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北海道1周旅 14日目 利尻島

5時半頃に起床。
かなり肌寒い。まだ8月だというのにダウンを着るなんて東京ではおよそ考えられない。

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朝食をこしらえる。サッポロ一番塩を昨日の残りのキャベツを追加。寒い朝にはラーメンに限る。

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コーヒーを淹れしばしゆっくりとするつもりが、気づけば8時を過ぎる。少しばかり急ぎ鴛泊港へ。

鴛泊港に向かった理由は、レンタサイクルで利尻島一周を行うためだ。本当は親愛なる相棒を連れて行きたかったが、あまりにも輸送費が嵩む。不本意ながら浮気をすることにほんの少し罪悪感を覚えてしまう。

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Bianchiのクロスバイクを借りた。荷物を搭載しない上に細いタイヤを履いているゆえに、面白いくらい走りやすい。

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まずは姫沼へ。海沿いの道から早速意味の分からない斜度を登って行く。

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風が無ければ綺麗な逆さ富士を拝めるのだ。
今回はご縁が無かったということで。


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姫沼の周囲には遊歩道が整備されている。鮮やかな緑に覆われた木道をのんびりと歩くのはなかなかに心地の良いものだ。まるでジブリの映画にでも出てきそうな道だ。

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その後、白い恋人の丘やオタトマリ沼、御崎公園など有名なスポットを巡る。
利尻富士が雲に隠れてしまっている。島の天気は良かっただけに少し残念ではある。

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御崎公園にてTwitterで知り合った島民の方に差し入れを頂き、楽しくお話をさせて頂いた。ネットワーク上の繋がりは重視してはいなかった私だが、それによってこうした素晴らしい出会いが生まれるのならSNSも捨てたものではない。

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その後沓形港へ。ここで有名な「利尻らーめん味楽 本店」にて焦がし醤油ラーメンをいただく。利尻昆布で3年漬けた醤油を用いたスープはその芳醇な風味と舌に強烈に残る旨味を存分に味わうことができる。スープの色は濃いもののクドさや塩辛さはなく、あっさりしているが深いコクがある。このラーメンを食べるために遠方から利尻島までやってくるという人がいると聞いたが、なるほどこれは納得できる。100円でとろろ昆布を追加すると、さらに昆布を感じることができる。

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美味しいラーメンに舌鼓を打ち、サイクリングロードを通り鴛泊へ帰還。島の全周が約60キロほどで程よくアップダウンがあり、海の景色も山の景色も楽しめる。あちこちで昆布を干しており、時折潮の香とは違う、昆布の良い香りが漂う。こんなに自転車で走ってて楽しい所はなかなか無いのではないか。そう思わずにはいられない。初心者から上級者まで楽しめそうだ。

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自転車を返しに行き、登山の下見がてらとペシ岬に登る。下を見るのが怖いほど急峻だったが、景色は格別だ。

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その後温泉に浸かり、キャンプ場へ戻る。テントのポールが折れていたゆえ、応急処置を施す。その後先程頂いた日本酒とウニ、それもエゾバフンウニを食べることにした。ウニはとてもクリーミーでスッと口の中で溶ける。醤油なんてものは必要なかった。日本酒は利尻島の純米酒。さらっとしていて飲みやすく、ウニとの相性は最高だ。

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しかし、1人ではあまりにも量が多い。それゆえ近くのチャリダー2人に声をかけ、3人で楽しく食べて飲んで様々なことを語り合った。


1つの出会いがまた1つ出会いを生んだ。旅とは本当に面白いものだとしみじみ感じる。


明日は登山だ。頑張るのみ。


おやすみなさい

おそまつ


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