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チームのチカラ

野球など普段ほとんど観ないのに、WBCだけはすごい熱意を持って観戦してしまい、1勝ごとに声をあげて喜んだ。ワクワクドキドキするプレーを観られたことはもとより、学ぶこと、共感することがとても多かった。

私はアマチュア・オーケストラにかれこれ30数年参加している。オーケストラもチーム・プレイであり、ライブであり、スター・プレイヤーがいるだけでは良いプレイができないところなど、野球の試合に繋がるところがたくさんあった。

その中でも、「人を信じる」ということ。

例えば、ホームランをあんなにたくさん打っていた村上選手が、WBCでは不調でなかなかヒットやホームランを打てないでいたが、栗山監督は彼を起用し続けた。結果を出せずにいるのに起用され続けることに対するプレッシャーもきっと生半可なものではなかっただろう。でも、村上選手は準決勝の最後の最後で期待に応えた。プレッシャーに信頼の絆が勝ったのだと思う。

例えば、佐々木投手を3月11日の先発投手に起用した。監督が選手の気持ちに寄り添うこと、その想いに応えたいと選手が思うこと、そして実際に最高の結果を残すこと。

優勝後のインタビューで、選手たちは口々に「感謝」の言葉を口にしていた。常に前向きに、互いを敬い、お互いを褒め称え合い、どんなときも諦めず、監督を信じ、仲間を信じ、自分を信じ、「優勝」という目標に向かって全力を尽くした。チーム全員が常にこの姿勢でいるのは容易なことではない、きっと全員が努力したのだろうと思う。

そして、私はこれはオーケストラにおいても理想の形だと思っている。最高の音楽をみんなで実現し楽しむために、常に同じことを実践する努力をしている。うまくいかないときに、他人を責めるのは最も簡単な行為だが、それをしたところで何も良いことは生まれない。どこまでも仲間を信じること、そして自分は周りの音を聴き、全集中力をもって音楽の流れを共に創ること。

うまくまとまらないけれど、書き留めておきたかった。大事なことを忘れないために。ありがとう、侍ジャパン!私もまた挑戦していきます!

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