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発達障害の息子


手帳持ちの息子(高2)

息子は療育手帳を持っています。

B2という一番軽度の物です。
当時高1だった息子と相談して、メリットの方が多いと思い、交付をしてもらうことになりました。
息子は双極性障害、ADHD、境界知能です。

境界知能とは、知的障害ではないけれど、知能指数(I Q)が一般より低い70~84に位置する人のことをいいます。

IQ=脳の特徴が凸凹していることを確認

とはいえ、学習障害があるわけではなく、(短期)記憶力のスコアは高めで、他のスコアが低かったりと、息子の結果は典型的な凸凹タイプでした。

凸凹が強いほど、一般社会になじむのが難しい、と言われいます。
検査は小6,高1と2回受けましたが、そのきっかけは不登校でした。


暗黒時代

コロナの自粛生活をきっかけに、朝起きなくなり、学校に行かなくなりました。
私と息子の戦いが始まりました。
反抗期も重なり、部屋に閉じこもり…私を避け、
取っ組み合いになって、大騒ぎしたこともありました。

一体、息子に何が起きてるの?

この時は、藁をもつかむ気持ちで、スクールカウンセラー、児童相談所にも相談しました。
どうしたらいいか分からなくて、誰かに、助けてほしかった。
(結局、どこも、だれも、助けてくれることはなかった。)

精神科の受診

引きこもりになって3年ほどたった頃、このままではいけない!と、精神科を受診することにしました。鬱病なのかもしれないと思ったからです。

そして・・・「双極性障害」と診断されました。
それは、気持ちの浮き沈みが激しく、思春期に多いそう。とくに朝、強い眠けやだるさがあるようです。

投薬治療が始まりました。

「本当は学校へ行きたかった」

息子がポロリと本音をこぼしたのは、この頃でした。
行こうと思っても、強い眠気で何もできず、何も変えられない…
息子も悩んでいたのです。

2回目の児童相談所

不登校になる前の小6の時、息子の特性が発達障害に該当すると思っていた私は、児童相談所に連絡をして、発達の検査をしてもらっています。
あの頃と年齢も環境も変わったし、もう一度検査した方がいいと思い、児童相談所に連絡しました。


余談ですが、児童相談所もスクールカウンセラーも、親身になってくれることはなく、ヒアリングのみで、結局なにも解決しないのです。
なので、自分から、こうしたい!という意思を伝える必要があると感じます。

息子はIQ84

69以下だと”知的障害”
85以上で平均値

70~84という、一般より低い70~84に位置する人のことを「境界知能」と呼びます。(84以下で、療育手帳交付の対象)

精神科の通院や、療育手帳の交付は、息子の意識に少し刺激があったようでした。

気持ちの↑↓はあるものの、少しずつ学校に行ける日が増えてきたのです。

現在の様子

ここ4ヶ月ほど、学校に休まずに行っています。
手帳持ちの生徒が多い学校でもあるので、先生方のサポートが手厚く、友達にも恵まれ、支えてもらっています。

試行錯誤したことによって、息子自身が特性に対する理解ができたようです。
自分自身が、理解する…そして工夫しながら生活できるようになるのが、幸せへの近道ですが、とても簡単なことではありません。
何をどうすればいいのかは、十人十色です。

まだ不安定な日もありますので、無事に高校卒業目指して、サポートしようと思います。

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