SNSとAIと広告と検索の今後について思うこと

先日書いた、SNSも「マス化→広告だらけ→過疎化」の繰り返しの記事にコメントをくださった方がいらっしゃり、やりとりをするうちになんだか自分の考えも整理されてきて、一つの方向性が見えた気がしたのでちょっと記事にしてみたいと思います。なんとなく、書いていて「これから検索とかなくなるかも。広告とか購買のあり方が大きく変わるかも」と感じたんです。具体的には、SNSとAI化、広告や購買の今後について、あくまで素人目線で書いてみますね。

上記記事はあくまでSNSがビジネスライクに広告ばかりになって過疎化するということを書いていたのですが、おそらくSNSを提供する側の大きな目的はビジネスのためではないと思うんですね。皆さんご存知の通り、「監視」や「個人情報収集」が真の目的かと思います。だからこそシステムを無料で提供したり、世界でネットが整っていない地域に無料で提供しようとしたりしているのだと思います。提供する側にメリットがあるからこそ無料で提供されているということ。「ただより高いものはない」とはよく言ったものです。しかも、私たちに「監視されている」という意識は希薄なので、何でも投稿してくれます。この個人情報を何に使うか、いろんな考え方があると思いますが、一つにはAI開発があると思います。

AIはビッグデータを処理するのが得意という話は耳にしたことがある人も多いと思います。莫大な情報を仕分けしたり、マッチングしたりするといったことはAIが得意とすることみたいです。今のネット社会では「SEO対策」をしようということが盛んに言われています。つまりは、検索で上の方に行くような対策であり、言ってしまえばグーグル先生の顔色を伺う作業になります。何でもかんでもインターネットで検索して情報収集をするのが当たり前の昨今において、それは当たり前の発想ですし、効果もあるのではないでしょうか。しかし、そろそろ「検索」のあり方も変わってくるだろうし、AIが発達してくるとまた違った形の情報収集、購買のあり方が出てくると思うんですね。

スマホ(なのか別の機器なのか)にAIコンシェルジュみたいなアプリが入り、何か欲しい情報、探しているものがあるとすると、即座にそのAIが好みに合ったものを紹介してくれる…おそらく徐々にそうなってきそうです。以前に買ったAIの本(引越しの段ボールの中でタイトル不明)にもその具体例が書いてあったように記憶しています。今のSEO対策について、私は全く知識がないのでどういうしくみなのかわからないのですが、おそらくタイトルが重要だったり、割と表面的なというか、字面的な部分が大きいのかなと勝手に思っています(違うかも)。おそらくAIが普及してくると、もっと「中身」を認識してくれるようになるのではないかと推測していて、より全体的にAIのご主人様が求める内容や好みに合ったものをピックアップしてくれるようになるのかなと思います。

今SNSなどを中心に集められている個人情報は、このAIの精度を高めるためにも使われているでしょうし、都合の悪い情報はAIが紹介しないようにするしくみなども考案されているかもしれません。人々がAIに絶対信頼し、依存するようになればやはり支配するのは簡単で、「AIが言ったからこうする」的に決断する人が増えるのではないかと思います。「AIが勧めているからこれを買おう」…そうなってくると、「検索」や「広告」のあり方も変わってくるように思います。無差別な広告は広告費の無駄ですし、「SEO対策」という作業もいずれはなくなる可能性が高いと感じます。

今はグーグル先生のご機嫌取りをやっていますが、そのうちAI様のご機嫌取りをしなければならなくなってくるのかもしれません。そしてAI様が紹介してくれやすくなるような広告・宣伝のあり方が普及するかもしれません。広告産業がこのまま続くようには到底思えないし、(特に若者の)嫌広告意識・広告不信は強まっていく一方のように思います。まず、無差別広告的な戦略は徐々に終わっていくのではないでしょうか。「マス」という数の幻想ではなく、広告もより「コンシェルジュ」的側面を帯びていくように予想しています。

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