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創作のこと

すごく久しぶりにnoteを書きます。
なんとなくこれから書く話は、私が書きたいことはnote向けな気がするので。なんとなく。

推敲も下書きも一切しない書き流しですので読みにくいかも。ごめんね。

先月、ウーマンエキサイト編集部の担当さんと初めて会ってきました。いや、メールやビデオ通話は散々してたんですけれど、私が大阪の端っこに住んでいることもあって今まで対面で会ったことはなかったんですよ。

今年、私の連載漫画が書籍化されたこともあり、「ちょっと遅れたけど書籍化のお祝いと、次の連載の打ち合わせしましょう!」と声をかけてくださり、なにやら素敵なレストランでランチしつついろんな話をしました。

本当に雑談って感じで、今まで出会ったクリエイターさんのこととか、担当さんの仕事内容だとか、私が宗教ニ世であることとか、今年で結婚9年目だけど夫が大好きなこととか、そんな夫婦は絶滅危惧種だとか、担当さんの夫婦円満の秘訣はぺこぱだとか、お互いの両親のこととか、老いについてとか、最近良かった漫画とか、人生についてとか、友人についてとか、育児大変よねとか、死というものを実感した時のこととか、そんな感じで思いつくままにいろんなことを話して。

次の連載の内容なんて全然深く話さなくて。
なのに、最後には今まで話した全てのことが繋がって一つの物語の赤ちゃんが生まれました。すごく不思議でした。

まぁ、できたのは物語の基礎の基礎の基礎くらいなので、ここから私が頑張って育てて膨らませないのいけないのですが。できるかな。枯らしてしまわないか不安…

むぴーとして初めて漫画を描いたのが2018年。
今年で5年になります。

誰かの背中をそっと押すような、隣にそっと座るような、誰かの希望になるような、そんな話を描けたらと、ずっと思っています。
いやー、難しい。画力も足りなければ、語彙も足りない、日本語能力も全然足りない。演出力も構成力も全然足りない。コマ割りも全くできない。

小さい頃から話を作ったり絵を書くことはずっと好きでしたが、それを極めようとしたら絵を描くことも話を作ることも嫌いになってしまうような予感があって、高校では美術の授業さえ取りませんでした。
あくまでも趣味として、裏紙に短い物語を書き溜めたり、落書きしたり、妹のために絵本を作ったり、そんな感じで。

今思うと、もっとちゃんと学んだり上手くなろうとしてたら良かったなとつくづく思います。でも、当時上手くなろうとしてたら絵を描くことを嫌いになってた可能性は今でも否めません。そういうやつだったんです。私は。
努力が嫌いで。ぼやーとするのが好きで。空想の世界に飛んでくのが好きで。向上心もなくて。

そんな私が創作の世界に足を突っ込んで、今ではこうして仕事になっているなんて、不思議な気分です。


創作ってすごいなと思います。
自分の人生であったことが、自分が経験したことが、見たり読んだりしたことが、言われたり聞かれたりしたことが、成功したことが、失敗したことが、辛かったことが、何一つ無駄にならないんだなと。

何があったとしても、それは何かを生み出す力になるんだなぁと。

そうやって生み出されたものが、世の中に溢れていて、それが誰かの人生の一部になっていたりするんだなぁと。

この間、ハンバートハンバートのライブを妹と見に行ったんです。
本当にね、「生きてて良かったなぁ」と思いました。

そして「きっと世界には、こんなふうに人の魂を揺さぶるような素晴らしいものがまだまだたくさんたくさんあるんだろうな」と思いました。

それは映画や話や漫画かもしれないし、写真や音楽かもしれない。素晴らしい芸術作品や建造物かもしれない。雄大な自然かもしれない。人の営みや文化かもしれない。

自分の人生の中で、そういったものにもっとたくさん出会いたいな。

そしていつか、私もそんな素晴らしいものを生み出せたらどんなに良いだろう。

欲張りな願いだとは思いますが、最近すごくそう思います。

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