自分を活かすことをみつけた男の子
6月の∞工房は「おる」+「そめる」=∞
折り染めのワークショップでした。
折り染めは、和紙を折って、絵の具でそめるだけの簡単なワークです。
1つとして同じ仕上がりにならないし、
開いてみると思いもよらない柄になっていることが楽しくって
子どもたちは何度も何度も飽きずに作っていました。
できあがった作品は一つとして同じにはならない。
まさに∞の作品でした。
5歳のRくんは初めての参加。
始まる前に、私が落としてしまったロープを
自分なりにぐるぐると巻いて持ってきてくれました。
私は、ありがとう。と伝えました。
子どもなのにえらいね。とか。お片づけをするのは正しいことだよ。
ということではありません。
あなたがいれくれてよかった。という感謝の気持ちです。
そのときのRくんの満面の笑み。
Rくんは片付けのときも、みんなの絵の具の入った牛乳パックの容器を
一生懸命洗いました。最後まで流しにいました。
∞工房では、楽しい造形のワークショップというだけではなく、
1+1=∞になる関わりも育んでいきます。
一緒にいるっていうことは、どういうことなんだろう。
多様な人の中で自分らしくいるということを
この場を通して伝えていきたい。
そう思っています。
偶然出会った色たちが、
不思議と調和して一枚の紙に存在する折り染めのように。
一人ひとりの個性が尊重され調和する社会に
ちょっぴり近づいたら嬉しいです。
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