皆さんは、占い師に何を期待していますか？
あるいは、占いそのものもどういう風に捉えていますか？

おそらく半分くらいの人は「当たることもあるけど、当たらないことも多い」くらいのイメージではないかと思います。
そういう占い師が多いことも事実なのですが。。

「あの占い師、よく当たるのよ！」なんて、よく女性が話しているのを耳にしますが、そういう声を聞くたびに「占い師なんだから、当てて当然だろう」と思うのですが、世間ではどうもそうではないようです。
おそらく、当たらない、というか、当てられない占い師の方が、結構多いのではないでしょうか。

占いには大きく分けると「鑑定」と「ご指導（アドバイス）」という2つの柱があります。
皆さんは「ご指導」なんて求めていなくて、いや「ご指導」をしてもらえると思っていなくて「鑑定＝占い」と思われているのではないでしょうか。
※ここでいう「ご指導」とは、「彼との将来は？」みたいなことではなくて、「人生を変えるための」という意味です。

私の捉え方は、「鑑定」は「ご指導」の前準備（＝データ作り）だと思っておりますので、「鑑定」をはずしたら、「ご指導（＝アドバイス）」は必ずはずれますから、その占い師の言うことを聞いて行動すれば、必ず人生は間違った方向に進みます。

これまでたくさんのデタラメをみてきました。
いわゆる普通の占い師の間違いや、ウソなど山ほどありますから、そんなことを書いても仕方ないのでやりませんが、これは皆さんが多分知っている、テレビにも出ていて、本も書いていた占い師の実話です。
名前だけは伏せておきますが。

・自閉症のお子さんの相談を受けて、その家の間取りを見ないでも言い当てたら、そこは高名な先生（占いの分野を書いたら一発でバレてしまいます）に観てもらった家でした。

・引越しの方位の相談を受けた時に、ついでに間取りを観てあげたら、健康に問題がある男の子がいることがわかったのですが、そこは本も書いている風水の先生の指示通りに建てた家でした。

・中堅企業の経営のご相談を受けた時に、会社の相がデタラメだったので「このオフィスでは・・」とお話をしたら、そこは以前、テレビ・ラジオにも出ている先生の指導を受けたオフィスでした。
机を動かしただけで数十万円請求されたそうです。もちろん何も良くならなかったそうです。等々。

こういうことも多々起きてきていますから、「鑑定」をはずすような占い師に相談してはいけないのですが、私が不思議に思うのは（自分の健康上の問題なら、将来のためにも聞いておく価値はあると思うのですが）「私の性格は？」とか「彼の性格は？」と聞いてくる人です。

自分の性格は自分がわかっているはずですから意味が無いと思うのですが、それにお金を払って聞いてくるって、どうなのでしょう。
もちろん聞かれた以上はお答えしますが、「当たってる〜！」と言ってビックリされていますが、「当たってる」ということは、自分でわかっているということですね（笑）

また、「彼」と言っているということは、すでに付き合っているはずなのに「彼の性格」っておかしいと思いませんか？
性格をわからない人のことを好きになっていることの方が大問題だと思うのですが。。
「今、付き合っている彼は、結婚相手としてふさわしいと思いますか？」でしたらわかるのですが。

「鑑定」というのは、

性格や体質
行動パターン（もちろん失敗のパターンも）
過去の失敗の原因
結婚相手であれば、夫婦の将来や子供
会社であれば仕事運や人間関係

などを言い当てるということです。

自分で把握していることがあったら聞いてみてください。
それがはずれたら、その占い師は「鑑定をはずした」ということです。

＜つづく＞