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はじめての社外グラレコで撃沈した日

社内でグラレコをする機会があった。私より経験があるおふたりと一緒に運営からお誘いいただいて、チャレンジしてみますとお受けしたのだった。初めての社外も関わる大舞台に、緊張はしていなかったがあまり自信がなかった。

グラレコは昨年はじめてから一年くらいゆるゆると続けている。今までは社内でのオンラインイベントで頼まれもしないのに書いて、社内SNSで公開してきた。だんだんとみてくれる人が増えて、イベントに関連する部署に所属しているわけではないけれど、イベント開催の時には呼んでもらえるようになったのだった。ただ、レコーディングとはいえそのイベント中に公開しなきゃいけないことは少なく、ゆっくりまとめれば良かった。だから私もなんとなくグラレコできる気持ちになっていた時に出たイベントだった。

結果、全然そんなことなかった。ライブでのグラレコには全く歯が立たなかったのだ。イベント終了の十分前がライブグラレコの提出期限で、その時に私のiPadの中にあったのは空欄と少しばかりのメモ書きだけだった。焦って空欄を埋めようにも、もうどうしようもない。無力感に包まれながら、グラレコを公開するしかなかった。恥ずかしさと申し訳なさと、それから劣等感。前日のイベントでは終了時には綺麗なプロ顔負けのグラレコが完成していたのに、今日はメモの端切れを社外ゲストにも公開してしまった。見ないで。そう思いながらスクリーンに映し出される絵を見て、ひとり背中を丸めていた。

翌日までにはしっかり仕上げた。でも、その場が盛り上がったところで社外の方に向けても「お〜!」と言わせるグラレコを作れなかったのは、私の力不足以外の何ものでもなかった。すごいだろ〜と言いたかったわけではなく、それもイベントの一部として楽しんでもらいたかった。けれども私のグラレコは感動するにはお粗末で、参加された方々に気を遣わせてしまったに違いない。私は普段は自信家だけれど、こういう時はカラキシだめなのだ。せめてお土産に持ちかえってもらえるものはと、作り込んでみたけどどうだっただろう。

グラフィックレコーディングは本来的にはライブで作成するのが基本。私はライブではなくすこし手を入れ直すことも多いので、その場のグルーブ感というより綺麗なまとめを作ることを意識しすぎていたのかもしれない。あとは文字が多くなりがちなのも反省点で、そういうことをぐるぐると考えていて、余計に今回はうまくいかなかった。

自分が他のふたりみたいにできないのは分かりきっていたし、そもそもの経験年数が違いすぎるのも知っていたのに、それでも並べられてしまうと悔しくなった。自分ってこんなにできないんだな。そんなことを社外のゲストの前でも大公開してしまって、でも逆に言えばもう失うものもないのかもしれない(無理やりポジティブに考えればね)。グラレコと文章の優先順位で言えば文章が圧倒的に高いけれど、グラレコも変わらずにやっていきたい。改めて、仕事の合間をぬって月に2回以上はやっていきたいなと思う。

もっともっと力をつけて、次にイベントに呼んでもらったときには期待に応えられるようにしたい。まだまだできることは多いはず。成功だったとは言えないけれど、自分のチャレンジは認めてあげようっと。いつか公開できるグラレコをnoteでも公開したいな。



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