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働くお父さん

7月も下旬になって学校は夏休みに突入。
高校三年生の子どもは、大学進学を目指して受験勉強と模試に明け暮れる日々。

父は進学に必要になるであろう受験料や入学金などを稼ぐために働く。
健康に気をつけながらマイペースに働く。
暑いから少しさぼりながら働く。
昼寝もする。

どの大学を目指すのか考えるのも決めるのも本人。
受験当日に空欄を必死で埋めるのも本人。
暑い日が続く。健康に気をつけてがんばって欲しい。

仮に受験に失敗しても自分を過剰に責めたりせず、元気にいて欲しい。

素っ裸で放り出されても、何か自力で考えて稼いで、図太く生きられる人間になってくれれば、私はそれが一番嬉しい。

父さんは君よりまあまあ長く生きてきたけれど、
沈む夕陽の寂しさにはいまだに慣れることができない。

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