少ない持ち物で生活をしている私はコーヒーが好きだ。

ケトルはFELLOWのStagg EKGを使っている。1℃単位で温度設定ができて、コーヒーもドリップもしやすい。ミルもFELLOWのOde Brew Grinder Gen2を使っている。ハンドドリップに特化した電動ミルで31段階の調整ができるのだ。

この２つで８万円。安い物なら２、３０００円でできる品物に８万円を使っているので、それなりにお金をかけている方だろう。世の中にはこれよりも価格の高い物はたくさんあるのでキリがないのだが、それでも一般人からすると驚かれると思う。

そんなコーヒー好きの私が１週間ほど体調を崩してコーヒーを飲めなくなった。体調が悪いので飲んでいたのはアクエリとゼリーだけだった。その時はただ辛くて、コーヒーのことはあまり考えていなかった。だから極論生きるだけならコーヒーがなくてもいいのかもしれないとも思った。

そんな体調不良から復活し、１週間ぶりにコーヒーを淹れた。そのコーヒーはいつも飲んでいる豆で同じ淹れ方なのに今までより豊かに感じた。コーヒーの風味はより鮮明に鼻を通っていった。

その時に自分の日常が戻ってくるような気がしたのだ。健康な状態でコーヒーを飲めることがとても幸せなことを少し忘れていた。当たり前になっていた。人間って慣れの生き物だから、慣れると感謝したり幸せを感じることができなくなっていく。

でも私はコーヒは自分の人生を作ってくれる大切なもの、と再認識できた。これからもコーヒーと共に人生を過ごしていきたい、とも思った。

ノーコーヒー、ノーライフ。

誰にでもある、大切なもの。忙しかったりすると忘れてしまうかもしれないけれど、そういうものほど貴重なんだ。もし忘れてしまったら人生じゃないよ。それこそノーライフ。

生きることだけが目的じゃない。

まとめ
自由な暮らしをするための実験をしている自分の思考や経験談の記事が誰かの役になれば幸いです。
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