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絶望から希望へ/2度の休職からの復活 Ep3

2011年1月の終わりくらい、鬱病の診断書が出て休職期間に入りました。

収入の話

たぶん誰もが通る道、お金をどうするか?について話しておきたいと思います。
最初は有給休暇が溜まっていたのでそれを消化して何とか基本給分くらいは出てました。
それが無くなると傷病手当申請ですね。
これは標準報酬月額の2/3、これで切り詰めれば何とか生活できるんですが、これが翌々月にしか入ってこないので1ヶ月間の空白ができます。
なので最初の月は収入が無いどころか今まで給料から天引きされていた税金や社会保険を逆に会社に支払わなければなりません。
休職して疲弊してるのに数十万円の負担を考えないといけないこの制度はなんとかならないのかなと今でも思います。
その後は傷病手当が毎月振り込まれるので安心して治療できます。
さらに僕の場合は生命保険の休業補償に入っていたので日額5000円、月で15万円入ってきた事で休職中のお金の心配はありませんでした。

生活について

最初の1ヶ月はほぼ寝たきりでしたね。
寝室にも行かないでリビングのソファに一日中居て、朝晩関係なく眠くなったら寝て、テレビは多分1ヶ月くらい付けっぱなしだったのでは?
寝てる時間以外はボーッとテレビを眺めてました。
この時は食事もお風呂も歯磨きも何もかも気が向いたらやるで何も考えずに生きていました。
3ヶ月くらいしてから会社からリワークプログラムを受けないと復職させられないと言われて病院のリワークへ通うことになりました。
朝9時から14時半まで、読書をしたり散歩の時間があったり、同じ通所者でグループ討議したりとかそんなリハビリをやってました。
認知行動療法とかもやりましたけど、イマイチよくわからなかったです。
そのうちみんな仲良くなって居心地のいい場所でしたね。

東日本大震災

休職して1ヶ月と少したったある日、日本中がパニックになる東日本大震災が発生しました。
連日流れてくる被災地の状況や原発のことを見てると自分が寝たきりなのが許せなくて、会社に復職をしたいと申し出しましたが当然認められず、それなら時間が余ってるんだから被災地にボランティアに行こうと病院の先生に言ったらすごい怒られましたね。今の状態で行っても役に立たないとまで言われました。
結局何もできない自分が社会に必要ない人間に思えてこの頃希死念慮が出てました。

この後も失踪事件とか交通事故とかあったんですが、あまり面白くないので割愛します。

結局傷病手当受給期間のギリギリ1年6ヶ月目一杯休職して、時間切れで復職しました。
決して良くなってもう大丈夫と言われたわけではないので、この時点で再発は見えていたのかもしれません。

次は復職から2回目の休職に至るまでの経緯についてです。

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