ベトナムで進むオフショアのシステム開発

こんにちは!小野です。

システムの開発責任者やCTOの方との情報交換の中で、最近また「オフショア開発」の話題が多くなっています。
オフショア開発とは、コストや技術力を考慮し海外でシステム開発を行うことを指します。
特に、今まで主流であった中国やインドについで、ベトナムでの開発が増えています。
上流工程は日本で行い、下流工程はオフショアで開発する流れが主流です。
インドや中国は月人単価が上昇していますが、ベトナムではそれよりもコストを抑えることができます。
また、日本企業の進出により、英語と日本語でのコミュニケーションがとれるのも特徴です。

1、オフショア開発のメリット

一番は、人材に関わる費用が安いことです。
エンジニアの人件費、仲介業者への報酬、採用広告費が日本よりもだいぶ抑えることができます。
特に人件費は、日本の3分の1程度が相場です。

採用の面でも、日本でスキルセットが揃ったエンジニアを獲得するには、時間もコストもかかります。
オフショア開発が進んでいる国では、その分技術力が高いエンジニアも多くなるため、採用スピードも上がります。

2、オフショア開発のデメリットと対応

開発技術が高いエンジニアは多いですが、要件定義や設計は日本で行うことが重要になります。
また、コミュニケーションにおいて英語が必要なります。
現地で英語と日本語ができるブリッジSEを採用することで対応できますし、さらにそのブリッジSEをまとめるPMが日本にいると万全な体制と言えるでしょう。

日本のような時間の正確さや休日出勤を求めることも難しくなります。
文化の違いを尊重し加味したうえでのスケジュール管理も日本側で押さえる大事なポイントになるでしょう。

まとめ


・コストカットとスピーディーな開発では、オフショア開発が適している。
・メリット、デメリットを加味した上で日本側の上流工程の管理体制が成功の鍵となる。


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