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なぜアウトプットするのか

釜石高校のSSH課題研究発表会の続き。

発表会の終わりに、講評があった。
そこでの東京大学川越至桜先生のスピーチがよかった。

川越先生は、
「発表会が終わって、なんだかちょっと、賢くなった気がしませんか?」
と。
たしかに。賢くなった気がする。

賢くなった気がする理由として、
「なぜ発表をするのか」「なぜ探求をするのか」
の2点をお話。

なぜ発表をするのか。
発表とは、学んだことを伝えることと、情報を提供することである。

そしてそれは、情報をシェアすることになる。

新しい情報を得られれば、新しい気付きも得られる。
発表をし、発表を聞き、新しい気付きがあることは、
新しいアイディアと新しい気付きをいったり来たりすることになる。

大事なのは、その情報を次の世代に残すこと。
だから書き留めて、発表をする。

つぎに、なぜ探求をするのか。
探求とは、地域の課題を発見すること、
そしてそれを解決すること。
つまり探求とは、地域に貢献することである。

ただし、それは唯一の解ではない。
解はたくさんあって、そのたくさんある解のうち、
一番その地域に合っている最適解を見つけること。

探求だけしていればいいのか。
探求の一方で、学校での学習がある。
基礎的な学習をし、探求も続けていく。
学習と探求がぐるぐる回って、スパイラルになる。

これが探究学習の大事なポイントである。

発表をして、気づきを得て、次世代につなげる。
OutputからOutcomeへ。

探求と学習のスパイラル。
Research and learn。

output大事。
ちょっと賢くなった。