屍鬼骸

ゲームクリエイター志望の学生ヲタク。同人サークル『新約荒神製作所』を運営中。リンクツリ…

屍鬼骸

ゲームクリエイター志望の学生ヲタク。同人サークル『新約荒神製作所』を運営中。リンクツリー:https://allmylinks.com/team-shinyaku-aragami | 公式Webサイト:https://shinyakuaragami.com/

最近の記事

僕のバイブル。にゃるら著『蜘蛛』を読んで。

 自縛。  それこそが、僕が未来に歩みだせない理由。  僕の環境や歴史というのは、安寧そのものであった。  社会や親が与えるレールの上をただ歩くだけの人生。他人と異なる道に進みたいと、どれほど思ったところで心の箍は外せない。親に相談したところで、強く反対されたらそれまで、意志の弱い自分は何も言い返せなかった。  そうやって、何度諦めたことか。  心の奥底、理性が効く表層心理ではない、深層心理に潜む声が、僕を安寧の地から離させないと意地を張る。強く、強く、縛り付ける。  平凡で

    • 見られたい。見られたい。見られたい。

       承認欲求。  それは誰しもの心にある抑えがたい欲望。欲望の強さは人によりけりだが、僕のそれは極めて貪欲だった。  学生の頃。僕は先生や周囲の生徒に可愛がられたいという一心で、なりふり構わず色んな人に喋りかけた。昼食時や授業中など、沈黙が続くときは自ら話題を出し、会話の流れを無理矢理設けた。今思えば、典型的な問題児だったが、自重することすらもできない僕を、先生たちは苦虫を嚙み潰しながらも受け入れてくれた。  そして周囲の生徒も、僕を「友達」と認識してくれる人が多かった。他人や

      • 推し活は鬱に効くという話。ニディガ展2に行ってきた。

         人生の目標を定めておきながら、生まれてこの方二十年(※実年齢二十歳です)何の成果も出さずにダラダラと生きていた僕。自己を叱りつけ、しっかりせんか! と鏡に向かって檄を飛ばすも三日坊主の繰り返し。もうすぐインターン応募の時期が迫るというのに、人生で何事も成したことが無い今の状況に、凄まじい焦燥感とこの上ない絶望を感じています。  やらなきゃいけないことは、分かってる。あとはそれをどう継続するか、という話なのですが、ここでネックになるのは人生経験の無さです。というのも、一定の

      僕のバイブル。にゃるら著『蜘蛛』を読んで。