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未経験からITエンジニアを目指すなら、どの雇用形態?

こんにちは!小野です。

 ITエンジニアとしてのキャリアビジョン(目的地)を描き、その行き方を決める。その要素であるキャリアパスについて前回お話しました。
https://note.com/mu0401/n/nf67733fc0188

 今回は、「雇用形態」についてお話します。
 雇用形態は、大きく分けると「会社員」と「フリーランス」の2つであり、雇用ではありませんが「経営者(起業する)」という道を合わせて3つになります。
 それぞれの特徴についてみていきましょう。

1、会社員

 会社員の中でも自社開発とSESに分けられます。未経験からITエンジニアになる場合、まずは会社員からキャリアをスタートすることをおすすめします。理由は、社内にITエンジニアの基礎を作る教育制度があること、チーム開発の経験が積めることです。ITエンジニアの基礎知識を体系立てて学べる座学研修があったり、サポートがある中で実務経験を積めるOJTがあることは基礎作りに効果的です。
 自社開発の場合は、下流工程から始めて成長に伴い上流工程の経験が積めることが多いです。特に教育制度が整っていることが多いため、未経験からITエンジニアになる場合、可能であれば自社開発の企業に入りたいところです。
 SESの形態は、所属する企業が契約している案件先へ入り、システム開発を行います。色々な現場で経験が積めることが特徴です。

2、フリーランス


 ITエンジニアとしてフリーランスで働く場合、案件毎に業務委託契約を結び仕事をすることになります。契約形態が違い自分の責任と裁量で仕事を獲得していくため、個人のスキルや交渉力が要求されますが、その分、働く場所・時間・報酬・仕事相手など、働き方の選択肢が多いことがメリットです。自分で案件を獲得するための営業活動を行う方もいますが、最初は専門のエージェントの営業支援を受けることをおすすめします。専門のエージェントでは、多くのクライアントを抱えており営業活動も代わりに行うので、案件が見つからないといった心配はありません。

会社員以上に選択の幅が広がるのが、フリーランスのメリットです。

・働き方を選べる
・働く対価を選べる
・働く場所を選べる
・働く時間を選べる
・習得したいスキルを選べる
・働く人を選べる
・ライフスタイルを選べる

 詳しくはこちらをご覧ください。
https://note.com/mu0401/n/nff3179580274

3、経営者


 最後に、雇用形態ではありませんが、「経営者(起業する)」という選択肢についてもお話します。ここでいう経営者とは、フリーランスから法人化しただけの状態を指していません。起業し事業や組織を作り経営を行うことを指します。会社員として働いた後、独立し経営者になる場合と、フリーランス転向後にさらなるステップアップとして経営者になる場合があります。

 ビジネスパーソンとしての成長やスキルアップの面でみると、どの働き方でも成長があり自分の価値を高めることができます。
 収入面に関しては、会社員として自分の2倍の能力がある方の収入が2倍になるということは少ないので、仕組み的に能力と収入が比例しにくくなっています。フリーランスの場合、スキルや経験に応じて報酬は上がりますから、会社員以上に能力に見合った報酬を得られる可能性があります。経営者の場合、個人で働くフリーランスと違い組織で仕事をするため、報酬にレバレッジが効きます。そのため、会社員やフリーランス以上の報酬が見込めるわけです。
 人間関係や良好な繋がりの面では、会社員として働く場合、企業に属して働くため、安心感を得られたり職場での仲間もできるでしょう。フリーランスは、現場ごとに働く仲間が変わるため帰属意識や安心感は低くなりがちです。経営者は、チームや組織を作り事業を行うため、仕事を通じて良い人間関係を自分の力で作れる立場になります。もちろん、より多くのものが得られる可能性がある経営者ですが、その分「リスク」や「責任」が伴います。
 
 会社員・フリーランス・経営者という働き方に正解があるわけではありませんし、働き方自体に豊かさの保証があるわけではありません。すべては、ゴール(キャリアビジョン)次第です。まずは、キャリアビジョンを描き、ゴールを決め、行き方を決めましょう。

まとめ


・会社員、フリーランス、経営者によって、得られる可能性があるものが大きく変わる。
・キャリアビジョンを描き、逆算をして雇用形態や働き方を決めることが大切である。

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