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#Photogrammetry #Archaeology #Folklore #EarthObservationSatellite #Astronomy #RemoteSensing

最近の記事

私の”フォトグラメトリワークフロー” ー失敗メモ その2ー

 「私の”フォトグラメトリワークフロー” ー失敗メモー」シリーズでは私がフォトグラ作業をしていて「失敗したなぁ」とか「こういう所は気をつけなくちゃ行けないんだな」と気付いたことをメモしていきます。フォトグラメトリを始めたばかりの方々の参考になれば幸いです。 石造物のフォトグラ -特に刻印文字-  今回は失敗というほどではなく、気付きを得たと言うところでしょうか。単純に「刻印文字を復元するには高精細モードで処理すれば良かったのだ」といいことです。  私はフォトグラメトリの処

    • 私の”フォトグラメトリワークフロー” ー失敗メモ その1ー

       「私の”フォトグラメトリワークフロー” ー失敗メモー」シリーズでは私がフォトグラ作業をしていて「失敗したなぁ」とか「こういう所は気をつけなくちゃ行けないんだな」と気付いたことをメモしていきます。フォトグラメトリを始めたばかりの方々の参考になれば幸いです。 1.石碑の碑文のフォトグラ 最近(2024年時点)、地域の名もない石碑などの碑文を記録しておこうと思い立ちました。そこで、いきなり古くて読みづらくなった石碑に取りかかるのではなく、まずはまだ新しく碑文が明瞭に読める石碑で

      • フォトグラメトリをした3Dモデルから意味を見出したい。 ー廃仏毀釈 その4ー

         私はフォトグラメトリで生成した3Dモデルを単に愛でるのも好きですが、その3Dモデルから何らかの意味を見出したいとも思っています。このシリーズでは私が作成した3Dモデルのうち、石塔や石仏、石碑の3Dモデルから私なりに読み取れたこと、そこから仮定したことを綴っていきたいと思います。  そのシリーズ1回目のテーマは「廃仏毀釈」です。  以下の記事は@musimarusanが個人サイト(現在は廃止)に掲載していた内容を基に改めて考察を行い再構成をしたものです 1.文献の記述も確

        • フォトグラメトリをした3Dモデルから意味を見出したい。 ー廃仏毀釈 その3ー

           私はフォトグラメトリで生成した3Dモデルを単に愛でるのも好きですが、その3Dモデルから何らかの意味を見出したいとも思っています。このシリーズでは私が作成した3Dモデルのうち、石塔や石仏、石碑の3Dモデルから私なりに読み取れたこと、そこから仮定したことを綴っていきたいと思います。  そのシリーズ1回目のテーマは「廃仏毀釈」です。  以下の記事は@musimarusanが個人サイト(現在は廃止)に掲載していた内容を基に改めて考察を行い再構成をしたものです 1.あと2つの題目

        私の”フォトグラメトリワークフロー” ー失敗メモ その2ー

        • 私の”フォトグラメトリワークフロー” ー失敗メモ その1ー

        • フォトグラメトリをした3Dモデルから意味を見出したい。 ー廃仏毀釈 その4ー

        • フォトグラメトリをした3Dモデルから意味を見出したい。 ー廃仏毀釈 その3ー

          フォトグラメトリをした3Dモデルから意味を見出したい。 ー廃仏毀釈 その2ー

           私はフォトグラメトリで生成した3Dモデルを単に愛でるのも好きですが、その3Dモデルから何らかの意味を見出したいとも思っています。このシリーズでは私が作成した3Dモデルのうち、石塔や石仏、石碑の3Dモデルから私なりに読み取れたこと、そこから仮定したことを綴っていきたいと思います。  そのシリーズ1回目のテーマは「廃仏毀釈」です。  以下の記事は@musimarusanが個人サイト(現在は廃止)に掲載していた内容を基に改めて考察を行い再構成をしたものです。 1.西東京市下保

          フォトグラメトリをした3Dモデルから意味を見出したい。 ー廃仏毀釈 その2ー

          フォトグラメトリをした3Dモデルから意味を見出したい。 ー廃仏毀釈 その1ー

           私はフォトグラメトリで生成した3Dモデルを単に愛でるのも好きですが、その3Dモデルから何らかの意味を見出したいとも思っています。このシリーズでは私が作成した3Dモデルのうち、石塔や石仏、石碑の3Dモデルから私なりに読み取れたこと、そこから仮定したことを綴っていきたいと思います。  そのシリーズ1回目のテーマは「廃仏毀釈」です。  以下の記事は@musimarusanが個人サイト(現在は廃止)に掲載していた内容を基に改めて考察を行い再構成をしたものです。 1.簡単に廃仏毀

          フォトグラメトリをした3Dモデルから意味を見出したい。 ー廃仏毀釈 その1ー

          前方後円墳の築造時期推定の試み

           以前、「統計的手法を用いた関東地方に所在する前方後円墳の形状に関する時間的変遷及び地理的分布の特徴把握並びに形状情報を用いた編年未決定墳丘の築造時期推定手法開発の試み」という自主研究をやりました。ここでは、この研究の後半部分の「築造時期推定手法開発の試み」を別の方法で試みたことを書いていきます。ただ、詳しく書くと連載が続かないので、詳しい説明は一切しないのでご勘弁ください。 1.目的  自主研究では関東地方(群馬県、栃木県、埼玉県、茨城県、千葉県、東京都、神奈川県)の前方

          前方後円墳の築造時期推定の試み

          点群データをいじってみる -オープンナガサキ-

           ちょっと思い立って、自治体が公開している点群データをいじってみようと思いました。  前回は単純にソフトウェアを使って点群データを表示するだけでしたが、今回はPythonコードでを使って表示しました。「詳細 3次元点群処理 Pythonによる基礎アルゴリズムの実装」(金子朝子, 秋月秀一. 千葉直也著 講談社)のコードを使いました。使用したコードは次のとおりです。オープンナガサキの点群データはそのままでは容量が大きいのでコードの中でダウンサンプリングをして表示したときに動作

          点群データをいじってみる -オープンナガサキ-

          衛星画像で見る世界の遺跡 ー テオティワカン/メキシコー

           ESA(欧州宇宙機関)が運用している陸域観測衛星Sentinel-1とSentinel-2の観測画像を使って世界の遺跡を見てみます。衛星画像はGoogle Earth Engineから取得しています  有名どころですね。  南から、ケツァルコアトルの神殿、太陽のピラミッド、月のピラミッドが並んでいて、それらを大きな参道「死者の通り」が繋いでいます。Google Mapでみると下のリンクのとおりです。  まずは、上のGoogle Mapと同程度じ範囲をSentinel-2

          衛星画像で見る世界の遺跡 ー テオティワカン/メキシコー

          点群データをいじってみる -オープンナガサキ-

           ちょっと思い立って、自治体が公開している点群データをいじってみようと思いました。  扱ってみるのは長崎県が公開している「オープンナガサキ」の点群データです。ダウンロードできるサイトはこちらです。  そして、今回は私が2年半住んだことのある五島列島の福江島南東部のデータを取り上げます。取り上げる範囲は↓この辺です。  今回は点群データを可視化したところまでを紹介します。点群データに色情報も乗ってるんですね。高解像度の衛星画像のように見えます。  可視化ソフトウェアを使

          点群データをいじってみる -オープンナガサキ-

          衛星画像で見る世界の遺跡 ー 王家の谷/エジプト ー

           ESA(欧州宇宙機関)が運用している陸域観測衛星Sentinel-1とSentinel-2の観測画像を使って世界の遺跡を見てみます。衛星画像はGoogle Earth Engineから取得しています  有名どころですね。エジプトの王家の谷です。  有名なのだけど、実はどんなところにあるのか知らなかったので衛星画像で確認することにしました。下の図はGoogle Mapへのリンクです。 https://www.google.co.jp/maps/@25.7433686,32.

          衛星画像で見る世界の遺跡 ー 王家の谷/エジプト ー

          衛星画像で見る世界の遺跡 ー メロエ/スーダン ー

           ESA(欧州宇宙機関)が運用している陸域観測衛星Sentinel-1とSentinel-2の観測画像を使って世界の遺跡を見てみます。衛星画像はGoogle Earth Engineから取得しています  アフリカのスーダンにあるピラミッドを含む都市遺跡です。  Google Mapでみるとピラミッドがあるのが分かります。一方、Sentinel-1及びSentinel-2の画像で見ると下図のようになります。左がSentin el-2観測によるTrueColor画像、右はSe

          衛星画像で見る世界の遺跡 ー メロエ/スーダン ー

          衛星画像でみる世界の遺跡 ーマチュ・ピチュー

           ESA(欧州宇宙機関)が運用している陸域観測衛星Sentinel-1とSentinel-2の観測画像を使って世界の遺跡を見てみます。衛星画像はGoogle Earth Engineから取得しています  南米ペルーのクスコ地方にある遺跡「マチュ・ピチュ」の周辺をSentinel-2の画像でみてみます。マチュ・ピチュの位置は下の地図で赤丸で示しています。  遺跡のある場所をSentinel-2観測のTrueColor画像で見ると下のような画像になります(観測日時は2023年

          衛星画像でみる世界の遺跡 ーマチュ・ピチュー

          衛星画像でみる世界の遺跡 ーカンボジア アンコール遺跡ー

           ESA(欧州宇宙機関)が運用している陸域観測衛星Sentinel-1とSentinel-2の観測画像を使って世界の遺跡を見てみます。衛星画像はGoogle Earth Engineから取得しています。  アンコール寺院とバイヨン寺院周辺を中心にしたアンコール遺跡の全体像の画像です。上の画像が光学衛星Sentinel-2で撮像したTrueColor画像(2023年1月3日0331UTC撮像)、下がSAR衛星Sentinel-1で観測したVV偏波、VH偏波の後方散乱計数(20

          衛星画像でみる世界の遺跡 ーカンボジア アンコール遺跡ー

          私の”フォトグラメトリワークフロー” -ドローン撮影の場合 その3-

           私がフォトグラメトリ(以下、フォトグラと略す)で3Dモデルを作っていくときのワークフローを紹介しています。今のところ、まだ右往左往することが多くてワークフローが定まっているとは言い難いのですが、とりあえず現時点版です。 このシリーズではドローンを使って撮影した写真から3Dモデルを作成し、Sketchfabへアップするまでの工程を紹介します。 第三回目はSketchfabへのアップロード、今回で最終回です。 第一回目ではドローン撮影のワークフローを、第二回目ではフォトグラメ

          私の”フォトグラメトリワークフロー” -ドローン撮影の場合 その3-

          私の”フォトグラメトリワークフロー” -ドローン撮影の場合 その2-

           私がフォトグラメトリ(以下、フォトグラと略す)で3Dモデルを作っていくときのワークフローを紹介しています。今のところ、まだ右往左往することが多くてワークフローが定まっているとは言い難いのですが、とりあえず現時点版です。 このシリーズではドローンを使って撮影した写真から3Dモデルを作成し、Sketchfabへアップするまでの工程を紹介します。 第二回目はいきなりですがフォトグラメトリ処理です。  第一回目ではドローンに依る撮影を行いました。私が使っているDJI AIR2Sは

          私の”フォトグラメトリワークフロー” -ドローン撮影の場合 その2-