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北海道一周中 11日目 美深〜天塩

5時半頃に起床。大分生活リズムが固定されてきたようだ。

外は雨がぱらぱら降ってきている。天気予報通り、今日は一日中雨なのだろう。

雨が降っていることもあり、かなり冷え込んている。苫小牧から北上しているが、北に行けば行くほど気温が下がって来ているような気がする。

白樺の木が美しい。温泉も近く本当にいい場所だと思う。

雨の中撤収作業を行い、今日も北進を始める。キャンプ場でおばあさんから頂いたどら焼きを途中で食べる。やけに甘く感じた。



そうこうしているうちに音威子府へ。10時前には着いたのだが、お目当ての駅そば「常盤軒」が10:30から開店するゆえしばらく待機。

ここ音威子府駅から天北線が南稚内駅まで通じていた。その記念館らしきものが駅に併設されている。鉄道の街として知られた音威子府だが、今ではすっかり寂れてしまっている印象である。

しかし、駅のホームにはまだ旅情が十分に残されているようだ。

開店時間になり、かけそばを注文。茹でおきの蕎麦を80歳過ぎのおじいさんが温めなおし、つゆをかける。あっという間だ。黒くしっかりした風味を感じる蕎麦は格別だ。


その後は西進。雨脚が強くなる。レインウェアを着ていても寒さを感じるほどだ。


R252に出た後、もう1つ海寄りの農道をすすむ。水平線が丸い。晴れていたなら最高に美しいのだろう。

そして天塩町へ。8月だというのに寒くて仕方がない。セイコーマートにて温かい食べ物を食べ、「鏡沼海浜公園キャンプ場」へ。ここは200円でライダーハウスに泊まることができる。


受付中にチャリダーに遭遇。フロントバッグとサドルバッグだけだったゆえ地元の人だと思ったが、鹿児島から日本を縦断しているとのこと。よくこの装備で…驚嘆させられた。


ライダーハウスに荷物をおろしたのち、「てしお温泉 夕映」へ。ここは珍しくツンとしたアンモニア臭する茶褐色の湯だ。美肌の湯らしく肌がスベスベになった。冷えた身体に温かさが染みわたる。

なんとここには露天風呂もある。ここで先程の日本縦断中のチャリダーともう1人加わり楽しく談笑しながら露天風呂を楽しむ。

その後再びセイコーマートで夕食を済ませ、ライダーハウスに帰還。チャリダーがもう1人増え、合わせて4人のチャリダーで寝ることに。それも皆大学生と歳が近かった。チャリダーだけで集まったのはこれが初めてだったゆえ、楽しい自転車談義やバカ話に花を咲かせた。非常に楽しいひとときであった。


明日はいよいよ稚内だ。


おやすみなさい

おそまつ

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