見出し画像

嫌なことがあって、死にたいと思った時の支え

辞めたい
悲しい
辛い

皆さん今まで「死にたい」や「消えてしまいたい」と思った事があるはずです。

☑︎仕事で大きなミスをしてしまった
☑︎大失恋をした
☑︎信用していた人に裏切られた
☑︎家族とうまくいかない
☑︎いじめられた
☑︎パワハラ
☑︎セクハラ
☑︎モラハラ

そんな辛さを少しでも軽くするお話です。
※まず大前提として、これを聞いて、現在辛い方々に今を耐えろと言っているのではありません。死にたいくらい辛い環境が目の前にある場合、あなたの生よりも大切なものはありません。危機的状況、環境からは逃げ出してください。
これは受けた傷を軽くするもの、前を向きやすくするために活用いただきたいもので、辛い環境を耐え続けるためのものではありません。

今辛いと思っているあなたに読んで欲しい。
長くはありません。
劇的な効果を発揮するものではありませんが、少し救われる気持ちになるおまじないです。

現に、私はこの考え方で何度も救われましたし、人からの相談にのった時は必ずこの話をしています。
今まで聞いた方は納得されて、前向きに考えられるようになった、気持ちが軽くなった、明日を生きてみようと思ったなどと言ってくださりました。

さっそく本題に入らせて頂きます。

本当に辛い事があった時、目の前が真っ暗になって、選べる選択肢が全然見えなくて、他の人の言葉が全て他人事に聞こえて、自分が一番不幸で悲しく思えて、ずっと抜けられない暗闇にいる気持ち。。。

心がそんな感情で満たされると、本当に「今」のこの「出来事」しか見えなくなってしまいます。

人の心は精神のバランスを保つために物事の記憶と感情の記憶を分けて収納しているんです。

つまり、ある出来事があり、それに対してこんな事があったなぁと覚えている記憶とその時にどのように感じたかの記憶は別になっているという事です。

さらに、精神のバランスを保つために、その感情の記憶は記憶する割合が限られています。
楽しい記憶は5割、悲しい記憶は2割、それ以外の感情の記憶は3割の比率です。

ここで重要なのは悲しい記憶は2割しか覚えていないということです。

今、あなたは辛くて悲しくて、死にたいと思っています。
過去にそのような辛くて死にたいと感じた思い出はありませんか?

失恋や仕事の失敗、裏切り、家族関係など、今いくつか思い出してみてください。
死にたいほどではなくても、吐くほど辛かった部活の記憶などでも構いません。

出来事は思い出せます。
ただ、その時の辛さは、そこから色が抜けたような漠然とした感情としてしか覚えていないはずです。

つまり、今を乗り越えれば、今のこの切り裂かれるような辛い感情も必ずそうなります。

「大丈夫だって」
「いずれ良い思い出になる」
「笑い飛ばせるようになる」
など、よくこのような励ましをかけられても、私はどこか他人事のようで、納得できませんでした。

ずっとこの気持ちのままじゃないかと思うと怖くて、死にたいと思っていました。

でも、
精神がバランスを保つために、
今まであった辛い過去の事のように、
今のこの辛さも、私の心がきちんと風化してくれるんだと分かると、自分の体験してきた事ですし、自分の心の働きの事なので少し安心できました。

今だけなんだな。
明日になれば、明後日になればと思う事ができました。

こんな言葉で全てを救えると思っていません。
辛い気持ちは当事者しかわかりません。
目の前が真っ暗になって、選べる選択肢が全然見えなくて、他の人の言葉が全て他人事に聞こえて、自分が一番不幸で悲しく思えて、ずっと抜けられない暗闇にいる気持ち。。。

そんな気持ちが少しだけ軽くなれば嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?