見出し画像

読書感想文 40歳が来る!

2016年11月15日に亡くなったライター雨宮まみの未完のWeb連載の書籍化



タイトル通り40歳に近づきつつある著者のエッセイ。
九州の女は父親を越えなければいけないという話が
書かれていて切実な話だと思う。
友達と過ごした時間について本当に
楽しそうに書かれていてその後の事を知っていて読むのがつらい。
死を考えている時に会いに来た
友達からかけてもらった言葉の件で落涙。
知ってる人が死ぬってやっぱり寂しいから生きていられるなら
死んでほしくないよなと思った。
様々な人の著者についての思い出の寄稿のトーンが
違って人が死ぬってみんな悲しいけど
悲しいにも色々あるよなと思う。
最後にあるデビュー前の原稿がすごくて
熱心な読者ではなかったが
改めてなんで死んでしまったのだろうと思う。
考えてみたらロフトプラスワンのトークショーで
一回雨宮まみさんみた気がする。
読み終わって自分の周りの死んだ人の事を考えてみる。
自分が物心つくまえに小さい時に死んじゃった自分の一番上の姉さん
中学生の時からよく草サッカーやってたけど20歳位の時に自死中学生の友達
舞台挨拶で一回姿を観ただけの女優さん。
もっと飯行って話したりすれば良かったと思うし
もっと出た映画や撮った映画を観ておけばよかったと思う。
前は死ぬほどつらい人死ぬのを止めることなんてできないと
思っていた。
年を取って考えが変わったのもあると思うがこの本を読んで今は
死ぬほどつらくてもやっぱり死ぬなとか言えないけど
死んだらさみしいから死んでほしくない
と雨宮さんの友達みたいに言った方がいいよなと思った。

この記事が参加している募集

読書感想文

面白い人に話を聞いてみたいです。 リアクションあるとはげみになります。 メッセージ添えて頂けたらなお嬉しいです。