稼ぐためだけに働きたくはないので
ワークライフバランスとライフワークバランス、は、どう違うか。
前者はワーク(仕事)&ライフ(生活)のバランスをとること。
仕事ばっかりしてないで、プライベートも充実させましょう、と。
そのために、時間配分をちゃんとやりましょうね、と。
ちょうど今日(2024年4月1日)から、医師、建設業、自動車運転業にも残業規制がかけられるようになる。
一方後者は、ライフワークを仕事全体の中でバランスさせましょうね、ということ。
『モチベーション革命』の著者尾原和啓さんは、
といっている。
ここでいう「ライフワーク」とは、生きがい、好きな仕事、のこと。
じゃあ、ライフワークとなにをバランスさせるのかというと、
ライフワークと「ライスワーク」。
食べるための仕事と、好きなことや得意なこと、意味を見出している仕事とのバランス。
ワークライフバランスは、仕事と生活との時間の配分、調和させることで、生活の質を向上させていくこと。
ライスワークバランスは、働いている意味を実感して、生活の満足度や充実感をあげていくこと。
かつてなら4月1日は山口瞳、そののちは伊集院静が
「新社会人諸君!」
という書き出しでなんかおもしろいことをつらつら書いて、
「働くってことは大変なんだ」
と結ぶサントリーの広告が新聞に載っていた。
(とくに山口瞳はそんな文体だった)
いまは、働くってことの意味が変わってきた。
『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』 尾原和啓 幻冬舎 2017年