃の旅~せとうちクリーンアップin粟島~

はじめに

先回の沙弥島に続いて、せとうちクリーンアップin粟島に参加してきました。
NPO法人アーキペラゴとNPO法人まちづくり推進隊詫間の共催です。

粟島について

粟島は香川県三豊市の離島。
須田港から粟島港までは約15分の船旅です。
一部の便は、隣の志々島を経由して、宮の下港まで約1時間をかけて結んでいます。

三豊市ホームページより

せとうちクリーンアップin粟島

先回のビーチクリーンin沙弥島は、こんな感じでした。

今回も調査型の約60名の参加者で、約150Kgの海ゴミが回収できました。
調査票はこんな感じです。

細かい



細かく分かれていて、整理することも結構な手間です。
粟島港から歩いて、クリーンアップする西浜へ。
島の西側にある浜なので、西風が強く吹くとたくさんの海ゴミが打ち上げられるそうです。

注意事項を聞きます

まめ管

沙弥島のときにもカキ養殖に使用される「まめ管」と呼ばれるプラスチック製(ポリエチレン製)のパイプが多く見られました。
養殖にホタテ貝の殻が使われていることは、ご存知の方が多いかと思いますが、ホタテ貝の殻と殻の間隔を保つために、「まめ管」が活躍しています。

そういえば、広島の島を歩いた時に、海に入れる前の殻を見ましたっけ。
養殖筏が壊れたり、何かの拍子に海に漂うことになってしまうのでしょうか。
「まめ管」の存在が美味しい牡蠣には必要だと思いますが、上手い解決方法はないものでしょうか。

細かなゴミを拾う

発泡スチロール

また、発泡スチロールも多く見つかりました。
早い段階であれば大きなブロックで回収できますが、時間が経つにつれて小さな破片となり、回収に手間がかかるようになります。
手に入れた便利さと同時に、失ったもの。
いろいろと考えさせられました。

ペットボトル

そしてペットボトルも。
ペットポトルだけでなく、ペットボトルの蓋だけというのも多く見つかりました。
ペットボトルは再生が可能ですが、日本の再生率は約86%だそうです。

ゴミや液体(尿の場合もあるそうです)が入ったペットボトルもありました。
正しく使って正しく回収すれば、とても便利なものだと思います。
害を与えるものにしないためにも、わたしたちが正しく利用する、リサイクルの循環を正しく回す必要があると感じました。

細かなゴミまで拾います

おわりに

クリーンアップで拾った時間は30分程度でしょうか。
でもすぐに軽トラ1台分になりました。

こんなに!


最後は集計して、みんなで感想をシェアする時間です。

ゴミの多さ、バラバラになった発泡スチロールの回収の難しさ、「まめ管」の存在を知った驚きなど。

子どもたちもしっかり感想を言えました

わたしは感想を持ちました。
上手く伝えることは出来なかった気がします。
改めて、この投稿を書きながら感じたことを書き出します。

牡蠣の養殖で「まめ管」が使われていることを知っているひとはすくないのではないか。
理由はどうであれ、海に漂流している事実がある。
手間はかかるかもしれないが、ゴミの出にくい方法で養殖することも出来るのではないか。
仮に割高になっても、ゴミの出にくい方法で養殖された牡蠣を選択肢に入れられることも大切なこと。
これは牡蠣に限った話ではないが、どうやって養殖されているかなどを知ること、リスクをしることが、海ゴミの削減に繋がるのではないかな。

みんなで拾いました

では。

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