むらの

関東在住。自営業。早稲田卒。死生観や自殺について考える機会が増えたので、自分なりに死生…

むらの

関東在住。自営業。早稲田卒。死生観や自殺について考える機会が増えたので、自分なりに死生観やメンタルケアなどについてまとめようと思い始めました。 漠然とした不安や、急に襲来する希死念慮などに対して少しでもお役に立てたら嬉しいです。 メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種取得済み。

最近の記事

まだまだ新しい発見が

夜中に車で帰宅したら 庭先を横切る茶色い動物が。 猫かと思って見たら野うさぎ! まだまだ田舎にも新しい発見がある。

    • かっこいい大人

      かっこいい大人とは何だろうかと考えてみる。 逆にかっこ悪い大人は日常生活でもけっこう目にするのですぐにイメージが湧く。 不潔 自慢話 愚痴 迷惑たばこ 迷惑飲酒  ・・・等々 とするとかっこいい大人はそれらの逆で、 清潔で謙虚で愚痴を言わず、酒たばこはマナーを守ってたしなむ人。 一般的にはそんな感じかもしれない。 これまで仕事で出会ってきた大人たちの中で、印象に残っているおじさんがいる。 私がまだ20代の頃に出会ったそのおじさんは、ある出版社の編集部長で、酒癖はちょっと

      • 大晦日について(三島由紀夫っぽく)

        大晦日。 暮れ六つ時、時計台の鐘が鳴った。 私は自室の窓に凭れかかり、鐘の音を聴いていた。 外はすでに真っ暗になっていた。 街の灯りが闇の中にぼんやりと浮かび上がる。 私はその灯りを眺めながら一年を振り返った。 今年は私にとって様々な出来事があった年であった。 喜びもあれば、悲しみもあった。 しかし、いずれにせよ、それは私にとってかけがえのない時間であった。 私は静かに胸の中で思った。 「来年も、この鐘の音を聴きながら一年を振り返りたい。」 鐘の音が、今度は一回鳴った

        • 大晦日について(川端康成っぽく)

          大晦日の夜、街は静まり返っていた。 街灯の光が、雪の降り積もった道路を照らし、雪はまるで銀の糸のように輝いていた。 空には月が静かに輝いていた。その月はまるで鏡のように街の景色を映し出していた。 街の喧騒はすべて消え去り、ただ静寂だけが街を包んでいた。 その静寂の中、遠くから鐘の音が響き渡った。 鐘の音はゆっくりと、そして力強く街中に響き渡った。 その鐘の音に、人々は立ち止まって今年一年を振り返った。 今年一年はどんな一年だっただろうか。 幸せな一年だっただろうか。それ

        まだまだ新しい発見が

          山ちゃんと健康

          大学のひとつ下の後輩に山ちゃんという男がいる。 四国のど田舎から上京してきた、背が高くて、人懐っこくて、憎めない感じの良く笑う後輩だ。 大学生当時、就職活動の時期になった彼が、就職先を探す上で、たった一つだけ譲れない条件があった。 「なるべく楽をして生きていきたい」 汗水たらして必死に働いて大金を稼ぐつもりもないし、立身出世する気なんてさらさらない。 なるべく大きくて潰れる心配がない会社で、なるべく暇なポジションについて、なるべく良いお給料をもらって、残業とかノルマとか

          山ちゃんと健康

          私は新井千裕という作家が大好きだ

          私は新井千裕という作家が大好きだ。 初めて読んだ時に、その自由でPOPで冗談ぽい雰囲気の中に、どこか切なくて命の儚さと寂しさも感じられる不思議な文体にシビれてしまった。 それ以来、私は新井千裕という作家がずっと大好きだ。 当時1990年代前半は、まだほんのりとバブルの残り香が感じられるような切ない時代で、インターネットも携帯電話も普及しておらず、当然だがWindows95もなくて、当たり前だけれどグーグル検索やWikipediaなんてものもなく、人々は情報を探すのに本や雑

          私は新井千裕という作家が大好きだ

          夏風邪まつり

          おや、ちょっと喉が痛いな? くらいから始まった夏風邪ブームに火がついて、 家族全員でゲホゲホやっております。 もう速攻で病院に行って診察してもらい、処方してもらった薬を飲んでだいぶ良くなったし、熱は無いけれど食欲はあるので、食べられるものをガツガツ食べてはやめに全快したいと思います。

          夏風邪まつり

          働くお父さん

          7月も下旬になって学校は夏休みに突入。 高校三年生の子どもは、大学進学を目指して受験勉強と模試に明け暮れる日々。 父は進学に必要になるであろう受験料や入学金などを稼ぐために働く。 健康に気をつけながらマイペースに働く。 暑いから少しさぼりながら働く。 昼寝もする。 どの大学を目指すのか考えるのも決めるのも本人。 受験当日に空欄を必死で埋めるのも本人。 暑い日が続く。健康に気をつけてがんばって欲しい。 仮に受験に失敗しても自分を過剰に責めたりせず、元気にいて欲しい。 素

          働くお父さん

          有名人が自殺した時は

          有名人が自殺するとニュースやワイドショーで報じられます。 死人に口無しなので語られるものは全て憶測です。 その有名人のファンであったとしてもファンでなかったとしても、何らかの悪い影響をあなたの心が受けてしまう可能性があります。 だからしばらくはニュースやネットでその話題を目にしそうになったら逃げてください。 生きている我々にできることはそれくらいです。 日々は続きます。 死者には冥福を。 生者には幸福を。 まだまだ暑い日が続きます。 水分補給と休息を忘れずに、皆様くれ

          有名人が自殺した時は

          08 続・自殺者が実行に至るまで

          自殺の初期段階をすぎると、 「死にたい」 「消えてしまいたい」 とふとした時に考えてるようになり、その頻度がだんだん増えていきます。 そして、 ・自殺は悪い事なのかどうか ・残された人がつらい思いをするかどうか ・迷惑をかけてしまうかもしれない などについて冷静に考えることがどんどんできなくなっていきます。 この時点でもう頭の中は「死にたい」でいっぱいです。 その死にたいという気持ちの強さに比べたら、善悪や道徳、他人の事など全く価値が無いものにしか感じられません。

          08 続・自殺者が実行に至るまで

          【新卒必見】入社初日に緊張しない方法!

          学校を卒業して、はじめて社会人となる入社初日はどうしても緊張するもの。 そこで今回はいろいろな心配ごとへの対策方法をお伝えしたいと思います。 その1 不安や緊張はみんな感じるもの 全く新しい環境に行くわけですから、どうしても多少の不安は感じるものです。 そんな時は自分がその会社を志望した志望理由や、業務でやってみたいこと、将来的に実現したい事などを考えるようにしてみましょう。 仕事をしてお金を稼ぎ、一人前の大人として自立できる希望のほうに目を向けると、その不安や緊張も成長

          【新卒必見】入社初日に緊張しない方法!

          07 自殺者が実行に至るまで

          私たちの生活は、実は常に誰もが自殺する危険性とともにあります。 ある時に死にたいという思いが頭に浮かび、徐々にその思いが強くなり、何かのきっかけで理性が解体されると「死ぬこと」こそがただひとつの救いだと思い込んでしまいます。 これまでの記事をもとに、どのような流れで人は自殺を実行してしまうのかを考えてみましょう。 現代の日本は自殺したくなる環境条件がそろっている コミュニケーション不足 コロナの影響で、学校や仕事がリモートになったせいで、他者とコミュニケーションをとる機

          07 自殺者が実行に至るまで

          死と宗教にまつわる知識を書物から抜粋

          今回の記事のテーマは人生100年時代の死に関する素朴な疑問を多数取り上げ、宗教学者の視点でやさしく解説された本「しししのはなし」を読んで面白かった部分を抜粋してご紹介したいと思います。 死ぬのが怖い動物は人間だけ。他は生きているのに必死。食べられてしまうから。考える余裕がまずない。 宗教と科学は互いに介在しないで尊重しあうべきもの。 旧約聖書には死後の世界の記述はない。 新約聖書には死後の世界の存在と最後の審判の記述がわずかにある。 コーランには天国と地獄がくわしく書い

          死と宗教にまつわる知識を書物から抜粋

          06 なぜ人は自殺したくなるのか?

          人間が自殺してしまう要因には何らかの錯覚があると思います。 自殺に向かう3つの錯覚 その1 理性が解体されてしまう 死にたいという強い気持ちは、自殺志願者の理性をバラバラに解体してしまい、道徳や倫理観、法律など生きる上での重要なものを無意味なものだと錯覚してしまいます。 そのため自殺志願者にはどのようなまともな意見や議論も全く響かなくなってしまいます。 その2 言葉にできない苦しさ 赤ちゃんが言葉をしゃべりだす最初の頃は「あー」「うー」「だー」のように、はっきりと意

          06 なぜ人は自殺したくなるのか?

          05 どうして人間だけ自殺ができるのか

          どうして人間だけが自殺しようと思ったり、それを実行したりできるのでしょうか。 まず、自殺しようと思うためには、自分が「死ぬ」という事を知っている必要があります。 人間以外の動物たちはおそらく死という概念をそもそも持っていないか、持っていたとしても人間のように高度な死の概念は持っていないのではないでしょうか。 人間は何かに対して様々な発想ができます。 たとえば目の前に「水」があったとします。 物理的な液体としての水は、目に見える具体的なものでしかありません。 しかし、水を様

          05 どうして人間だけ自殺ができるのか

          日々の暮らしを少しハッピーにするライフハック

          今回の記事のテーマは「自殺」からちょっと離れて、日々の暮らしを少しハッピーにする考え方やコツなどについてご紹介したいと思います。 その1:自分をダメな人間だと思って落ち込んでしまう時 自分=ダメ人間 ではなく、 自分=自分はダメ人間だという考えを持っている人 という風に考えるようにしてみましょう。 自分の思考と自分自身を切り離して別のものとして考えるようにすることで、自分を責める気持ちが弱まります。 ネガティブな思考は、好みじゃない回転寿司のお皿くらいに考えるように

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