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「知的好奇心」なのか「無知への恐怖」なのか

はじめに

むぎの部屋へようこそ。
ここでは私自身の過去、
日々の生活から得た学びを
お届けしています。
何か一つでも
持って帰ってもらえたら嬉しいです。

「知らないこと」を「知る」
というのは楽しい。

それがもはや娯楽とも言える一方、
「知らない」のは「怖い」
とも感じることもある。

「楽しいから」知りたいのか
「怖いから」知りたいのか

今日は最近もやもやしている
この複雑な感情について書いてみました。

「知る」ことは楽しいし「知らない」ことは怖い

なにかを「知りたい」と思った時には
どんな感情なのか。
気になるから、という前向きな動機でもあれば
知らないと困るから、ということもあります。

どちらも結果的に「知る」ことで
満足感が得られることには違いありません。

しかしそこに辿り着くまでの感情は
全く違うから面白いですよね。

純粋に興味本位で「知りたい」と
感じたものって
それだけで済まずにどんどん深掘りして
理解を深めようとしますよね。

私に関して言えば音楽がまさにそれでした。

この曲ちょっといいかもと思ったら
まずShazamか何かで調べる。

特定できたら後からじっくり聴く。
それでやっぱりいいなと思ったら
その人の他の曲も聴く。
なんとなく傾向が掴めてきたら
その人の音楽のルーツを探る。
やっぱり、と思うこともあれば
知らないアーティストがルーツだったりする。
そしたらそのアーティストも調べる。

という具合に連鎖的に
どんどん深掘りがされていくんですよね。

対して、これを知らないとまずいという
ある種の義務感に駆られて
「知りたい」と思った場合、
中には想像以上に面白くて
さらに深掘りすることもありますが、
大抵の場合
「ある知りたかった事実」
に辿り着いた時点で
安心してしまうんですよね。

興味を持つのはある意味「技術」なのかも知れない

はじめの動機がそもそも前向きであれば
どんどん前のめりになって
知りたいと思いますが、
さほど興味がない場合はそうもいかない。

でも時には嫌でも興味を持たなければ
いけないことがありますよね。

取引先のおっさんのどうでもいい話
上司のなんの役にも立たない自慢話
最後まで趣旨が掴めない友人の愚痴

などなど。

でもこういうのってなかなか
無碍にすることもできないですよね。

内心では心底どうでもいいと思いながらも
なんとか「興味のあるふり」をする。

何でもかんでも
「へー」
「そうなんだ」
だけで返してたら
関係崩壊待ったなしです。

まあ正直それでもいいやと
思う相手もいますが、
そうもいかないことの方が多い。

とすれば、
世の中の営業や飲食の店員さんをはじめ、
対人の仕事をしている人たちって
すごいですよね。

その人たちが全ての人に対して
同じだけの興味関心を持って
接しているのかと言われれば
みんながみんな
本心からそう思っているとは
考えにくいですよね。

ということは、
「興味を持つ」
とは一つの技術なのではないか
とも考えられそうじゃないですか?

私にはそれができなかった。
だからお客さんに対して
興味を持てない自分はだめだ、
と考えてしまったのでしょう。

しかし、
「興味を持つ」ということを
感情ではなく技術の一つとして
割り切って考えることができていれば、
まだまだ考える余地があったのでは、と
今では思います。

お客さんの関心を惹きつけ、
成約までたどり着くには
どうしてもお客さんに対しての
「興味」を持つ必要がある。

それを無理やり自分の「感情」として
処理しようとしていたから
苦しかったのであって、
そういう「技術」があるのであれば
もっと気持ちは楽だったでしょうし、
何よりその「技術」に対しての
好奇心というものも
芽生えていた気がします。

だから「興味」という技術を
身につけることができれば
今までは義務感に駆られて
「知りたい」と思っていたものに対しても
積極的に深掘りしてみたい
と思えるようになるんじゃないでしょうか。

おわりに

「興味を持つ」というのは
あくまでも「技術」と割り切る
と書いてきましたが、
これもほどほどにしないと
自分の本心が見えなくなって
しまいそうだなとも考えました。

それでも、適切に使いこなすことができれば
今までは知ろうと思えなかった新たな
学びに向かって進めていけるのでは。

そう思うとやっぱりワクワクしてきますね。

「興味を持つ」

まだまだ深掘りのしがいがあるテーマですね。

義務感で「知りたい」と思うよりは
興味本位で「知りたい」という方が
やっぱり楽しいですからね。

「興味を持つ」スキルが身につけて
関心の幅を広げてみたい
というのが今更ながら
今年の大きな目標になりそうです。

最後までご覧いただき
ありがとうございました。
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