アルバイトを除いた初仕事の話

お題があったので書いてみる。
高校卒業して進学したのは音楽系学科の専門学校。
いろんなゲームメーカーとかにデモテープ出したり試験受けたりしてみたけど残念ながら業界内の就職はかなわず、数学の講師(本職はプログラマー)のコネでとあるITベンチャーにはいる事に。

それが地獄の始まりだった。
そこはそういう風にそこの学校で専門分野の就職が出来なかった人が流れてくる感じで、同期が当初20人かそこらいた。
うち6人くらいが同じ音楽系学科の人間。そのうち2人が在学中つるんでたクラスメイト。

最初の研修がまず酷かった。
研修とは名ばかりで、マナー本みたいのを一冊渡されて「読んどけ!」以上。
出向先が決まるまでは本社で雑用の日々。

課長が何人かいたが、そのうちの一人が問題児(?)で、自分の気に入った人間以外には扱いが酷い。
結論を先に言えば、最初の1年で同期がゴッソリ辞めていった。

出向先は最初は某大手プロバイダーのサポート窓口とか、某大手電気メーカーのヘルプデスクとか、某大手ネットバンクシステムのエンジニアとか、いろいろやった。
電話対応が割合としては多いので、電話対応のスキルは高い。出向先の仕事はどれも新鮮でそれなりに楽しかった。

でも、自社の問題課長がなにかとメンタルにダメージを与えてきて、3年くらい勤めていたが、ある日出勤時に体調が悪くなるようになり、それが続いて通えなくなった。
地元の精神科で診察を受けて、(当時は細かい病名みたいなのはなくて)うつ病と言われ、入院した。

しかし、入院中に会社側から家族に対してなんかクレームが入ったりして(対応は親に任せてたから詳しくは知らない)仕事に穴を開けたから損害賠償だみたいなこと言われて父親がキレて、なんかよくわかんないけど何らかの力を使っておさめたようで、入院したまま有給消化後退職という流れになった。
当初聞いていた初任給より低かったり、ボーナスだと言って3万だけ渡されたりとか、振り返ればどす黒いブラック企業だったなと思う。

そこでの経験とてんびんにかけたら、その後はどんな仕事も比較的楽だったなとおもう。
また、電話対応と接客のスキルを身につけていたので、それもいろいろ活かせたので、その点だけはありがたいと思っている。
クレーム対応窓口みたいなとこも経験してたから、多少怒鳴りつけられるくらいでは動じない強さも得られたし。

余談ではあるけど、当時精神科に入院中、なんだかんだあって彼女が出来た。
もちろん病棟は男女別なんだけど、作業療法とか一緒にやったり、ロビーでは普通に交流が出来たから。 

私は症状は軽めだったけど、相手の子は第一印象ではかなり重かったとおもう。
服用している薬の影響もあったんだろうけど、表情とか、色々な反応が控えめで、内にこもる感じ。 

入院中少しづつ手紙や会話で交流をしていくなかで、段々と考え方がポジティブに、そして表情や受け応えの反応が良くなっていったのはうっすら記憶している。
互いに癒されたというのもあるのか、症状が2人とも落ち着いたので退院して、その後も家が比較的近かったから遊んだりはしていた。

ポジティブシンキングが進んだ結果、彼女は自分のやりたい分野への意欲が増して、その勉強に打ち込みたいという事になり、会える回数が減ってそのまま自然に会わなくなった。

あれはあれで良かったとは思う。
当時自分は23くらいで、相手は18くらいだったから、やりたいこと1番打ち込みたい時期だし。
症状のあるうちは進学とかは考えてなかったみたいだけど、そりゃそうだよね。

自分も専門学校在学中は講義や実習のスケジュールがタイトすぎて他のことそんなに関心向けなかった。
通学時間が片道2時間くらいかかるのもあり、普通の日はほぼ時間に余裕はなかった。
連休の時にはつるんでた友達の家に泊まりで遊びに行ったりはしてたけどね。

目的としてた分野には進めなかったけど、専門学校時代は楽しかったな。

というところでこの話はおしまい。
機会があれば在学中の面白い話とかするかもしれない。

あと、当時のこのブラック企業にいた時、先輩の女子社員とよく遊んでたので機会があればその話もするかもしれないし、しないかもしれない。

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