水上 彩 | ワインライター

きものとワインと猫を愛し、毎日着物生活をめざして「きものでワイン」の日々を送る。 ◆公式ブログ『余韻手帖 | きものでワイン』http://muse-bacchus.com/

Interview:Celia Hay | ニュージーランドワインの今

「世界が白に目覚めた一本」。

 ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランを世界に広めたカリスマワイン「Cloudy Bay(クラウディ・ベイ)」のキャッチコピーである。

 マールボロー地方のソーヴィニヨン・ブランをきっかけに、ニュージーランドワインが世界に注目されはじめたのが1990年代。いまやワイン銘醸地として地位を確立しつつあるニュージーランドの今を追うべく、ニュージーランドで料理とワイン

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「ワイン吟行」VOL.7 トルコでワインを買うには:トルコのワイン事情・その2

次に、ワインを購入したい場合。

そもそもオシャレなワイン専門店は少なく、一般人が酒を買うには、個人商店かスーパー・マーケットで購入するのがふつう。地方都市でも、一本通りを入ると、アルコール類を買える店が大抵ある。今回は個人商店、スーパー・マーケット、お洒落なワインショップの3つに分けて、売り場をリサーチした。

①個人商店

 スーパーがないような小さな街でワインをゲットするには、まず個人商店を

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「ワイン吟行」VOL.12 首都トビリシの「天国」へ:ワイン聖地巡礼その4

トビリシはワイン好きには天国のような街で、至る所にワインショップがある。しかも試飲はフリー。軒先の「Free Tasting」という看板に、目移りしてしまう。

 トビリシの旧市街の中心地Riverty Square周辺は、ヨーロッパにも似たお洒落な雰囲気。石畳の道が風情を醸し出している。川沿いに向けて通りを下っていくと、『Wine Cellar』『Vino Paradiso』という魅惑的な看板が

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グルジア発『アラサー女子の幸福論』Vol.5

翌日は、その前日とうって変わって、旅の中でも最高に美しい日となった。鮮やかに晴れた空は、ペルシャン・ブルーに光り、輝かしい未来が待っている気がする。嫌なことがたくさんあった日本にも、この青空が続いているとは信じがたい。ウシュグリまではジープで2時間半。前日の雨で道はぬかるみ、スピードを出せばタイヤが泥にはまる悪路だった。そんなことは気にならないほど、私は高揚していた。         

 我々は

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グルジア発『アラサー女子の幸福論』Vol.4

ヴィンセントに会ったのは、そんな憂鬱から始まった1日の昼下がり。流れの早い川をもっと近くで見ようと土手をおりた矢先に雨が降り始め、服も靴も、1ミリ残さず、ずぶ濡れだった。温かいものが飲みたくて、ビールの看板をぶら下げた小さなカフェに入ると、片言のグルジア語で温かい珈琲とチョコレートをオーダーした。ほっと一息ついていたところに、声をかけてくれたのが彼だった。プロヴァンス出身の陽気なフランス人で、日本

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