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【2024年02月05日】武器を捨てて、野にかえろう。

「BYE WEAPON BACK TO LAND」
武器を捨てて、野にかえろう。

「女は雑草」
女性の、大地から、体の内のはらわたから湧き上がるような生命力を描いていらっしゃるまりぼんさん。
まりぼんさんの投稿を見て、わたしは心が震えました。

今、この時も起きている、戦争や殺戮。
誰の中にも暴力性が眠っているし、戦争に突き進んでしまう可能性がある。
わたし自身、そのことを自覚していて、だからこそ根っこのうたや、どんな存在でも懐に抱えてくれるおかあさんである海のうたや、世界が終末を迎えた後、愛しい人を探してまわる幽霊さんのうたを歌ったし、大いなる子宮である洞窟の詩を書いて声にしてきた。

わたしたちが教科書で“勉強してきた”歴史はかつてのものなどではなく、いろんな人の思いや、大変な問題まで、脈々と現在に受け継がれ、繋がっている。
その流れの中に、わたしたちはいる。

もう過去のものだと思い込んでいたことが、今現在も続いていたりして、それに苦しんでいる人たちがいて、それなのに誰も関心を持たずに、また同じ過ちを繰り返そうとしてるみたいなことが、たくさんある。

こんなに大切なことを知らなかったのかと愕然とし、どうしていいかわからなくて絶望しそうになる。

だからこそ、思う。
「武器を捨てて、野にかえろう。」

わたしたちは、みんな土の上に立たせてもらって、存在している。
今、土の中の菌について勉強し始めたのだけれど、すごい。
異なる菌同士や植物と協力し合って、自らが根となって、広がっていく。生き延びてゆく。

どんなに離れた場所の人たちでも、わたしたちは繋がっている。繋がっていける。
屋久島の植物たちは、根を張れる土の部分が少ないので、いろんな植物たちが、手を繋ぐように支え合っていると知った。
根を張ろう。そして、なんとかこの世界を生き延びていこう。

素敵なステッカーをこの世に生み出してくださったまりぼんさん、てるてさん、ありがとうございます。
今日届きました。柔らかく美しい封筒に入って。

武器を捨てて、野にかえろう。

むじゅん

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