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【PB更新】~第18回湘南国際マラソン(2023)~

今シーズン2回目通算3回目のフルマラソンの大会として、湘南国際マラソンに参加してきました。

湘南国際マラソンについて

湘南国際マラソンスポンサーはあのThe North Face

湘南
国際
The North Face

響きが良すぎる。田舎者ミーハーな私にぴったりの大会です。

特徴としては前回大会から「マイカップ・マイボトルマラソン」になったこと。
給水所に紙コップはなく競技によりマイカップorマイボトルが必携品です。
正直トレイルの大会はそれが当たり前なので、個人的に抵抗は全くありませんでした。

今回の目標

本大会は1ヶ月前のぐんまマラソンを前哨戦として、今シーズンメインレースとして記録を狙うつもりでエントリーしていました。
しかし調整のつもりで出たぐんまマラソンで調子に乗りすぎて膝を負傷し、湘南国際のための準備は1か月間ほとんどできていない状態。

サブ3.5を目指したいと思いつつも、今回の準備ではなかなか厳しいことは分かっていたので第2目標としてPB更新を目指しました。

大会本番

大会前夜

大会前夜は友人宅に宿泊するために横浜へ。
軽く横浜市内をジョグをします。
普段暗闇の田舎を走っているので都会でのランは華やかでとても楽しい。
もっと走りたい気持ちを我慢し銭湯に入ってから中華街へ。
友人たちがアルコールを摂取する中、明日のレースのために我慢・・
そのよるは友人宅でポーカーで大盛り上がりでしたが夜更かしも我慢してみんなより少し先に寝ます。
我慢尽くしの前夜でした。

田舎者には眩しすぎる

当日朝

4時台に起床し会場へ向かう。
電車は満員で大会規模の大きさを物語っていました。
会場が広すぎていまいち何がどこにあるのか把握できずにバタバタしてたらあっという間にスタート時間に。

海から昇る朝日がきれい。

スタート~折り返し地点くらいまで

Bグループからのスタート。

風も穏やかで日当たりもいいので半袖短パンで全然問題なかったです。
アームカバーは準備してましたが暖かかったので荷物預かりに預けてしまいました。
手袋はボトルの水で冷えるのが嫌だったのでボトルを持つ左手だけ装備。

エントリーが前過ぎてどれくらいのタイムで申告したのか覚えてません。
湘南国際はネットタイムを公式記録としていて、号砲→スタート地点の間のタイムロスは気にしなくていいので焦りとかはなく非常に良かったです。

コースは基本的に海沿いを走るコース。
1本の道をぐるっと回ってくる感じなので道を間違えたり、カーブで減速したりはほとんどないので走りやすいコースだともいます。

防波堤で海は見えないって聞いてましたが、そんなことはなく、十分絶景でした。

海なし群馬県民にとっては少しでも見えれば満足です。


ぐんまマラソンではオーバーペースで突っ込み後半に足攣り祭りだったので5:00min/kmを切らないように意識して走りました。

10kmより手前の地点でaoiさんに遭遇。

お会いできると思っていなかったので声をかけて神対応の写真撮影。
フルマラソンは知ってる途中とは思えないくらいさわやかでかわいい。
「序盤の余裕のあるタイミングであえてほっとした~後半だったら人に見せられる顔じゃなかった~」と思いながらレース後写真確認しましたが、私の顔はすでに酷かったです・・・

そのあと頑張って追いかけましたがもちろんおいていかれます。

あれでマイペースで気持ちよく走っているんだから強すぎ。

カルピス全然無い事件

話が急に変わりますが私が最も愛する飲み物はカルピスです。

紙コップによる給水がない代わりに給水所が混雑しないようにかなりの高頻度でボトルに給水できるポイントが設けられています。

そこには水以外のスペシャルドリンクとしてスポドリや麦茶もあり、その中にカルピス(ノーマル、白桃味、巨峰味)が置いてありました。
愛するカルピスがあるなんてわかってんな湘南国際。

序盤はボトルに水が入っているので給水所はスルーしていましたが、結構な頻度でカルピスがあるのは確認済。

ハーフ地点を超えてボトル内の水も少なくなってきたので25km地点を過ぎたらボトルの水を補給しつつカルピスを飲もうとおもっていたのですが、
いくつもの給水所を過ぎてもカルピスがない。
(白桃、巨峰カルピスはあったのですがノーマルがよかったんです!!)

やっとのことで見つけたノーマルカルピスを飲みながら思わず給水ボランティアさんに「普通のが全然なかった~やっとあった~」と嘆いてしまいます。
おいしそうに飲むねと笑われました。

地獄の向かい風からのラストスパート

30kmが近づくにつれてどんどんペースダウン
強烈な向かい風+上り坂でメンタルもボロボロ
このままぐんまマラソンの二の舞か・・・
と思っていると後ろからペーサーの掛け声とともに大集団が迫ってくる。
ちらちら後ろをみて、大会アンバサダーでもあるYoutuberのみゃこさん率いるサブ4集団だと認識しました。

「え、ってことは抜かれたらサブ4ですらなくなる?それともペースはやめにきてるの?どゆこと?」

限界で全然頭が回ってなく、思考が定まらないけど、抜かれたらやばいと思って必死の逃げる。
その間もペーサー集団は「ここまでこれたんだから最後まで行くよ~!!」
「ちゃんとついてきて~!集団の力でゴールしよ~!」と迫ってきます。まじ圧強い。

ビビって逃げ続けて6:30min/kmちかくまで落ちてたペースが5:15min/kmまでなぜか復活します。でも体力はもう限界。時計を見るのは意味ないと思いこの辺からはほとんど見ていません。

湘南国際のコースはフィニッシュゲートを一度通り過ぎてから折り返して再度ゲートに向かう形になっています。
これが40km近く走ってきてやっと近づいてきたゲートから離れることになるので、メンタルにかなりきました。

早く折り返してくれと思いながらひたすらペーサー集団から逃げます。
すると後ろから追ってくるぺーさーが「3:45のペーサーです」と声を上げる。
あれ?4時間じゃない?ってかみゃこさんじゃないじゃん!!
勝手に3:45のペーサーをしていた別の女性をみゃこさんと勘違いして逃げてました。限界過ぎて頭が回っていない。
これならサブ4は確実。でも残すは数キロ。サブ3.75目指して走りました。

折り返すとスタート会場沿いを走りながらフィニッシュゲートを目指すことになります。すでに10km部門をゴールを済ませた友人たちか私のことを見つけて応援してくれました。
前回の群馬マラソンが地元ということもあって知り合いが多かったのに対して今回はかなり孤独なレースだったのでとっても嬉しかったです。

何とか粘りながらもゴール直前でペーサー軍団に飲み込まれる。
最後の上り坂を気合でダッシュするもゲート手前で吐き掛けて数秒ストップ。なんとかこらえて人間の尊厳を保つことには成功し、そのままフィニッシュすることができました。

謎の復活。よく頑張りました。

結果はぎりぎり3:45きりの3:43:57
PB更新して3:45もきれてひとまず満足でした。

何とかフィニッシュ

フィニッシュ後

フィニッシャーメダルを受け取ってなんとか歩く。
アドレナリンビンビンなのか、ゴール直後は比較的元気。

ゴールすぐのとこでまたaoiさんにお会いできたけど、自分がつかれからどんなひどい見た目してるかわからなかったのでゴール記念に写真撮ってとは言えずご挨拶だけしました。ここでもめっちゃ余裕そうだった・・・

友人と合流して地面に寝転ころがります。
休めば回復すると思ったけどどんどん気持ち悪くなる。
へいきかな?と動き出すもまた気持ち悪くなって再び別の場所で寝転びます。

完全に燃えつきてる。

しばらく友人たちに介抱してもらいなんとか会場を後に。
せっかく華やかな会場なのに全然楽しめなかったのが悔しい。
ぐんまマラソンの時もさっさと帰ってしまったのでフルマラソン後を楽しむ余裕が欲しいです。

大会終えて

湘南国際マラソン個人的には最高な大会でした。
コースも難しくもなく走りやすい。景色もいい。
また参加したいなと思います。

今回PB更新はできましたがレース後から左ひざの腸脛靭帯炎が発症。
ぐんまマラソンの時もそうだったのでやっぱりなという感じですが、これもどうにかならないようにしたいです。右はならないから走り方のバランスが悪いんだろうな。
一方で足の裏やつま先に関してはノーダメージ。
ペースは落ちたものの変な体勢になったりせずに走れりきれたのでよかったのかなと勝手に思っています。

マイボトル制には賛否両論あるようですが、個人的には非常に良かったです。
正直マラソン大会中の給水所の道路に散らばる紙コップの量、毎回ちょっとひいていました。
タイムが出ずらいとかはあるかもしれないですがそれは一部の上位ランナーの方でしょうし、私レベルのランナーであればそこでロスする数秒のタイム差を気にはならないです。

準備不足の割には最低目標としていたPBは更新でき、さらに3時間45分を切ることができたので満足です。
一方でサブ3.5の壁は厚いなと実感しました。
なんとなくの練習でここまで来ましたがもう少し考えた練習をしていかないとこれ以上の記録は難しいんじゃないのかなと感じています。

今のところ今シーズンのフルマラソンはこれで終わりの予定ですが悔しいのでもう1本くらい走ってリベンジしたいなー。

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