見出し画像

# 2 魔女の治療 S1 . 喫煙歴20年のわたしが一瞬でタバコをやめたワケ




父がタバコをやめたワケ


禁煙の仕方は人それぞれですが

父を見ていると
ある意味での
打たれ強さを感じられたので

やめ方の一例として
取り上げてみました。

父の喫煙歴は
わたしの倍以上の
50年以上はいくのではないかと。

父の吸い方の特徴は

タバコを半分吸っては
消す、の繰り返しで

一日3箱近くは
消費していました。

わたしはよく
「もったいない」と
物申したりもしましたが

こういう吸い方の人って
本当かどうかわかりませんが

”かまってちゃん”が多いと
聞いたことがありまして

今思うに、
口さみしい吸い方というか

本当に寂しかったのかな、
とふと思ったりします。

そんな寂しいを紛らわす
癒しのタバコは

吸うたびに
だんだん苦しくなって
いったようですけど。

ある日、父が職場で
休憩しているところ

一服している最中に同僚に
心臓が苦しいと訴えていたらしいのです。

そして、その深夜に
母のバタバタという音で目が覚めて

一階に降りていくと
母が急いで荷造りしていた。

父が救急車で
運ばれたとのことでした。

もっとガタガタ音がしても
良いようなものですが
深夜ということもあるのでしょうけど

動きが静かすぎる
救急隊員に驚愕。

そして即手術。

一命を取り留めましたが

狭心症との診断で
文句なく
ドクターストップで禁煙です。

ウチは家系的に心臓が弱いので
疾患というのはそういう弱い部分に
影響がきてしまうんです。

その後は真面目に禁煙外来で
確か禁煙パッチ?というシールをもらい
二の腕に貼る生活になり

タバコからは
遠ざかっていきました。

ですが

半年経たないうちに
また救急車で運ばれて
2度目の手術。

生活習慣を顧みない
父の性質なのですが

手術すると血栓が消えて
調子が良くなるもんですから

暴食で肉食な父は
むさぼり食べまくる。

お酒はのめないので
コーラ派ですし

甘いものも油っぽいものも
身体に良くないとされているものは
よく食べる。

ストレスも解消されないまま
禁煙することになってしまって

ストレスのはけ口が
食事の量に発展するわけです。

悪魔の食卓だとは知らず
暴食が加速して
ほとばしる油祭り。

それからまた数ヶ月後

また苦しみ出した様子で
本人が病院へ電話し
救急車を家へ呼びつけ
歩いて乗車。

慣れたものです。

しかしせっかく病院で治してもらっても
生活習慣が何も改善されてませんから

体力が続く限り、永遠のループです。

とうとう父のように
わたしにも血栓ができたのですが
父と比べると、発症が早い気がする。

やはり
団塊の世代あたりの方々は
子供の頃の食べ物や環境が
自然に近いことが大きいようで

病院通ってますが
なんだかんだと
丈夫な人が多い。

父も入退院繰り返している割に
身体は丈夫なんだなと思います。

これからも
まだまだ長生きしてほしいですが

今もなお
病院と薬に依存している状態なので
今後どうなるか。

もちろん食生活の改善点は
伝えていますが

父のループを止められるのは
父だけですから。



高いものは安い?


ひとまず食生活を改善することが
先決なのですが

しかし毎日
偏食の母に大好きなオイルカットの
食事を作ってもらうのも

脂質大好きな父に
ヘルシーメニューを強制するのも

なかなか難しいですし
相当なストレスを与えてしまいそうです。

そこで、ワンポイントアドバイスとして
エルが教えてくれたのは

油の種類を見直すことでした。

血液ドロドロ一家ということなので
菜種油を選ぶと良いと。

一般的な油より少し高額なので

母に伝えた時は
「そんな高い油は使えない」と
渋っていました。

人は変化を嫌うと言いますが

なかなか数百円のハードルだとしても
高いと言い訳をして工夫しようと考えない。

まさにわたしです(笑

だからよく気持ちはよくわかります。

「よし、変えよう」とすぐ
受け入れる人って稀です。ほんと。

しかし
意外なことなのですが

高価なものは意外とコスパが良い。

一度買ってしまえば
案外「高くなかったな」と気づく。

食費の場合

毎月ある程度の収支を
把握していないと気づくことが
できないかもしれませんが

高価なものは
美味しいので少量で心が満足しますし

もったいないと感じて
ついつい消費量を減らします。

安いものを
湯水のように使っていた人はなおさらです。

さらには食品の質を改めることで
体調面にも変化がみられるでしょう。

でも長い期間をかけて
身体を痛めてきたわけですし
ストレスの方の改善も必要で

体調を戻すにも時間はかかりますが

年間単位で見ていくと
医療費が徐々に減っているはずです。

本当に療養すると覚悟すれば

オーガニックなどの有機野菜や
無添加の良質な食材に変え

糖質、脂質を絶つ、という
食事を推奨しますが

一般家庭では、レシピ考案や食費が
一気に負担になってきますし

それこそ「ねばならない」に侵されて
改善がストレスになってしまい

本末転倒です。

以前にも申しましたが
病の原因は

ストレス →7割
食品 →3割

ですから。

何事も
少しづつ変えていくことが
続けるための秘訣です。

ということで
高価で質の良いものは
結果的にトントンか

もしくは安く済んでしまう
可能性があるわけです。

わたしの実家は
毎月、業務用さながらの
4リットルという使用量だったので

母が渋るのは仕方ないかな
と思い

まず最初にわたしが
行動しようということで

購入して使ってもらっていましたけど

どうやら美味しいと感じたようで
程なく
教えたお店に自分で買いに行くように
なってくれました。

頑固なのに単純な母です。

まあでも
良いものは美味しいんですよね。

天ぷらやマリネ好きな母には
よくわかったのでしょう。

その他の調味料も少しづつ買い替えして
見直してくれています。

あとは量も減らしておくれと
願うばかりです。




本当の原因はタバコでも油でもない


しかし血栓の原因が
タバコとストレスを除けば

母の偏食と
トンカツやハンバーグなどの
母の愛だったことは

非情な過失でしたが

実は以前のわたしは
まるで母が、さも原因のように
思ってしまったことがあります。

喫煙していたとはいえ
異常な量の油を摂取してこなければ

血栓になることもなかったのに、
タバコをもっと気楽に吸えていたのにと。

自己中な
エゴエゴ人間でしたから。

実際はそうではない。

本質的な原因を突き止めるなら
原因は母にはまったく無い。皆無。

結局は

わたしが好んで
母の料理を食べ続けたわけですし

誰にも強制されてもいない。

自分で作っても良かったのに
母の手料理を食べると
選択したのはわたし。

だから
わたし自身の責任なのです。

わたしが決めてきた結果です。

とはいえ
自分を責めることでは
解決しないし

自虐してしまうと
母を責めることと変わらないし

また誰かに
同じことをしてしまうことにもなります。

自分と向き合って
事実をしっかり受け止めたら

わたしが望む未来を
俯瞰して方向を定める。

そして
前に進むことなのだと思います。




油かタバコか、どっち?


さて
今度はどうしていくのか。

症状としては痛みはなく
何もなくグルンという変な
感覚だけなので
苦しいとかはないのですが

エルいわく、
このまま放置しておくのは
あまり良くない。
ひとまず治した方がいいと。

油とタバコが原因ということを
知ってしまったら

ちょっとだけ
禁煙の必要性を肯定しそうになる。

でも
20年続けてきた依存アイテムなので
そんな簡単に心は折れません。

やはり吸いたい気持ちを
抑え込むなんてことは
不可能です。

わたし的には
ストレスを軽減するために
喫煙しているわけですから

無理やり禁煙してしまうと、
そのストレスをタバコ以外にのもので

どうやって発散すればいいのか
わからない。

精神的に崩壊してしまうかも
しれませんし

タバコをやめたからと言って

父のように暴食に走るのか
お酒、ギャンブル、パチンコ、、
依存アイテムは他にもありますし

どれを選ぶことになるのやら。

すると
エルは提案してくれました。

「油をやめるか、タバコをやめるか、ね」

即答で

「油!」と

すぐ決めて発言したのに

「あなたは油はやめられない」

とまた
即答で返されてしまった。

まあ
なんとなくわかってますけど。

唯一の楽しみ
と言っても良いことが
食事ですし。

脂質を抜いてしまったら
マクロビ、精進料理になってしまう。

ナチュラルな健康食は
好きですけど

食事する理由の中に
ストレス発散という意味も含んでいる
わたしにとっては

精進料理なんて
かえってタバコが増えそうな予感。

油抜きという選択肢に
良い兆しがみえないのは
重々わかっています。

エルはすぐ
「あなたはどうしたいの?」
とも聞いてくる。

でも「タバコはやめたくない」
というしかない。

本心だから。

どちらもやめられない。

「じゃあ魔女Aさんにやってもらいなさいよ」と。

選択肢は
それしかないのだろう。

この頃は
体調不良の総決算のように

今までに患ったことがなかった
病状が絶えず襲ってきていたので

絶えず、魔女Aさんを
利用させてもらっていましたから

またか、、と申し訳ない
気持ちもあったのです。

とはいえ病院へ行って
手術なんてことになったら、、という
不安的なエゴが。

でも今は
緊急事態ということで

早速アポをとって魔女の館へ。




Dr.魔女とDr.ウーラ


魔女Aとは
わたしたちの主治医で
70代後半のおねえさま。

“手当て”が得意な
超感覚のお医者さんです。

この近辺に住んでいる
わたしたちのような若輩者たちから

魔女と呼ばれているのです。

余談ですが
魔女がつくる料理はとても美味しい。
地元で評判のカフェレストランを
開業していたこともありますし

時々作ってくれるカレーは
オリジナルのスパイス調合が
独特な黒いカレー

まさに魔女カレーです。

そして
毎度のわたしの体調不良では
大変お世話になっており

ここ数年は緊急時にも
救急病院ではなく、この魔女の館に
駆け込んでいたのです。

そして今回

血栓のことで診断したウーラにも
付き添ってもらって会いに行き

さっそく軽く説明した後

魔女は
わたしの胸の真ん中あたりをみて

「白いものあるね」と。

それから、ウーラと魔女は
二人でいろいろ話してました。

お医者さん同士がカルテ見ながら
治療方法を探っているかのような。

あの辺り?とか
こんな状態だから、、的なことを

わたしそっちのけで
話しあっている。

両者はエネルギーのことが
よくわかるのですが

話し合う理由は
用途や役割りが違うからです。

魔女が得意とする「治療」は

ウーラも
できなくはないのですが
とても疲れてしまうらしい。

魔女の方も
高次元へのアクセスというリーディングは
できるのですが

魔女の場合は
どこのどういう存在と繋がっているのか
よく把握できないらしく

エルの見解では
少々安全性に不安があるとのことです。
魔女は「治療」の方なので
専門外ということ。

(高次といえども
友好的な存在ばかりではないですからね)

では魔女Aとウーラの
違いを少しご説明します。

例えば
外食産業ですと

料理が得意なシェフもいれば

フーディのような舌の肥えた
美食評論家もいる。

同じ業界ですが
役割や特技が違います。

料理担当のシェフは
他店の評論はできるかも
しれないけど得意ではない。

フーディも
料理はできるかもしれないけど
得意ではない方が多いかと。

要は特出した能力が違うのです。

ウーラが医者だとしたら

エネルギーで診察して病名を教えてくれます。
再発しないように
解決策も教えてくれるし
経過観察もしてくれますから

内科医に近いかなと思います。

魔女の方は
診察や原因はざっくり教えてくれますが
治す方が得意で簡単なようなので

患部をダイレクトに開いて
治療する外科医
といったところです。

さて
わたしの治療や施術ですが

魔女は元々昔はヒーラーさんとして
アロマオイルなどでも
施術していたのですが

訳あって今は引退しているので

離れにある施術ルームへは行かず

3人で雑談しつつ
ダイニングテーブルで
お茶飲みながら

患部に手を当てたり、さすったり。
まさに「手当て」
日本語ってあながちです。

そしてだいたい
30分くらいで終了。

何か特別なことを
やってくれてるのかも
しれませんが
わたしにはわかりません。

体感的にも
特に何も感じないのですが

しいていうなら、患部がめちゃくちゃ
温まってくるくらいでしょうか。

魔女はいつも
「誰にでもできるんだよ」と言いますが

試しに、骨盤調整の方法を
教えてもらったことがありまして

意味がわかっていないわたしに
手取り足取り
付きっきりで教えてくれましたけど

一通りやってみても
できませんでした(笑

できる訳ないって思ってるので
余計できないらしい。

ウーラは隣で
すぐできてましたけど。

そして施術後
魔女からはいつものように
その日の帰り際に

今回は3回かな

と通院回数を言われ

仰せの通り3回通いますと
痛みや異変がなくっているのです。

今回のグルンも
「そういえば、ここ最近ないな」
ということに気づく。

この頃は1〜2年の短期間に
立て続けに襲われた

急性の胃腸炎や
帯状疱疹、膀胱炎などなど

毎度のことながら
治していただき

もう3年は経ちますが
上記に関しては再発0です。

理屈はわからないけど
治るんですよ。不思議です。

それ以外に
わたしが通いたい理由は

病院みたいに痛くないw

痛みにとても弱いわたしにとっては
とてもありがたいのです。

しかし「再発」に関しては
このグルンだけは違った。

再発しないようにするには
原因を解決することにつきます。

魔女は治療してくれただけなので

ちゃんと原因を突き止めて、本人が
完治させるための行動をしないことには

どんなことでも、その場凌ぎの
応急処置のようなもので

同じことを繰り返してしまいます。

潜在的なストレスもそのままですし
タバコや油もやめてない。

やはり数ヶ月後

またあのグルンがやってきたのでした。



原因を教えてもらう方法


ただ、エルいわく

問題というのは
原因を知ることで

50%は解決するらしいのです。

簡単な問題などは
知っただけで
楽に解決してしまうケースもあります。

知るということが
すごい効果なのだと実感。

何も知らない状態と
知った状態では

すでに世界というか
パラレルというか
もう違うところにいる。

あれだけガンコに絶対やめないと
誓っていたわたしが

禁煙することの方が
メリットが大きいと思える世界に
移動することができたわけですから。

だからすんなり

ウーラの”あの一言”で
禁煙できたのだと思います。

今回の疾病のような場合

その原因は
どうやって知ることができるのか。

わたしは当時
ありがたいことに
エルから教えてもらうことができました。

エルから離れた今になってみて
よくわかることですが

高次の存在に聞かなくては
原因はわからないということでもない。

わたしは知りたい意欲が人一倍強く
何十年も無意識にそれを願ってきた。

ウーラが覚醒し高次の存在に
コーチングしてもらえたのは

生まれる前に決めた青写真なのか
潜在的に刷り込んできたものなのか

わたし自身が望み
選択してきた結果です。

これはわたしの結果であって

知ることを望み続けることで

人それぞれの結果は

それぞれが望んだかたちとして
答えがやってきます。

ミッションのフェーズが移行してから
ウーラと離れ、この一年で
わたしがどれだけオーダーしたことか、、。

例に挙げると

映画のワンシーンにフレーズとして出てきたり
ひらめきのように降りてきたり

さまざまです。

以前はエルに、というか
ウーラに依存していたわたしですから
気づくはずもありません。

子供の頃は好きだった
ドラえもんとのび太ですが

今では「共依存アニメ」だと
ナナメで観てしまう。

でもドラえもんは好きなので
今でも映画とか観ますw

戻します。

そして、

まずは自分に問いかけ続ける。

「病気の原因は何?」

宇宙なのか、高次なのか、
自分自身なのか、

わからないけど
全部にオーダーする。

「わたしは病気の原因を突き止めて
完治します」と。

宇宙はYESしか
言わないそうですから
言い方には注意です。

病気の原因に限らず

どんな困難にも
世の中への疑問も
幸せを求めるなら

ジャンジャン
オーダーしていきましょう。

この数年、
金銭的なピンチや
精神的に追い詰められた時

見えない何かに
助けてもらっていたのかもしれないと
乗り越えることができたと

信じています。

今、ようやく大嵐を抜けて
雲間から陽が差し始めたから
思うことです。

それ以外は考えられない
状況でしたし。

しかし
無条件ではないのです。

どうなりたいのか、という意図を
持って自分が行動すること。

それを見えない存在が
後押ししてくれるだけなのだと、

事前にエルから教えられましたから

とにかく
がむしゃらに行動しました。

本当に

現実にも自分にも
向き合うって大変です、、。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?