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今年の新入社員の受け入れで気をつけたいポイント〜20卒の振り返りから〜

こんにちは!

並想メンターのむらけん@Catali屋です!

もう3月下旬になりますね!
別れと出会いの季節!
いよいよ新しい新入社員が入社してきます!
ちなみに弊社にも14名の新卒が入社する予定です!

ちょうど一年前はコロナの感染者がどんどん増えていて、ロックダウンになるのではないか?と不安が広がっていましたっけ。
今年はワクチンもあり、昨年以上の感染や不安の拡大はないと思いますが(そう考えたい・・・笑)、働き方はコロナ禍以前には戻らないでしょう。。。

弊社もすっかりフルリモートになり、オフィスも減らしたりと、アフターコロナを見据えた働き方になっています。

普段営業活動をする中でもよく伺うのですが、IT通信系の企業様を中心に、大手メーカー、大手商社などもリモートワークを積極的に行なっています。

そんな中で多くのお客様が気になっているのは、やっぱり今年の新入社員をどうやって育成していくかですね。

昨年は、急遽新入社員研修を中止して、休業したり、在宅で研修テキスト、イーラーニングで学んでもらったりと、十分な教育ができなかったとお感じの企業様が多くいらっしゃいます。
間も無く1年が経とうとしている中、昨年の受け入れ方法は果たして良かったのか/悪かったのかがぼんやりとしている場合もあるでしょう。

そこで、新入社員の入社直後からその後の成長、離職など様々なケースをヒアリングしてきた事例をもとに、21卒の新入社員の受け入れで気をつけたいポイントをまとめてみました!

20卒を振り返る

まずは、昨年どんなことが起こったのか、振り返ってみましょう!

ネガティブなことばかりと思いきや、意外とうまくいったというお声も度々伺いました。
まずは、良かったこと(GOOD)、改善した方が良いこと(MORE)をまとめてみました。

<GOOD>
①良い意味で周りを気にせず行動し、活躍する方が現れた

在宅勤務が基本となっていて、対面でのコミュニケーション機会が減ったことは確かだが、チャットツールや電話などを駆使し、わからないことは自ら質問して解決できる新人も少なくなかった。まず自分で調べてみて、わからないことは先輩や人事に質問するということができていて、リモートワークでも十分に成長していた。

②全国の拠点を超え、さまざまな社員間交流ができた

特に全国に支社が多い企業の場合、一度配属になれば、同期で集まったり雑談できる機会は減ってしまうが、リモート会議ツールが一般化したことで、物理的な距離を超えて関われる時間が増えた。
また、それは同期だけの話ではなく、先輩社員、管理職クラスの社員との関わりも拠点を超えて増えた。

③トータルでかなり影響があったかといえば、そうでもない

20卒の成長スピードについては、例年とそう変わらないという声が多かった。もちろん、営業で言えば対面で営業活動することが減ってしまったりと、全体的に実践を積む機会は減ってしまったようだが、何か大きな問題に繋がったかといえば、そうでもないという企業様は比較的多かった。

<MORE>
①成長が二極化した

GOOD①が起こった一方で、自ら主体的に行動することが苦手な新人ほど、待ちの姿勢になってしまうなど、成長スピードが二極化していった。
テレワークによって、良くも悪くも自分自身以外の同期の行動や姿勢が目に見えにくいため、成果の基準や目標設定が低くなりがちだったことが予想される。

②同期結束が高まった結果、上司への報連相が減った

昨年の4月当初から懸念されていたことが、対面で集まることができないことによる同期結束の希薄化だった。それをクリアにするために、オンライン上で集まる場を積極的に作ったり、緊急事態宣言解除のタイミングで会社に集めたりと、人事サイドは手を打ってきた。
そういう場を積極的に作ってきた企業の新人ほど、上司へ報連相をすべきことを新人同士で報連相しあい、誤った対応をしたり、傷の舐め合いが起きてしまった。

③離職が増えてきた

②にも関連するが、同期同士の連携が密になった場合、社内の悪い噂ほど早く広まってしまい、会社に対する帰属意識が低下した。中には、噂から入社後ギャップを感じ、離職に至ることも増えた

④成長実感が得られていないため、慢性的にモチベーションが低下している

人との物理的接触が憚られるため、テレワークをしていなくとも、現場実習期間が減ったり、新人が行う仕事の幅が狭まってしまうケースが多かった。そのため、本来ならば1年目で経験できる仕事を経験できなかったり、仕事にやりがいを感じられないために、モチベーションが下がってしまっているケースは少なくない。
また、弊社が実施する新人の価値観の傾向に関する調査の結果、「成長したい」という意欲は年々上昇している傾向があるだけに、成長実感が得られにくいことの心理的影響が大きいと思われる。

以上は、人事や経営者の方から、私が直接お話を聞いたことであり、そこから考えられる要因の仮説です!

皆さんの務める企業ではどんなことが起きていますか??
ぜひ教えていただきたいです!


21卒で気をつけたいポイント

20卒受け入れの振り返りから、どんなことに今年は気をつけたら良いかを考えてみます!

普段の仕事柄、人材育成の営業をしているため、弊社のサービスに寄った話になりそうですが、そうならずフラットに書くよう頑張りました!笑


①上司に対して報連相をすることの大切さを強調する

上司や先輩に対して報連相をすることの大切さは言わずもがなですが、MORE②を解消するために、特に強調して伝える必要があります。

なぜなら、新人の成長は上司と同じ目線に立てるかどうかが一つの鍵になっていて、それは報連相を行なっている時に鍛えられるからです。

私は、報連相は自分のパラダイム(物の見方・考え方)を変えることだと考えています。

例えば、問題を解決しようとするとき、自分の中にある解決策Aが良いか、解決策Bが良いか悩んだときに、それを上司に相談すると解決策Cが出てくることはしばしばです。
解決策Cは上司がこれまでの経験上で最もベストな解決策であり、それは上司のパラダイムがもとになっています。
そのため、解決策Cがベストである理由を尋ねれば、上司のパラダイムも知ることができます。

その機会自体が、新人の視野が広がる経験になりますし、視座を上げることに繋がります。

報連相は会社からの義務(新人本人にとって嫌なもの)ではなく、自分の成長につながる重要なことであるときちんと理解させたいところです。


②自立して行動するために、目的を明確にさせる

テレワークをしていると、自分をコントロールする能力が高いか、低いかで仕事の生産性は変わります。

当たり前なのですが仕事をしていれば、嬉しいことも起これば、辛いこと悔しいことも起こります。

特に、苦しい状況に陥った時、ふと頭をよぎる言葉がありませんか?

「なんでこんなに大変な思いをしてこの仕事をやるんだろうか・・・」

そう思った時に、心が折れてしまうか、折れずに頑張り続けられるかは、仕事に対しての目的が明確なのかどうかが大きく関わります。

よく弊社の研修のワークで使うのは、サンタクロースの事例です。

サンタクロースといえば、毎年クリスマスの日にプレゼントを子供たちに届ける仕事をしています。
年によっては、大雪の日もあれば、風が強い日、体調が優れない日だってあるでしょう。
しかし、それでもサンタクロースは必ず子供たちにプレゼントを届け続けます。

なぜ、サンタクロースは辛くても毎年プレゼントを届け続けられるのでしょうか??

それは、、、

子供たちの喜ぶ姿を見ることが、サンタクロースのやりがいだからです。

これがサンタクロースの働く目的なのです。

もし、新人一人ひとりに、「自分の会社・職業で、仕事に取り組む意義はこれだ!」という明確な目的があれば、自立・自律して日々仕事に取り組めるのではないでしょうか。


③ビジネスマナーの教育よりも、マインド教育を厚めに行う

これは、②の内容も関連しています。
例年4月の新入社員研修で多くの時間を割くのは、ビジネスマナーです。

挨拶、話の聴き方、名刺交換、身だしなみ、電話応対、ビジネス文章、報連相など、基礎基本を学び、そしてロールプレイングをするため、時間としては大きなウェートを占めています。

しかし、テレワークが増え、出社して電話応対したり、名刺交換が減っている中では、4月の研修時にそのような部分に時間を割いたとしても、実践する場がないため、学びを定着・実践することは簡単ではありません。

むしろ、4月の段階ではテレワークを見据え、いかに社会人・組織人として、自立できるマインドセットを持てるかどうか?が肝になります。

・働く目的を明確にする
・時間の使い方を学ぶ
・周りからの期待を理解する
・他者評価を基準に成果を出し続ける
・PDCAを回す習慣を身につける
など、マインドセットを整えていく教育を多めに導入することがポイントになると考えます。


ただ、マインドセットを教えるって相当難しいですよね・・・笑

「こういうマインド持つことが大事です!」と教え込んでも、新人本人が”納得”しないと、行動は変わらないということがマインド教育の難しさです。

しかし、一度でも腑に落ちるような機会があれば、テレワークでも継続して成果を出し、成長し続けられる新人が育つことは確実です。

今年はここに積極的にチャレンジすることもありだと思います!


④上司のマネジメントを変える(定期的なレビュー)

新人が成長できるかどうかは、どの上司の元につくか?によって大きく左右されることは、実感としても感じています。

これまでは、出社をすれば自然とコミュニケーションを取れていたのですが、テレワークによって「積極的にコミュニケーションを取ろう」という意識がなければ、新人を放置してしまいがちになってしまいます。

これが、最近企業様から聞く声として、一番多いです笑

新人からすれば、なかなか上司に連絡取りづらい環境にいることは間違い無いです。

「チャットツールは感情が伝わりにくいから相談しにくい。とはいえ、電話は苦手かつ上司の手を止めてしまって申し訳ない」といった思考になるでしょう。

だからこそ、些細な悩みやつまづきをキャッチアップしていくために、上司から積極的に関わっていくことは重要なのです。

それを防ぐ1つのポイントは、朝礼や夕礼を行うことです。

おすすめなのは、週1回の定期的なレビューの時間を取ることです。

1週間の振り返りをしても良いですし、最近嬉しかったこと、よくわからなかったこと、プライベートの話など、できるかぎり新人の様子を把握できる場が作れると良いです。


⑤適度な出社で対面でのコミュニケーションをとる

コロナに対するワクチンが開発されたことで、今後、昨年のような大規模な緊急事態宣言が起こる可能性は低いでしょう。

なので、対面も全く禁止というよりも、適度に出社をしてランチに行ったり、一緒に仕事をしたりするということは意図的に作っていけると良いのではないでしょうか。

その時には、ぜひ上司側は「雑相」を心がけて見ることをお勧めします。

テレワークになって、「報連相」ではなく「雑相」をすることの大切さにフォーカスされることが増えてきたと感じます。

それもそのはずですが、物理的に一緒の空間にいなければ、”意図的に”コミュニケーションを取ることがない限り、仕事上で接点を持つことはありません。

つまり、テレワークでは、要件のあるコミュニケーションだけになってしまいがちということです。

私も、用も無いのに電話することってなかなか憚られますし、独り言を拾ってくれる先輩、後輩もいません。笑

そういった仕事以外の雑談がいかに大事だったのか?ということを実感を持って感じるようになってきました。

仕事に関する「報告・連絡」はむしろ不要で(必然的に行う回数が増えるため)、意識して増やすべきは「雑談・相談」なのですね。


さてさて、いかがでしたでしょうか??

これから新入社員が入社してくると考えたときに、ふと頭をよぎったことをアウトプットしてみたので、体系的にまとまっているとは思えませんが、これから入社する21卒の方や人事・経営者の方に少しでもヒントになったら嬉しいです!


本文内でもマインド教育の大切さをお伝えしましたが、ここについては業界内でもトップクラスの教育支援をしている自負がありますので、ぜひご参考いただけたら嬉しいです!

※もしご関心ある方は、ご連絡いただいてもウェルカムです!


21卒の皆様のより良い成長を応援する一人として、今年も企業様と協力して参ります!!


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