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香川県豊島でリベンジアート・食めぐり

2022年の芸術祭で行くことができなかった豊島美術館に行った時の文章を、思いがけずたくさんの方に見ていただきました。この話には続きがあり、というか旅行なのでもちろん前後があり、今日の記事では豊島の美術館の外にも広がる食とアートについて書き残したいと思います。

豊島に入ると、お野菜が出迎えてくれます。どうやらアートだけではなく、「食」もこだわった島なのだそうです。

雨上がりの冬の風は冷たくて、でも坂道をのぼっていると少しずつ体が温まるのを感じました。どこにでもありそうな坂道が、絵のように穏やかに見える瀬戸内海。

美術館で鑑賞を終え、美術館と景色が一望できるという高台へ散歩。自然の中に、コンクリートのドームがどんと建っている光景は不思議です。

豊島美術館ではオンライン予約の引き換えのチケットを紙で発行してくれました。空と地面の色をどちらも作品にしてくれる白い無地のチケットです。

その後は友人が行きたいと言っていたレストランに。海が一望できるというのですが、建物の外見はぱっと見でプレハブのよう。どんな場所かドキドキです。

席から海が一同できるテラス席にしました。海のレストランのコースターと。

ここから見える海も、まるでモネが描く水面です。微妙な色合いと抜群の透明感が、瀬戸内海の景色を淡く美しいものにするのでしょうか。

そしてもちろん、乾杯です。貸し出しのブランケットにくるまりながら、前日にも散々話した女子会のトークへ話は飛んで行きました。

頼んだのはラザニアのプレート。もっと食べられるしこういうのって少ないじゃん。と思っていたのに食べ始めたらすごく満足な状態で食べ終わりました。

さて、もう一箇所巡ってみようと思います。目的地まで腹ごなしがてら散歩です。電動自転車のカップルたちに2組くらい抜かれました。それもまた、青春の匂いが濃い。

次に、豊島横尾館に行きます。アーティストの横尾忠則と建築家の永山祐子による美術館だそう。うっすらと気味が悪い感覚は、多分間違ってないんだと思います。

それもそのはず、アートのコンセプトは赤が多く、そして描かれているものも、なんというかどろりとしているんです。

撮影可だったこの庭を見ても、どんな精神世界に住んでいる人だったんだろうと思ったり。気分的にあまり長いこととどまれず、退散。

なぜか素直に岡山に戻らずに高松にきてしまったので、満腹な胃に鞭を打ってうどんを食べました。でもやっぱり讃岐うどんは美味しかったです。しみる。

前回の豊島では体験できなかったアートもレストランも、友人のリサーチと準備のおかげで回ることができました。一人旅だったらもっと行き当たりばったりだったでしょう。ありがたいな、と思いながら写真を見返しました。

これで、一月の旅行のまとめはおしまい。次からは山口と福岡の旅を振り返ります。では、また。

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