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「便利」になったからこそあえて「手間」をかけてみる

はじめに

おはようございます。
むぎです。

今回の内容は、先日投稿した
「楽な道」より「険しい道の歩き方」を知りたい
という記事にも通じる所はあるのですが、

もう少しライトな切り口で、
普段の何気ないことでもちょっとだけ手間をかけることで
日常に彩りを生み出すことができる。
そんな話をしていきます。

もしあなたが今、
毎日が退屈だ、
味気ない
と感じているのであれば、
今回の内容が役に立てるかも知れません。

「わざわざやる必要はない」ことをやることが好きだった

今回振り返ってみて、私はキャリアとかそういう大きいもののために
努力を惜しまないとかそういうことは置いておいて、
何かと日常の些細なことにも手間をかけて楽しむことが多かったことを
思い出しました。

例えば、音楽はサブスクでどこでも気軽に聴けるにも関わらず
「あえて」レコードで聴く

カメラなんて下手したらスマホの方が綺麗に撮れるにも関わらず
「あえて」一眼レフで、それもマニュアルですべて手動で設定して撮影

運転免許なんて今のご時世オートマで十分、なのに
「あえて」マニュアルで免許を取る

お店で食べれば1000円ほどで食べることができるラーメンを
「あえて」倍ほどの値段で材料を調達して作って食べる

こういうのってみる人によっては全て
「無駄」
という一言で片付けられてしまうことだと思います。
しかし、これらの経験は私にとってはとても充実した、
心踊る時間たちだったんですよね。
そして何より、これらの経験から得る「学び」が多かったと
感じています。

その「一手間」からは「無数」の体験や知識が得られる

私がやってきたある人から見たら「無駄」とも言える数々の行動。
これらの経験を通して私の中で生まれた「学び」、「気づき」は数知れません。

カメラなんて特に分かりやすくて、
今ではスマホで全てオート設定にしておけば大抵それっぽい写真は撮れます。
それでももう少しボケた感じにしたい、とか、全体を明るく、暗くしたい、
色味を変えたい、などいろんな欲求が出てきます。

もちろん、今は画像編集ソフトのクオリティは凄まじいですから
大体やりたいことは編集で実現できます。

それでも自分でわざわざツマミを弄って
ああでもない、こうでもないと試行錯誤をしながら写真を撮ると、
「どこの設定を変えればこういう変化が起きる」
というのがだんだん経験として身についてくるんですよね。

するとこういった設定の知識ってスマホカメラでも活かせることが多くて、
撮影でちょっと困った時にその場でなんとかできるようになってきます。

そうやってわざわざ手間をかけたことで、
一眼でしかできないこと、スマホカメラでしかできないこととそれぞれの利点も
より一層理解できるようになります。

音楽にしてもそうです。
今やスマホでイヤホン越しに音楽を聴くのがスタンダードの中、
あえてあんなにかさばる重たい、メンテナンスにも気を使うレコードを
わざわざ買って、プレーヤーで聴く意義はなんなのか。

これはあくまでも個人的見解ですが、
同じ曲でもスマホで聴くのとレコードで聴くのでは
聴こえ方がまるで違います。

同じ曲であるにも関わらず、イヤホンで直に届く機械的音と、
レコードの針、スピーカー、空間を超えて耳まで届く音でなんでこんなに違うのか。

私は専門家ではないので詳しいことに言及するのは控えますが、
よく聴く話では、スマホ用に圧縮された音声データよりも、
圧縮されていないアナログレコードの方が表現できる音域、周波数が広いから
より深みが出る
なんてことを聞いたことがあります。

こんな理論めいたことは言い出すとキリがありませんが、
少なくとも、聞き飽きたような曲をまた別物のように新鮮に楽しむことができる。
この経験って多分やった人にしかわからないことなんですよね。

私は学生時代よくライブハウスに足を運んでいましたが、
これも同じで、音源で聴けるものをわざわざ生の会場に聴きにいく。
これも似たような感覚かなと思っています。

そしてこれらに共通するのは、
「音を聴く」以外の体験も同時に味わうことができていることが
特別感の大きな理由かなと感じています。

レコードの重み、パッケージの古びた匂い、ライブ会場の空気感、他の人の汗、声、
その場でしか味わうことの出来ない特別感が、
「いつも通り」の音楽にまた新たな味わいをもたらしてくれているのでは
ないでしょうか。

おわりに

今日は割と私の趣味をベースに、役に立つというよりは日々をより鮮やかに、
彩りを持たせるための一つのエッセンスとして
わざわざ「手間」をかけてみるということについて話してみました。

ある意味こういう考え方って、物事の本質を捉える、
視点を変えてみるという点で言えば仕事でも大いに役立つかも知れませんね。

しかしこうやって振り返ってみると本当にいろんなことに
手間をかけてきたなと感じています。
そう言えば昔コーヒーも豆から挽いて飲めるようにしたいなと
考えていたことを思い出しました。
なんでやらなかったんだろ、近いうちにやってみようかな。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。

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