見出し画像

フリーター生活2ヶ月目の収入、意外な結果に。


こんばんは、murakenです。

期間限定のフリーター生活も2ヶ月目に突入したわけですが、早くもいろいろと感じることがありました。

むしろ感じることがありすぎて、テーマ別に綴った方が良いなぁと思ったので分けますね。今回はズバリ、【フリーターの収入】についてです。


結論から言うと、

①思ったよりも生活していけると思った。

②ただし、一生この生活を続けるのは難しいと思った。

というのが今のところの本音です。


フリーターの平均年収

事前にサーチした感じでは、いわゆるフリーターの平均年収は【150万円~200万円】と言われているようでした。

…と言ってもフリーターの定義はかなり様々で、アルバイト・パートなどの非正規雇用労働者を指す場合が多いようですが、各々の境遇が違いすぎて、平均値があまり意味を成さない気がするんですよね。

非正規雇用労働者という点で、アルバイトもパートも派遣社員もひと括りにされている現状もあり、正確な数値を出すことは難しいのだと思います。


派遣社員の平均年収

ちなみに厚生労働省が発表した『平成27年度の労働者派遣事業報告書』によると、一般派遣の平均年収は278.8万円、特定派遣の平均年収は367.3万円なのだとか(本当なのかなぁ…)。

▼参考サイト


フリーター生活の現状

というわけで、派遣の仕事もアルバイトの仕事も業務委託の仕事もやっている現状としては、自分が何者なのかさえもわからなくなっているわけですが、とりあえずお給料が出始めたので、ざっくりと現状を生々しく書きますね。

これから先、正社員の仕事を辞める方も多いと思います。その時、正規雇用から非正規雇用になるとどのくらい収入に変化が生じるのか、また、非正規雇用で生きていくのは現実的なのかという点もお伝えできればと思います。


8月の収入

まず8月。この月は様々な派遣会社の登録会に行ったり、バイト先の面接や研修に行ったり、家でゴロゴロしたり、コストコに行ったり、あと家でゴロゴロしたり、日によっては家でゴロゴロしていたりしたので、実際の稼働日数で言うとかなり少なめ、というか実質1日でした。←

ということで8月に手元に入ったお金は…


【8月の収入】

・稼働日数…1日

・月収…約1万2000円


…はい、完全に油断していましたね。ブログ収入が軌道に乗り始めたブロガーみたいな月収でした…いや、ブログで月1万円稼ぐって相当凄いことですよね…実際のところ。

油断というか、正直もっとすぐに働けると思っていたのが本音のところでした。「派遣って、登録したら翌日にはもう働けるんだよね…?何ならその日払いでもらえるんだよね…?」と。

しかし現実は、登録会の翌日に働ける案件もあるけど、求人広告に書いてあった条件と結構違ったり、日払いではなく週払いや翌月払いが多かったり。

中には、支払いタイミングによって日給が1000円以上変わる会社もあって、しかも提示されていた金額をもらうには、翌々月末の振り込みじゃないといけませんみたいなルールだったりすると、もう派遣社員のことをどう捉えているか如実にわかるんですよね。

これは本当に氷山の一角で、また機会とニーズがあれば世の中の派遣会社の実態について綴りたいと思うのですが、本当におもしろいくらいです。

さて、少し脱線しましたが、8月に休みを多く取ってしまった理由は、今まで7年間、(おそらくほぼ)無欠勤で働いてきたので、辞めた後の反動だったのではないかと思います。笑

1万2000円って、もうその気になれば1日で稼げますよね…いや、1日分の給与だったんですけど、本当に8月何をしていたんだ自分…


9月の収入

気を取り直して9月を迎えたわけですが、9月は結構意外な結果になりました。フリーターの平均年収は150万円~200万円。つまり、平均月収は12万円~16万6600円くらい(と言われていますね)。

…なのですが、蓋を開けてみてビックリ。


【9月の収入】

・稼働日数…23日(約180時間)

・月収…約24万円


おお…8月本当に何をしていたんだ自分。

この24万円という数字をどう捉えるかなのですが、研修や短時間労働も含めて稼働日数23日、月収約24万円という数字は、シンプルに「表面だけ見れば思っていたよりも全然悪くない」と感じました。ある意味、一つのリアルな数字だと思います。

正直いまだに税金のことをあまり理解していなくて、ここから天引きされていない分の様々な税金やら保険やらが引かれますが、ぶっちゃけ月収だけで見れば都内の新卒よりは良いのではないかと思います。月収だけで見ればの話ですが。

ただ、社会保険料の負担割合や賞与がないことを考えれば、トータルで引かれる金額が増え、結果として正社員の方が高くなるのでしょうね。「何をもって高いとするか」にもよりますが。ちゃんと計算すると手取りは地獄かもしれませんしね。

▼参考サイト


残業0で、案件と働きたい日が99%選べて、今のところ面倒な人にあたることもなくて(ヤバい使用者にあたることはまぁまぁある笑)、仕事も前職や前々職と比べるとそこまでキツいわけでもなくて、強制的な飲み会もなくて(これまでもあまりなかったけど)、むしろ自分の自由時間が圧倒的に増えて…うーん、混乱してきました。笑


10月の見込み収入

そして10月の収入見込みなのですが、この2ヶ月で効率的に稼げそうな働き方と案件を研究した結果、おそらく22日稼働(夜勤メイン)・実働8時間(月176時間)、残業0時間で月収28万円くらいになりそうです。

これ、地味に凄くないですか…?正直、僕は驚きました。

単純計算で、年間264日・1日8時間・月176時間稼働、休日101日。

月収28万円×12ヶ月=年収336万円

年収336万円と言うと、DODAさんのデータを基準に考えるのであれば、24歳男性の平均年収くらいですね。つまり、四大卒で入社2〜3年目の男性の平均年収と同じくらいです。特派の平均とも近い金額ですかね。休日は元々125〜127日の世界に身を置いていたので何とも言えないところですが…

…となると、あれ?フリーターって、世間で言われているほど稼げなくないのでは…?税金とか保険料とか諸々差し引いても、都内で一人暮らし(独身)は可能なのでは…?というのが僕の率直な感想でした。

というのも、実は新卒の頃の僕は月給21万円+歩合だったのです。歩合と言っても、制度的に月最大2万円くらいだったような…それでも、会社からすれば赤字が服を着たような新卒を雇うのですから、今考えると普通に凄いことだと思うんですけどね。


ライフスタイルの変化に戸惑いを隠せない自分

それにしても、1分も残業せず、毎日6〜8時間ほどの自由時間を何の工夫もせず確保できる状況には戸惑いを隠せませんでした。

定時前の自己啓発イベントがない、定時後のミーティングがない、みなし残業制度を活用した任意という名の実質強制出勤のイベントもない…うーむ。

正社員の時は時給で考えるのではなく、「どれだけ価値を作れたか」で考えることが多かったのですが、今は完全に「どれだけの時間稼働したか」という脳になっています。それもそのはず、稼働分がダイレクトに反映されるんですもの。


今の生活をずっと続けるのは難しいという本音

ただ、正直なところ今の生活をずっと続けるのは難しいと感じています。理由は体力面と経済面と精神面の3つ。

・体力面

→文字通り、今だからできる仕事、今だからできるシフトの入れ方をしている部分もあるかもしれません。現に、体力的にキツくてすぐに辞める人もいると聞きました。相性もあるかもしれません。

・経済面

→先程「思っていたよりも全然悪くない」と書きました。書きましたが、実際は正社員時代と比べると、年収だって数十万円下がって終わり、という話ではありません。元々人よりも稼いでいたわけではないですが、やはり大幅な昇給や昇格がないことは痛いです。

50代の方と29歳の僕が同じ給与ですし、極端に言えば18歳の学生と29歳の僕が同じ給与です。しかも、ほぼずっと。たとえば独身で、10〜20代までは今の生活と収入でも問題ないでしょう。

でも、もし結婚するなら?妻や子どもを養うなら?事故で怪我をしたら?親の介護が必要になったら?何らかの事情で働きたくても働けなくなったら?…これは正社員だから大丈夫という話ではありません。ただ、福利厚生や昇給などによる年収アップも考慮すると、今の社会ではそっちの方がカバーできる可能性が圧倒的に高いのです。

・精神面

上記の2つの面から、漠然とした不安が急に姿を現しては消え、また姿を現しては消え…といった状態に陥る可能性は確かにあります。僕は1年と期間を限定して考えているので、お金の不安はまだそれほど感じていないのが本音です(キツイけど、今年を凌げばなんとでもなる、どうにかする、という思いがあるからです)。

それよりも、"身売り感"と言った方が正しいです。それほど高い価値はないですが、それでも自分を安売りしている感覚が一番強いです。これは、実際に非正規労働者にならないとわからなかった感覚かもしれません。学生の時のバイトとは大違いです。

時々、自分はなぜ収入を下げてまでこんなことをしているんだろう?と思ってしまうことがあります。だから、その都度この1年間の目的を思い出して自分を奮い立たせています。それでも、この選択が本当に正しかったのか?と自問自答することもしばしば。これが今の僕のリアルです。


最後に

思っていたよりも長くなってしまいましたが、最後にもう一度結論を。

正社員からフリーターになりましたが、僕が収入面で感じたことは次の2点でした。

①思ったよりも生活していけると思った。

②ただし、一生この生活を続けるのは難しいと思った。

参考になるかどうかはわかりませんが、一つのケースとしてこれからも実態を綴っていきたいと思います。

ご覧いただきありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?