今日から日本シリーズです。

前もって分析していなかったのですが、こういう観方もあるということでお読みください。

野球のようなチームスポーツの場合は、監督の運気と主力選手の運気を観て予想をたてますが、これとは別に「流れ」というものがあります。

今年のセ・リーグのクライマックスシリーズは、巨人ーヤクルト⇨巨人ー広島という組み合わせでした。
巨人は一時はクライマックス圏外でしたが、高橋監督の辞任が決まってから息を吹き返し、3位でクライマックスに滑り込みました。
ヤクルトとの第1戦を上原の奇跡のような17球で切り抜け、第2戦は菅野のこれまた奇跡のようなノーヒットノーランで勝ち、勢いづいてマツダスタジアムに乗り込みました。

しかし、そこに立ちはだかったのが大瀬良大地で、素晴らしいピッチングで巨人の勢いを止めてしまいました。
結局、広島の3連勝で、カープがセ・リーグのチャンピオンになりました。

これに対してパ・リーグは西武有利とみられていましたが、2位のソフトバンクが3位の日本ハム、1位の西武戦で、これでもかというくらい打ちまくり、まさに叩き潰して下克上を達成しました。

そのソフトバンクの前に、今日立ちはだかるのは、またしても大瀬良大地です。両リーグとも3位、2位のチームが奇跡のように勝ち上がってきて、そこに大瀬良大地が立ちはだかるという展開になりました。
こういうのを「流れ」というのです。

ですから、今日、大瀬良で広島が勝てば、4連勝とは行かないまでも、広島の日本シリーズ制覇になるでしょう。
ソフトバンクが勝てば、一気にシリーズの流れを掴むでしょう。
ただし、広島が勝ったとしても、大瀬良が打たれれば、やはりソフトバンクが有利になります。

あと、広島の緒方監督が戌亥天中殺で、それを心配する声もありますが、「2度目」の日本シリーズですから、そんなに影響がないと思いますが、勝ちを焦ると失敗します。
つまり、どっしり構えて戦えば天中殺の影響は出ませんが、勝ちを焦って奇策を用いたり、普段組まないようなオーダーを組んだり、選手起用をすれば天中殺の影響が出て負けるでしょう。

こういう観点で試合をご覧になっても面白いかなと思います。