読むことは呼吸すること。
この季節にぴったりの新書を手に取りました。
「彼女たちの場合は」 江國香織 さんの作品です。
1. 全体的な世界観
2. 人物描写の繊細さ
3. 楽観的でも悲観的でもない空気感
江國さんの世界観は本当に吸い込まれるような不思議な感覚に包まれることが多く、文庫本もまたコレクションしたいなと思っています。
多くの視点は特に女性にとって共感を覚えられるロマンがあると考えています。また登場人物がリアルなのにたまに夢見がちな所もあったりして、なんとなく感情移入できる場面が多くあるのかもしれません。
とにかく1頁目、2頁とめくっていくと心が踊るような感覚になれるのが江國さんワールドだと思っています。
今回は、アメリカを舞台にしている描写も多く(海外を舞台にされている場面も多くそれもまた好奇心を擽るのですが)、私自身もどっぷりその世界に浸かりたいと思っていました。行きつけの本屋に行き、久しぶりにハードカバーの新書を手にとりました。やっぱりじっくり選んで1冊買うのは、オンラインでの買い物とまた違った充実度がある気がします。
ゆっくりシャワーを浴びて、好きなブログを読み、冷蔵庫からビールを片手に、江國ワールドに導かれていくのでした。
読むことで心が満ち足りていく。
シンプルだけれど、スマートフォンから目を離してページをめくるこの感覚ってやっぱり良いな。
<書評は別途また書き足して行きます。>
ありがとうございます! 僅かながら夢に向かう励みになります。